第11世代Fire HD 10を買ってみました

 どうもこんにちは。

 今年に入ってぐらいの話ですが、唐突に「タブレット端末が欲しい!」という欲求が出てきたんです。
携帯より大きい画面で、キーボードと組み合わせてPCのような使い方も出来るやつが手元にあったら楽しそうだな~、と。

 タブレットと言えば真っ先に出てくるのがiPadですが、これが一番安いモデルでもキーボードを付けると結構な値段になる(キーボードだけで18,800円)。近い位置付けのSurface Goもタイプカバーを付けるとやはりいいお値段。他には最近利用者が増えつつあるChromebookや、もっと安い所を探すと全く聞いたことが無いメーカー製のAndroidタブレットなどなど…

 とりあえずはリーズナブルに楽しめればとしばらく探していたところ、まさに絶妙なタイミングで出てきたのが第11世代となるFire HD 10。Amazonから発売されているタブレットの新型になります。
Fire HDというと動画やインターネットを楽しむための製品というイメージが強かったのですが、なんと今回の新型から純正のキーボード付きカバーが選べるというではありませんか!
しかも値段はお手頃。「これは買って確かめたい!」ということで、プライムデーでさらに安くなったところを押さえちゃいました。

2万円と少しでお手軽タブレットPC

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 いきなり下世話な所から書きますが、まずいろんなタブレットと比較してもめっちゃ安い。32GBモデルで15,980円は10インチサイズのタブレットとして激安。
まあやはりというかなんというか本体をよく見ると”Made in China”と書かれてはいるのですが、仮にも世界的な知名度のあるブランドから出ている製品でこの価格は驚きです。

 そして今回から追加されたキーボード付きカバーが5,980円。Bluetoothで接続するタイプです。
大体のキーボードカバーがスタンド等で立てて使用するのに対し、ノートPCのようにヒンジでしっかり固定されているのが特徴ですね。カバー部分とキーボード部分は磁石で固定されているので、付け外しも簡単です。
ただ、キーボード側がしっかりしている分、全部付けた状態は意外と重いです。それこそノートパソコンと結構いい勝負の重さ。
キーボード部分を外すとだいぶ軽くなりますが、特にキーボードは使わないという方は別に純正カバーがあるので、使用用途に合わせて選ぶとよいでしょう。

 ちなみに自分はこれらに加えて画面の保護フィルムも買いました。実は画面が結構つやつやで反射するので、気になる方は非光沢(アンチグレア)のフィルムがおすすめです。光の反射や映りこみが抑えられて見やすくなりますよ。

 タブレットとキーボード付きカバーで合わせて21,960円。これだけでお手軽にタブレットPCのような端末が出来てしまうのは本当にすごい。
しかもプライムデーの時は本体がさらに6,000円引きだったので、とんでもなく安い値段で買えました。恐るべし。

いろいろ使ってみる

 本題へ入る前に予備知識ですが、Fire HDはGoogle Playストアがサポートされていないので、 Amazonアプリストアという独自のストアからアプリを落とします。
ネットを探すと「Google Playストアの入れ方」なんてのが結構出てきますが、がっつりグレーゾーンなので当記事では言及致しません、悪しからず。

 ということでいろいろ使ってみました。
Fire HDは最初からAmazon関連のアプリが一通り入っており、プライム会員であればすぐにprime videoやKindle、Amazon Musicなどが利用できます。
10インチは画面がしっかり大きめなので、動画も快適に楽しめますね。prime videoの他に DAZNも使ってみましたが、全く問題無し。
Youtubeやアプリがサポートされてない配信サイトなどはSilkブラウザというFire HD用のネットブラウザから見ることになります。ブラウザの使い勝手については後ほど触れますが、見る分にはこちらも問題無し。試しでJ SPORTSオンデマンドも利用してみましたがばっちり見れました。

