息できないのは君のせい 2巻12話のはなし


「ジリジリ」


前話からの違和感を引き継いだまま入る12話
幼馴染と自分との距離感とか親密度とかでモヤモヤしている志筑くんとその胸の内を知らず心配する矢野くん


楽団に入った伊織と志筑くんが初めて会うところだけど、感情の押したり引いたりが細かく描かれててめちゃくちゃ好きです


第三者を介して受け取る褒め言葉って直接聞くより嬉しさますよねというのと、自分の知らない恋人のことを知らされる引っ掛かりと、ここの揺れ幅が絶妙〜…!
楽しそうな2人を外から見てジリジリとなってる志筑くんの嫉妬という感情を淳子ちゃんが上手く掬ってくれていて、ここの描写のバランスが最高に好き
ギャグに振るのも違うしシリアスにし過ぎるにも、というところのバランスを淳子ちゃんを入れる事によってすごく良いところに持たせてる気がしました
あとやっぱり今の志筑くんのこの立場にはメンター的なポジションがいてほしいのでそういう意味でも淳子ちゃんがいてくれてありがとうという気持ち…


淳子ちゃんの言ってることわかる〜
矢野くんは誰にでもすごく優しいけど、内面、個人的なところはあまり見せたりしないというか、一定の距離感が常にあるようなイメージがある
他の人と志筑くんに対してのそれは別の意味ではあるんだろうけど、それが恋人にとっては寂しくもあるよね…


「何も知らない君のこと」ってタイトルすごく好きなんだけど、2巻は恋人の知らないところを知るのと同時に自分の知らないところを知るというのも描かれるので、「そのうちわかる」のタイトルで締まるのもまた最高ですよね…
先生のサブタイトル大好き芸人なので、本当に勝手なイメージと偏見だけで永遠に語っています、好きなので…

2巻に限った話じゃないんだけど、ほんとに各話の随所に小さな引っ掛かりが描かれていて、話が進むにつれて少しずつ明らかになっていく、導線の引かれ方が繊細で丁寧で本当に好きです
こういう読者が絶対に迷子にならないように連れて行ってくれる細やかさからプロの設計能力を感じます、素人漫画読みの感想でしかないが…!!!!わたしはこういうところが大好きなので!!


そして帰りの車内の2人が最高に好きなので…今日はこれを書きたくて読書感想文している…


志筑くんが運転席の矢野くんを引き寄せて唇舐めるのほんと、ここ大好きです、最高すぎて
煽ってるような志筑くんの表情もそうなんだけど、完全にスイッチ入れられた矢野くんの表情が変わるのがまた大好きです
どちらとも視線の交わり方が猛禽類のそれ
じっとりして全然爽やかじゃなくなるのがまじで好き、ここ本当に体温一気に上がるよね読んでて…耳の後ろゾワゾワする
キスしてる描写はひとコマしかないのに、しかもアングル的に見えないのに興奮度がものすごい高いです
毎回書いてるけど矢野くんが必ず志筑くんのお顔に手を添えるのが大好きです、顔触られるのめちゃくちゃ良いですよね
あの、唇を舐めるのは本当にあれですね、するのもされるのも好きですけどやっぱりそうしている2人が描かれているのを見ると最高に煽られますね…本当このシーン良い…最高

全然茶化して書いてないのにあまりにも好き過ぎて語彙が死に文章が馬鹿になってしまう…

キスシーンは気持ち良さそうに描かれてなんぼなんですけど先生の描くキスシーンは本当好きです
かわいいのとえっちのとであると思うけど、12話のはハイカロリーなシーンでした…情感もあり胸がぎゅーっとなるので読んでて体温上がる…しあわせです

そんで肩をぐっとされるだけでパッと離して戻れる矢野くんの恋人力よ…いや矢野くんめちゃくちゃかわいいな…このワンカットだけで出演料めちゃくちゃ獲れるわ大好き
若干溜飲が下がった志筑くんもかわいい





満足…

キスシーン、レズギンカのが一番好きかなと思ってましたが12話もかなり好きですね…コンクールの時のも好きだけど(全部好き)
本当もっと言語化能力高ければレポート出せるくらい書けるのにね

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