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ターシャ・テューダーさんが大好き!⑥

「値打ちのある骨董品の食器も、箱にしまい込んで、使わないなんてつまらないわ。せっかく持っているものを、どうして楽しまないの?」


もったいない、もったいないと遠ざけて使わない。
これを「慎ましさ」だと勘違いすると、最ももったいない状態を招く。

自分などには「安い」ものでいいんで、と、どんどん自分を安いものにする。
卑下と謙虚は違う。

慎ましさや謙虚と履き違えて、もったいないもったいないと、使わず、捨てもせず、死蔵品を溜め込んでは、忘れ、その実は、めんどくさいだけで向き合ってない現実に気付けば、人生が大きく変わる。

自分の身の回りを本気で活かす姿勢が基本にあって初めて、履かずに時々大切に眺めて楽しむ「わらぐつの中の神様」のような、ごく少数の例外が活きる。

勘違いな卑下の慢性化は、「自分になんか何もないんで、ガラクタばかりでロクなものないんで」と、どうして自分ばかりがこんなに貧しく苦労ばかりでいいことがないんだ、他は皆幸せそうで恵まれている、という、謙虚などとは対極の、グズグズブスブスした醜悪なフラストレーションの温床になる。

自分が今持っているものを開けて使ってみる。

小さな行動一つから、本当に大きく変わっていく。


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