 ちなみに、レビュー等でスピーカーの音質について言及される事がありますが、個人的には値段を考えたら「可もなく不可もなく」な音質かなぁと。
こだわりが無ければ十分聞くに堪える音質だと思いますし、もしグレードアップしたい時はBluetoothスピーカーなどを接続するといいかもしれません。

 ゲームも気になったのでいくつか遊んでみました。
Amazonアプリストアではパズドラやモンストといった有名どころのソシャゲが(ある程度)配信されています。が、配信されていないものも多いので、遊びたい作品があるか事前に確認しておくのがおすすめです。
自分はアズールレーンを時々こっちで遊んでいますね。サーバーが同じであれば別の機器同士でも共通のデータで遊べるのでかなり快適です。

 ブラウザゲームも結構遊べました。
DMM GAMESで試したところ、ブラウザ上で動く作品であればPC向けでもある程度遊べるみたいです。例えば雀魂はあくまでPC向けとなっていますが、問題なく遊べちゃいました。
あとこのために思いきってグランブルーファンタジーも初めてみましたが、こちらもばっちり遊べます。ただPC向けよりスマホ向けレイアウトの方が遊びやすいかな?という印象でした。
DMMは独自のアプリストアも用意しているので、普段遊んでいる作品があればFire HDはかなり相性がいいかもしれません。

  ちなみに1点注意ですが、キーボードカバーは横向きにしかタブレットをくっつけられないので、縦画面で遊ぶタイプのゲームをやる時はキーボードからタブレットを切り離す必要があります。
いや、タブレットを背面カバーそのものから外して立て掛けるという力技も出来なくはないのですがなかなか大変なので、その手のゲームをプレイする機会が多い人は縦置きもできる純正カバーがおススメです。
あと10インチはなかなか大きいので、操作が多い(もしくは細かい)作品は少し大変ですね。RPGやシミュレーションとかをじっくり遊ぶのが恐らくちょうどいいと思います。

 続いてインターネット。Silkブラウザはちょっとクセがありますが、慣れれば十分使えるブラウザだと思います。
何がクセかというと、基本的にサイトはスマホ向けのレイアウトで表示されるため、サイトによっては両脇にかなり余白が残ったり、逆に大きく引き伸ばされて表示される事があるんです。なのでサイトに応じてスマホ向けとPC向けのレイアウトをボタンで適宜切り替えた方がいい場合も多々。
先ほど話した雀魂もDMM GAMESをPC向け表示にすることで遊べたので、ゲームをやりたい人も場所に応じて表示を切り替えるといいですね。

 最後に今回のある意味肝と言えるキーボードカバー。
これが個人的には結構良い感じです。カバーがしっかりしている分打ち心地が良く、ノートパソコンに負けない感触になっていますね。
一部配列やサイズがフルサイズのキーボードと少し異なっているので、例えばブラインドタッチできるぐらいタイピングが速い人ほど慣れがいるかもしれません。ただ自分はブラインドタッチも出来なければそんなに打つのも速くないので、特に違和感無く使えています。実はこの記事もFire HDから作成していますが、noteの編集も問題なく出来ていますよ!

使い方が合えばちょうどいいタブレット

 いろいろ試して思いましたが、Fire HD 10は格安なだけあって出来ない事やスペック的に難しい事も多いのは事実です。Androidのようなカスタマイズ性もカットされているので、やりたい事に応じて工夫が必要な点もあります。
ただ、それでもこの値段で動画やゲームが程よく楽しめるのはやっぱり魅力的ですね。加えてキーボードの使い勝手が好印象で、noteやブログといったウェブ上での執筆とは特に相性が良いんじゃないかなと。
事前に目的の使い方が出来るか確認した上で利用すれば、快適に楽しめるタブレットだと思います(Amazonのサービスを利用することが前提なのでプライム会員に入っていないと魅力は半減するかもですが)。

 せっかく面白い買い物をしたので、これからもいろいろ使ってみたいですね。特にnoteの記事にはこれからも使いたい!
タブレットはほんとピンキリで調べるほど面白いので、皆さんも気になったらチェックしてみて下さいませ。

 それではまた。

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