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これまでとこれからについて 2024年4月月報

週報では毎週出される課題をやっていく中で、得た学びや気づきを書く。
月報も同じような形になるが、より広くより全体的なことを書いていきたい。
一月の出来事に留まらずもっと未来のことも考えていきたい。

1. これまでのあらすじ
2. 研修vol.01-03 予告編
3. 研修vol.01-03 本編
4. 現在地
5. これから向かうところ

1 これまでのあらすじ

智頭に来て1ヶ月が過ぎようとしている。福岡市の都市部に近い住宅街で生まれ、大学は京都で生活した。いつも家の前には大きなスーパーがあったし、歩いてコンビニへも行けた。自転車を走らせれば天神や博多、河原町といった中心部へと行けた。
智頭では家の前にどこまでも続く山々が広がっている。季節の移り変わりには虫たちが行列をなしている。もちろんスーパーもコンビニもない。
当たり前のことだけど、今まであったものは全てなくなった。その分自然と対峙することが増える。彼らから学ぶことは沢山あるし、いつも優しくしてはくれない。
鳥取の山奥で悠々自適な生活。そう映るかもしれないが、もちろん悩みは尽きない。便利な生活がしたい、ご飯は勝手に出てきてほしい。虫退治は嫌だ、そもそも虫は苦手な方だ。お金が欲しい、車が欲しい、何でも欲しい。
どこまで行っても、私は等身大でしかない。必死に背伸びしてみるが、転けて、膝を擦りむいて、それで分かったふりをしている。
それでも、そうだとしても本当に幸せだと思う。ここでは書ききれないくらい沢山の人たちに恵まれて、教えてもらって、助けてもらっている。
楽しむことは義務だと思う。もっともっと予想外な方へ飛んでいきたいし、その先で楽しんでいる自分がいてほしいと思う。

2 研修vol.01-03 予告編

何をやっているかわからないけど、何とかしてくれる会社。この会社を説明するときは、いつもこんな感じだ。
智頭に移住して会社に入ることを説明するときにいつも、僕も何やるか分かってないんですよねと言ってしまうが、これは半分本当、半分嘘である。
そもそも入社を決めたのは、島田さんについていったらどんな面白いことになるんだろうという好奇心が大きな理由だ。予想外なことが好きだとはよく言っていたが、一方で例えばこの会社が企画や広告、映像と全く関係のない業態で事業をしていたとしたら、僕は入社していないと思う。
何をやっているか分かってないけど、何か面白いことがやれるかもしれない、というのが本当のところである。
そしてこの会社に入るときに、原則として決めたことがある。それは、与えられたことを全力でやること。言葉ではなく行動で見せること、の2つだ。
与えられたことを全力でやる、について。少し受け身に聞こえるかもしれないが、まずは与え られた課題を、全力でやることが大事だと思う。それはやらないことを決めることでもある。やりたいことだけやるという考え方もある。でもまずは、投げられたボールを頑張ってホームランにする、難しくてもポテンヒットにはすることを徹底したい。求められていることを全力でやらない限り、その先は見えてこないと思う。
また、言葉が先行してしまうのは避けたい。どれだけ威勢のいいことを言ったって、行動が伴わないとただの口だけになってしまう。やる気は大事だが、それだけが先走りすぎて失敗したことが幾度となくある。したたかに、何食わぬ顔で大きく前に出たい。

毎週の研修ではインプット課題とアウトプット課題が出され、それを締め切りまでにやるというものだ。締め切りまでに資料ができていれば、毎日の時間の使い方は自由である。
インプットとアウトプットでそれぞれ学びを得ることはもちろん、締め切りまでに終わらせる力も問われている。
1日の使い方、1週間の使い方、どちらも自由な分自分でマネジメントしないと間に合わない。
また、急遽予定が入ったり、変更になったりすることもある。そこで同臨機応変に対応していくかも問われている。

