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日記: 2023年の暮れから2024年の正月

記録。

2023年12月30日
大掃除。とはいえど、ブラインドの隙間をいつもよりも丁寧にやる、畳をあげる、隙間のほこり、壁と床を拭いたり照明器具の掃除ぐらいが特別な掃除で、ガラス戸は10月にやったし換気扇も12月初めにやってしまったんで簡単に。
暖かくTシャツ一枚で汗をかくほど。いつもなら「こんな寒い時に大掃除やるのは無理」って言っているが暖冬だとこの屁理屈が通用しない。

買い物に行ったらみかん2袋、3袋も買ってる人が多数いて、うちもみかん買っとこって思った。セリと刺身のブリが高いので取りやめ。どうせ正月明けたら安くなるだろ。
花と南天は買った。
晩御飯はおでん。大根はもう1日おいたほうがよかろう。

2023年12月31日
朝コーヒー2杯飲み段取りを考え、ラジオで「子ども科学電話相談」を流しつつ正月料理に取り掛かる。
正月プレイも4度目なのだが、自分の結論としては正月は人それぞれであり、自分は「好きなものだけ作って食べる」ってことで落ち着いている。自分は煮物(煮しめ)と酢の物が好きなので、地味色の野菜をひたすら切っていく。
材料と手順は揃っていたが「そういやどのレシピで作っていたんだっけ?」とレシピをド忘れ。白ごはん.com きょうの料理を往復してそれぞれ見つけ出した。
途中、昼ごはんに鱒寿司をつまみ、子ども相談の先生の回答に相槌を打ったり、最後は卵焼き作っておしまい。4時間ぐらい。

おでんの残り、大根がいい感じの味しみ具合。豆腐を入れて鍋を空に。年越し蕎麦は海老天をわざわざ買ってきたけど、来年もしやるなら要らないなと思った。中年なので。

ホットカーペットの上で寝袋をかけてダラダラ、家人が見ているテレビで「孤独のグルメ」「酒場放浪記」を片目で見て、SNSやったりしているうち眠くなったので日付が変わった頃布団に入って寝た。いつもよりは夜更かし。

2024年1月1日 月曜日
暖かい朝。カンパーニュ薄切りにハムとピクルスを挟んだもの。ヨーグルト。コーヒー。
昨年の日記をパラパラめくっていくつかメモる。「迷いすぎないこと」。
一方で1月1日を迎えると「そろそろやすみも終わるな」という気になる。

午前中に銭湯の初湯に行く。神社が長蛇の列だった。暖かいが空は澄んでいて正月の空気ぽい。


銭湯はそこそこ混んでいて、熱目のお湯に檜ボールが浮かんでいていい匂い。昨年まではアヒルちゃんも浮かんでいたんだけど、今年はいなかった。
湯上がりにIPAを飲んだ。ここの銭湯、BGMが懐かし洋楽でJourneyやホール&オーツが流れていたので、家に帰ってAlexaに流してもらった。ご機嫌だった。

CNNではまだ新年を迎えていないNYでアンダーソン・クーパーと、東京にいるジョン・メイヤーがなぜかネコにチュール(キャットペーストと言っていた)を差し出している謎の映像だった。

はしゃいでいるNYとネコに集られるトーキョーにいる歌手

うちはお重などないので、作ったものを所蔵の良い大皿に盛って行く形式。この時しか出さない皿もある。煮しめ、なます、酢れんこん、牛ごぼう、肉巻きとほぼ日常のおかずなんだけど、自分はエビとかカニは興味がないのでこれぐらいでちょうど良いわけで。でも今年は黒豆(買ってきた)にチョロギ飾ったりしました。煮物に全般的に味薄すぎた感じがある。にんじんは良かったが。
サッカー(日本代表対タイ)を見ながら、日本酒飲んで〆にお雑煮。うちは牡蠣を入れる。もちは丸餅を買った(あと10個ぐらいある。)自信満々だったが、出汁に味をつけ忘れていた。まあいい。

皿を洗って片付け、家人がテレビをつけたところで緊急地震速報が流れてきた。16時10分の地震では東京も長く揺れツイッタ(まだこう言ってしまう)で地震速報を見たら震度7?嘘だろ今日は正月だよという半信半疑の気持ちだったが、ニュース映像の片隅で家が倒壊するのが見えた。女性アナウンサーの声は最初から緊張を帯びていたが、津波の危険が上がった時点で、聞いている人に決断を促す声色にガラッと変わった。訓練されているからできる発声だと思った。途中で別の女性アナウンサーに変わったが、状況を把握しながらあの発声は気力体力共に消耗が激しいと想像に難くない。

まさかという思い。

地震が起きる前は、ゴロゴロしながら酒でも飲もうと思っていたが家人ともにそんな気分は吹っ飛んだ。4chでは波が高く打ち付ける映像が流れ、心がざわざわして落ち着かない。
SNSでは早速デマやヘイトが流れている一方、NERVも地震速報も止まったのは旧ツイッタのAPI制限に引っかかったのだと理解した。クソやなと思った。
夕飯にはまた煮物を出して皿に盛って食べた。

夜にラジオをつけたら特別報道になっていて長峰アナや柴田さん崎山記者など「いつもの声」の人たちが勢揃いで、落ち着いた声で放送をしており、なんとなくどこか気持ちが落ちついた。チキさんは北陸新幹線で一晩過ごすことになったようだ。

読書家の家人は本を読めば落ち着くことができる本さえあればなんとかなると言い読書に入ったので、私も畠山理仁「黙殺」の文庫本を開いてしばらく読み進めた。
22時からはよく聞いてるラジオ番組・アトロク(after 6 junction)が通常通り生放送。被災地のリスナーからいつもの放送が聞ける安堵のメッセージが伝わってきた。こちらも少し心が落ち着いた。

そういえばついに年賀状一枚も来なくなったな。ここ20年出してない。

2024年1月2日
地震の被害が徐々に見えてきて、輪島の焼け跡に言葉が出ない。

丸餅が10個入っていたので食べきる作戦。ということで朝も餅を焼いて雑煮。昨年末についに買い替えたトースターで焼く。朝はうっかり牡蠣を入れ忘れる。午後に食べればいいということで昼ごはんも雑煮にした。
駅ビルまで予約していた「花びらもち」を受け取りに行った。花びら餅というのは正月プレイをやるようになってから思い出した正月の和菓子で、白餡と牛蒡が不思議な組み合わせの菓子。

家人が出かけたので一人ノビノビと家で読書したり、理解が追いつかず消化不良だった展覧会で買った画集を見たりして過ごす。
正月はとりあえず作り置きの食材があって飯の支度をしなくていいのが楽ってことで。

18時少し前、テレビでニュースを見ようとしたら羽田空港で飛行機が衝突して炎が上がっていた。嘘だろとしばらくテレビの前に座って見つめてしまった。
なんという正月なんだよ。年を迎えられてよかったねって感謝した後にこんなこと続けて起きるなんてよ。何があるかわからん。備えよ常に。



2024年の最初の日記。

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