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VRoidファッションフェスタ&ファッションフェスタアクセルのランウェイ語り

はじめに

やあやあ皆の衆、儂の名前は千万十百(ちよろずとも)、「ちよろずや」の看板を掲げる“ばぁちゃる”だ。

2021.03.26~28に開催されたcluster大加速祭2021、ユーザー祭でのイベント「Fashion Festa Accel.(ファッションフェスタアクセル。以下、VFFアクセル)」も、先日投稿したアフターインタビュー動画にてひと段落となったぞ。

千万十百の役回り

儂のVFFアクセルでの主な役回りは以下であった。

・ワールド製作
・イベントPA
・アフターインタビュー&動画編集

今回は、VFFアクセルの中核、ランウェイワールドについて語るとしよう。

ランウェイのそもそも

cluster大加速祭に参加するきっかけとなった「VRoidファッションフェスタ(以下、VRFF)」のランウェイイベントであるが、実は元々はclusterイベントの計画こそあれ、ワールド製作の予定は無かった。しかし、実際に会場を選ぶ段階になって「お洋服を綺麗に見せるランウェイが欲しい」ということで、では儂が作ろうとワールド製作を始めたのがきっかけ。

初めてのワールド製作

Unityやclusterワールドに興味を持っていたこともあり名乗りを上げたが、なにぶん初めてのclusterワールド製作。当初は負荷を考えずにもっと凝ったつくりで重かったりしたが、無事に使えるものが出来上がった。なお、VFFアクセルはcluster公式イベントのため、より安全を考え軽量化したぞ。

ランウェイワールド解説~VRFF~

ここからは、ランウェイワールドのデザインのポイントを語るとしよう。
※以降の画像はUnityのスクショであり、clusterと見え方が異なる部分があります。

エントランス

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左右の壁に参加ショップのロゴアイコン。ゲストが必ず通る場所にアイコンを配置することで、参加ショップを印象づける狙いがある。
奥には、さくまさんデザインのロゴをタマ吉さんが立体化したVRFFオブジェを配置。オブジェに近づいてゆくことで「これからVRFFのイベントに参加するんだ!」感を出しておるぞ。

フォトスポット

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VRFFに参加した記念にフォトスポットで撮影してTwitter投稿しよう!
というフォトスポット。パーティクルとタマ吉さん画の翼とで映えるスポットに。

デジタルサイネージ

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VRFF参加アイテムをショップ毎にまとめて表示するデジタルサイネージ。アニメーションさせてるテクスチャ、サイズが大きくなると描画が粗くなるため分割、配置に苦労した覚えが。
なお、エントランスのショップロゴやデジタルサイネージがショップの宣伝となり営利活動ととれることから、事前にCluster社に相談したうえでイベントを行った。

ランウェイ

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ランウェイのデザインの最大のポイントは、当然だが「いかにモデルを見せるか」にある。そのため、

・余計な色は置かない
・動くものは置かない
・過度な演出はしない

という、引き算のデザインになる。

・余計な色は置かない
全体的に黒/灰色となっているのは、衣装がどのような色づかいであっても邪魔しないためだ。暗い空間にライトに照らされたモデルの姿が浮かび上がり、視線を釘付けにする。それこそがランウェイ。

・動くものは置かない
視界に動くものがあると、そちらに気を取られてしまいかねん。動いているモデルだけに視線を集中させるためだ。

・過度な演出はしない
VRFF、VFFアクセルともに正統派ファッションショー路線であったのでな、演出は最小限に留めてモデルと衣装の魅力で勝負しておる。

ランウェイワールド解説~VFFアクセル~

VFFアクセルはVRFFのスピンオフという位置づけ、また準備期間が短かったこともあり設計思想は変わっておらぬ。

cluster公式イベントを意識した設計

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cluster大加速祭の一イベントであったため、ワールドもcluster標準のワールドを意識したつくりになっておる。意識したのは

・軽量化
・階段状の観客席
・「凝縮」すること

の三点だ。

・軽量化
重くなる/不具合が発生することを避けるため、軽量化に努めた。ここまで前回使用したスモークやライトを外してシンプルなランウェイステージにしたのは、VRFFのランウェイを経て、モデルと衣装で観客を魅了する手応えがあったからこそだ。

・階段状の観客席
これは、「clusterイベント(のワールド)には階段状の観客席がある」という儂のイメージから。

・「凝縮」すること
VFFアクセルの持ち時間は30分。内容の凝縮もさることながら、会場も狭くし、ランウェイステージも移動距離を短くするためやや小さくしておる。

ランウェイで魅せる

VFFアクセル、裏ではランウェイの重要性を再認識させられる出来事があった。その際に意識したのは「ステージに妥協しては協力頂いたショップ、モデルに対して失礼だ」ということ。いかにしてランウェイ/センターステージに立つモデルと衣装を見せ、魅せるか。その拘りを、感じ取って頂けたら幸いだ。

千万十百(ちよろずとも)
https://twitter.com/chiyorozu_tomo


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