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「考えない」と「思いつめない」の違い

気付いたら100記事目ということで、
何を書こうかと考えて
祝い話からの気づきを書くことにしました。

先日、祖母の89歳の誕生日祝いで
親戚で集まりました。

そこで酔っ払ってきた母が
「私は60になったとき、
あとちょっとしか生きられないと思って、
残りの人生で何をしようか考えたんだけど、
80を超えた先輩はどうでしたか?」
という質問をしたところ
「何も考えてないよ」というシンプルな回答。
これには皆んな、驚き。
難しく考えないことが大事なんだー
と口々に言って合っていました。

私も「考えることの重要性」を感じてきた人間だったので、超衝撃的でした。
でも、長寿の秘訣は、本当に
考えないこと。悩まないこと。なのか???

思い返せば、祖母は自分のことで悩むより
人のことを心配するような人なのかもしれません。
悪徳商法だと分かっていても
5000円くらいだからといって
訪問販売のお兄さんから
箒を買ってあげちゃったこともあります。
兄の借金を返済してあげたこともあります。
会えばいつも「あんたたちが心配なんだよー」とストレートに言ってきます。

そんな優しいのかバカなのか分からない祖母。
曽祖母が助産師で、現金で家を建てちゃうようなバリバリ働く人だったのだけど、
その曽祖母から祖母は「あんたは、とろくて、どんくさい」と言われてたそうで、
ショックだったと言ってました。
でも、気を病むような風ではないんです。
もちろん、昔のことだから、
もう、そんな気にしてはいないのでしょうが、
なんなんでしょう。
「辛い」「悩む」っていう感覚が
現代とちょっと違う感じがします。
説明も難しいんだけど、
これはとても大事なことだと思ってて。

「気にしたり心配したりするけど、四六時中考えてしまうほどは思いつめないこと」なのかもしれません。

生きてれば、考えなきゃいけないことがたくさんあって、喜怒哀楽の感情も起こるわけで。
だけど、寝るときは寝る。食べるときは食べる。
そういうことが、自然と出来てるのかも。

祖母には
私が結婚するまで生きててほしいと
密かに思っているので、
100歳目指して生きてほしいな(笑)

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