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メタラー夫をTravis Japanのライブに連れて行った話

タイトルにもある通りわたしの夫はメタルを軸にハードコア、ヒップホップ、地下アイドルを主現場として生きるおじさんオタクである。
そんな夫がわたしの影響もあり(※当方、トラジャ担という訳ではなくトラジャはまるっと好きな感じ)トラジャを聴くようになり事務所の既存グループとはちょっと違う洋楽寄りの音楽性を気に入り、かつテレビで見る松田元太くんのキャラを気に入り「見てみたい!」ということで先日横浜アリーナで行われたライブに連れて行った。

入場しての毎度、緊張の瞬間の発券!!引いたお席はアリーナ中断バクステサイド寄り!ファンサが絶対欲しいとかでなければまずまずの見やすいお席!!ここなら夫に生の松田元太くんを十分に拝ませてあげられそう!!!やったね!!!!!

いざ、ライブが始まりやはり気になるのは隣の夫の反応……横目で窺うと好きな曲になると体を小刻みに揺らしたり、ムビステで松田元太くんが近くに来ると抱えていたうちわとペンラをわずかに、本当にわずかにスーーーっと上げたりの承認欲求控えめおじさんwww
アンコールの撮可曲も好きな曲が来てちゃんとしっかり動画に撮ってました。後ほど自分のSNSでもしっかりポストしてましたね、偉い。

ライブも終わり楽しんでもらえたかなーと旦那に感想を聞いたところ

「踊れー!と煽られるけどあんなスペースじゃ踊れないよね。もっとフリーに踊ったり声出したりしたかった。ここの〝流儀〟としてはペンラを同じタイミングで振り、推しの顔が画面に映し出されたらキャー!っていうのがテンプレなんだろうけど。ライブステージを『見せられている』という受け身になってしまうのがちょっと物足りなかった……」

なるほど…………〝流儀〟
この界隈に身を置いてる者としては当たり前だと思っていたけど確かにメタルやハードコアのライブでモッシュやウィンドミルしていたり地下アイドルでマサイしたりMIX打ったりガチ恋口上していたオタクにとっては物足りないのかもしれない。
そこで思い出されたのが昨年のBring Me The Horizon来日公演のKNOT FEST。
そのフェスのメンツにYOASOBIがいたのだが普段YOASOBIなんて見られる機会がないこちら界隈のオタクたちはものすごく興奮したしこの日をすごく楽しみにしていた!
実際、YOASOBIのステージは凄かった……幾田りらちゃんの生歌ほんとすごい…ビビった…余談だが、2023年に見た中でどんな天井席だろうと埋もれ席だろうとどこにいようが〝歌〟がド直球に心に響いたのは超特急のシューヤ、ベビメタのSU-METAL、そしてこの幾田りらちゃんだった。(機会があれば聴いたり見たりしてみてね)
話を戻そう。そう、本当にYOASOBIのステージが素晴らしすぎたのでボルテージがMAXに達したオタクたちがサークルピットを作りウィンドミルをし始めたのだ!
こちらの〝流儀〟としては盛り上がったらモッシュ等でお返しするのが通常。
ただこれが普段YOASOBIに行っている人達からは大バッシングだった。
界隈ごとで〝流儀〟というものが違うのでそこが交わると化学反応を起こして良いものを産むこともあれば大炎上を起こすこともある。
個人的には炎上しようがしまいが交わらなかったとこが交わる瞬間を見るのが好きなオタクなのでそういうフェスがあるだけでワクワクしちゃうんだけど。

どこのアイドル現場もそうだろうけど夫みたいなオタクはフェス的な方が楽しめるのかもしれない。もっとそういうオタクを単独でも取り込めて行けたら裾野がもっと広がるんだろうなとは思う。きっとそういうのが壁になって行きづらい男、増してやおじさん達もいるかもしれないし。

宮近海斗くんが今年はフェスに出たいって言ってくれたんだけどどんどん出て欲しいな。ダンスボーカルグループ戦国時代の今でもパフォーマンスを見て絶対ハマる人はいると思うし、わたしはこの事務所の渉外担当と思ってるから…

そんなこんな思いながら宮近くんが「おみやげ(撮可動画)を見てTravis Japanの事を思い出してね」って言ったあの日のライブ動画を何度も見ながら楽しかったなーと反芻する日々…また必ず行くね、Travis Japan!!


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