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速記のこと

なんでだったか忘れてしまいましたが
急に速記のことを思い出したので少し…。

私は商業高校に通っていたのですが、何か部活に入部しなければいけなかったので色々見学していたところ(運動は苦手なので文化系…)

・部の雰囲気が柔らかかった
・特技と言えるものができる

というふわーっとした理由で速記部に入部しました。
入部してからの毎日は、想像以上に同じことの繰り返しで、まずはこちらの表にあるものをひたすら書く…!

【速記文字のあいうえお表(中根式)】

これは…本当に早く書けるようになるのか…
書けるようになるまで一体どのくらい時間がかかるのかと怖くなったのを覚えています。

課題の文章を一人が読み、他の皆は聞こえてくる文章を速記文字で書き、書き終えたものを日本語に訳し
訳したものと元の文章との違い(ミス)がどれだけあるのかで点がきまる…といったことを
もう、ずーーーっとずっと繰り返しました。
速記部は全国で見てもそんなに無い部活なのですが、全国大会とかもあったので、入賞を目指して頑張るぞ!…と、取り組んでいました。

なんやかんやで少しずつ文字の種類を覚えていって
省略文字というものも増え、どんどん早く書けるようになりました。
私は継続して物事に取りくむことが大の苦手なのですが、覚えれば覚えるほど、練習すればするほどできるようになる速記は、苦しいなあと思うこともあったけれど、楽しかったです。
速記の資格も取れるよう、かなり頑張っていました。青春です。でも見た目は地味…!
集中力は身についた気がします。飽きっぽいけど。

最初はふわーっとした気持ちで選んだ部活。
バイトもバリバリしていたので、夏休みとかもめちゃくちゃ部活あるし、こんなはずでは…なんて思ったことも正直ありましたが
3年間あまり嫌な思いもせず、楽しく過ごせたなあと思います。
それもこれも、優しくて穏やかな先輩、後輩、同期の部員に恵まれたからだと思います。
一人でできることだけど、一人では続けていなかった気がする…!

今、全然速記を使うことはないけれど
あえて選択しないと一生関わらないものなので
貴重な経験だった、選んでよかったな…と思ったので、ちょっと書いてみました。
何ってない、ただの思い出話でした。

とりあえず、身につけた集中力を呼び起こせよ!だらだらしすぎだぞ!と、自分に喝を入れたくなる毎日を最近は過ごしています。

おわり。





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