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千代田区政務調査費返還請求事件の証人尋問①〜③

証人尋問① 2016/11/11記録

11月10日東京地方裁判所703号法廷13時20分開廷。千代田区政務調査費返還請求事件の証人尋問が行われた。

初めての体験。証人は現職議員二名元区議一名。TVドラマを観ているような緊張感漂う雰囲気の中進んで行く。私たちの代理人弁護士は普段物静かな方だが流石プロ。証人に鋭く質問を浴びせ原告有利の証言を引き出す。

会派「新しい千代田」高澤議員からは会議費として計上したホテルでの飲食費24,000円のうち参加者一人が5,000円を支払ったことを認めさせた。正しくは19,000円の計上でなければいけないとも。であるなら、この5,000円はどう扱うのだろう。答えはなかった。架空請求と言われない為に区民には明確に説明すべきだ。

傍聴席には現職議員七名がいたが、「新しい千代田」からは一人の傍聴もなかった。 

証人尋問② 2016/11/13記録

高澤議員から「ホテルで早朝会議を行う理由として、同席者との関係を人に知られたくないからであり、会派も同席者も秘密にしたい思いは同じだ」と証言あり。裁判における準備書面で「同席者は区長・教育長・副区長・部課長がほとんどである」と回答。

区役所内で会議することに何の不都合があるのだろう。弁護士や他の自治体の人も数回呼んだようだが、どこに不都合があるのか理解に苦しむ。

彼等が秘密性を好きなことで面白い話がある。
議会事務局にシュレッダーが置いてあるのに、会派として買っている。見られたくない書類があるかららしい。事務局にはシュレッダーにかけられたものを復元する超能力者が居るのかも?

千代田区って秘密主義で全てが決められているのだろうか?
都議会を見習っていると思うのはうがち過ぎかな?

証人尋問③ 2016/11/17記録

高澤議員から「千代田区議会は政務活動費の使い方について条例で「使途基準」を定めている。この基準だけではおおまかであるとして、審査会の意見を参考に「注意事項・指摘事項・申し合わせ事項」を議会運営委員会で正式に決めた。」と証言あり。

高澤議員は原告側の上記の件の質問に「注意事項等は細かな点までは読んでいない。たんに努力目標である。」と答えた。

8カ月前の判決は「注意事項等も使途基準の解釈の指針として従うべきもの」との判断を示している。高澤議員は自分たちで決めた規則も読まず、判決をも読んでいないのだ!これでも議員と言えるだろうか。恥を知って欲しい!3月11日、8カ月前の判決を真摯に受け止め襟を正して欲しい!

審査会議事録は二年半以上公開されていない。現在の審査会はほとんど秘密会だ。審査会委員は自分たちに都合のいい人選、正しく厳しい意見を述べた委員はクビになる。

千代田区議会はブラックボックスかな?(笑)

使途基準注意事項等の続き。証人尋問は三人でしたが、高澤議員は「努力目標」と答えた。他の二人は議員が守るべき規則であると答えた。

高澤議員の会派は今でも「自分たちは間違ってない。最高裁まで行っても戦う」と言っているそうだ。地裁判決を何と思っているのだろう!彼らには反省とか法令遵守の心は皆無なのだろうか?裁判官より議員のほうが偉いとでも思っているのだろう。

自分たちの都合では簡単に条例を変えるのに、都合悪いといつになっても変えようとしない。昨年の選挙で政務活動費の見直しを「公約」に当選した議員は何をしているのか、何を考えているのか?私はあなたたちの会派からの連絡を待っています。そんな勇気を持ち合わせているかな?