息できないのは君のせい 3巻25話のはなし

「破れ鍋に綴じ蓋」
タイトル好き〜


家に帰ってきてお風呂も入って、じゃあ話そうというところから始まるけれど、ぎこちない志筑くんに対して、布団入って寝ながら話そう!という矢野くんがとても良いな~修学旅行式っていうのがかわいい


ここはもう本当に矢野くんの良さ詰め合わせだよね…
布団で2人横になって話すほうが、テーブル挟んで顔を合わせて緊迫した空気の中で話すよりも、ずっと心のハードルが下がる感じがして良いですよね

相手が前にいるよりも隣にいてくれるほうが余計な緊張感を感じさせないし…スティンザー効果というか、心の親密度が増す位置で話せるのは良いなあと思います、矢野くんは意識的にでも無意識的にでも、志筑くんが話しやすい空気を作っているんじゃないかなあと思ったので、ここがすごく好きです

それを見せたりせずに笑いも含めつつほんわかさせているところに優しさを感じます、矢野くんは本当に優しいと同時に頭が切れる人だと思う、もう本当に矢野くん大好き


読者側の視点でも、先週からのシリアスな雰囲気が矢野くんの言動のおかげでいったん解れるので、まさに「緊張と緩和」がここに作りこまれていて、とても好きです
そういう空気のコントロールが絶妙だよね…作者の手のひらで踊らされている心地よさが息できにはあるなあと常々感じています


矢野くんの相棒のくまちゃんがいつもかわいい…ベッド脇に座らされていたり椅子に座らせられていたり…2人のくまちゃんの扱いが優しいのが和む



布団に寝転んでの2人の会話、空気を緩めたり引き締めたり、相変わらず場面を引き立てるための緩急が天才のそれ

矢野くんのちゃんと話そうとしたきっかけが自分の気持ちを知ろうとしてくれているからっていうのは、志筑くんからしたらなんだかすごく大きい愛を感じるんじゃないかなあ

あまりこういうことで気持ちを表に出すのが得意ではなさそうな志筑くんがそれでも言葉を選びながら矢野くんに話している姿が印象的です

自分の体質で矢野くんを振り回したり関係が終わってしまうことが嫌だと言う志筑くんの真剣な眼差しから、志筑くんにとって矢野くんが絶対に失いたくない本当に大切な人なんだということが見える

そんな志筑くんに対して「1人でどうにもならないなら2人でなんとかしよう」という矢野くんの包むような言葉が本当に良い
ずっとどうにかしようと頑張ってきたけどどうにもならなかった悩みを一緒に抱えようとしてくれる矢野くんの愛と器の大きさがよく表れていて、たまらないです


そんな心の広すぎる矢野くんに志筑くんがドン引きしている流れがあまりにも好き
ちゃんとここで一回落として空気を緩めてからの志筑くんの言葉ですよね


志筑くんの「ありがとう」が本当に効く…
大事なところはシンプルストレートに描かれる息でき、いつも本当にすごく好きです
まじでもう本当緩急の天才


最後のコマ好きだな~
「今日このまま手繋いでてよ 僕が寝るまででいいから」「手汗で湿っぽくなるから嫌だ」で返す志筑くんに
「そんなこと言って離す気ないでしょ」と重ねてくる矢野くんの分かってる感めちゃ良い
志筑くんのぶっきらぼうでその実矢野くんに甘々なの解られてるの大好き
かわいいよ~なにその相思相愛



25話はもう…おまけが…!!!!おまけがやばいって…!!!!!!!!
あまりにも良い、ときめき5億点…
気付かれてないところでやってて気付かれてるのがかわいすぎるんよ
もう〜めっっちゃかわいい…!!!!





以上です

躁が…躁キツい…脳が休まらない寝られない薬も効かない寝たい寝たい寝たい

でも息できは好きだよ…26話も好きだよ…

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