3 研修vol.01-03 本編

研修vol.01では、今年のcompany betにつながる「アライアンス」という考え方を学んだ。「あなたが人生で、どんなことを望むにせよ、まず『ASK』してみなさい」という言葉が印象に残っている。ASKは求める、頼む、尋ねる、してほしいと言うこと。聞いてみて、無理だと言われるのが当たり前。無理で損することはない。他にも色々と学ぶことはあったが、やはりまずASKしないと何も始まらない。
vol.02では木坂さんのconsulting master classを視聴。コンサルティングをするために、まずは近代の歴史の勉強から。我々はどういう生き物なのか、どういう振る舞いをするのか、世界史における自分の立ち位置を把握するために、歴史、哲学、その本質について、とにかく必死に食らいついた。ここでの学びは、これからの社会人の基礎になるところだ。
Vol.03ではCMCでの学びから、実際にコンサルティングをやってみるという課題。実際にやってみると、学んだ技術はすべて「コミュニケーション」の上で成り立っていると実感する。相手を不安にさせては行けないこと、自分の言葉に自信を持つこと、もっとコミュニケーションに向き合わないといけない。
この他にも、3週間で23冊の本を読んだ。その中には、古典と呼ばれる非常にボリュームのある本もあったが、これらの本と出会えて本当に良かったと思う。
最初は楽な本、読みやすい本をさくさくと進めることができたが、『人生論』や『大衆の反逆』の登場で大きく躓く。しかし、今思うと重たい本こそ全力で読むべきだ。名著には、その所以が必ずある。そこに触れることが今はとても楽しい。

4 現在地

1ヶ月を終えて、現在地についていくつか書きたい。
まず、課題を通して僕が今までの貯金となる知識や技術で戦っていたという反省がある。その週のインプット課題は、次週のアウトプット課題につながるものが多い。にもかかわらず、アウトプット課題を今まで貯めた貯金だけで消化しようとしてしまった。一度頭を空っぽにして、素人になったつもりで毎週インプットしていきたい。
次に、課題の進め方について。毎週出てくる課題図書は、読みやすそうなものから順に進めていた。しかしそれでは最後に挫折してしまう。かといって重たいものから進めると全体が進まない。そこで、まず全体の本を一度序章くらいは見て、そこから取り掛かることにした。木坂さんもまず全体を見て、そこから力を入れる領域を決めないといけないと話していたが、全体を俯瞰してみるだけで進捗が断然良くなった。
まだ、全ての課題を完璧にやり切ることはできていない。3歩進んで2歩下がるという状態かもしれないが、それでも毎週大きな一歩を踏めているのがとても嬉しい。
学ぶことは、こんなに楽しいことなんだと今初めて実感しているし今まで触れたことのないものに触れる新鮮さがいつもある。
一方で、これだけ濃密な研修をしているということは、プレッシャーでもある。淘汰圧とも言うべきか、研修が終わったとしても学び続ける喜びと義務は果たす必要がある。

5月は「かんがえつくす力」「おわらせる力」を考えていきたい。
かんがえつくすとは一体どういう状態なのか、自分は考え尽くすことができているだろうか。5月は最終課題もあるためより企画をしていく機会も増えてくる。かんがえつくすとは、やれることを全てやることでもあるかもしれない。机の上だけで完結するものではない。足を運んで、話して、五感で感じ取ることかもしれない。
おわらせるとは、どういうことなのか。締め切りまでに形にするには、どこで無理をして、どこで息抜きする必要があるのか。そして、どうしたら夢中になることができるのか。自分をマネジメントするとはどういうことなのか、考えていきたい。

5 これから向かうところ

先日ある記事で、ルーキーの野球選手が今年の目標にとてつもなく高い数字を掲げていた。高い数字を目標にしないと、絶対に達成できない選手になってしまうと、その選手は言っていた。
確かに、「1軍出場」が目標だったらそれを達成するための練習をするが、「沢村賞」とか「MVP」だったらそこに向かうための練習をする、というのはよくある話だ。
正直なところ、大きな目標はないし、何ならこれから向かうところがどこかもあまり分かっていない。目の前のことに全力になること。一方で現状に満足しないこと。新しいところに足を踏み入れること。この辺りができていれば、向かうべきところへ向かっていけると思う。

2024年5月8日

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