チワタユフ

ポップス界を彷徨うシンガーソングライターのチワタユフです・*・:≡( ε:) 詩を読む…

チワタユフ

ポップス界を彷徨うシンガーソングライターのチワタユフです・*・:≡( ε:) 詩を読むのも書くのも大好き! 自由気ままに詩を書いてマイペースに載せていけたらなぁと思っております! ぜひまたお立ち寄りください₊♫*

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固定された記事

なみだ(詩)

なみだは ほほに流れる川 誰も辿れぬ谷底の道 花も咲かない渇いた闇を しずかに ただただ流れるしらべ なみだは むねからあふれる言葉 誰にも見えぬ刹那の光 ウン十万…

チワタユフ
11か月前
18

チュ チュ(歌詞)

真っ白なチュチュの ふわりと軽いチュチュの 濡れもしなければ 乾きもしないチュチュの スカートが膨らむ。 湿った風が 泣きながら走り去る頃に 七月の雨が残したまどろみ…

チワタユフ
23時間前
1

THE SPOOKY SPOOKY WORLD(歌詞)

映画館の暗闇の中 連なる悲鳴でわかった 上映中のあれはspooky movie ヒューマンドラマだと思っていた しらばっくれて帰ろっか だけど通路はすでに混雑 こんなつもりじゃ無…

チワタユフ
2か月前
6

TOKYO☆BLUE(歌詞)

裸隠す白い繭を絶えず光が染める だからまるで素敵な蝶になるサナギのようにも見えます だけど本当は何も無くて 眩しい場所を探し回っては 一時の夢にスパークして 目を逸…

チワタユフ
2か月前
4

A-B-C(歌詞)

君の名前 あっぷりけ ワンピース バッグ シューズ 埋め尽くす もう取れやしない 君のTシャツは白いね 人生は長いらしい but コマ切れのショータイム 揺れるだけ揺れた…

チワタユフ
2か月前
3

愛のへんてこ(歌詞)

君の痛みが腕の傷なら 薬塗って手を重ねるけど 本当の痛みは深い深い場所 夜にあかり灯すことしかできない かなしみに何か形があるなら まるく研いて坂道から海へ 答えの…

チワタユフ
2か月前
3

悪人(詩)

まっさらな世界に筆を押しつけるとき 汚している気になって ああ、もう戻れない、戻れないぞと 迷い 唸っている間に 乙女の七色の返り血を甘んじて浴びた 指先もすっかり…

チワタユフ
2か月前
10

乳歯、乳歯、永久歯

わたしの乳歯は のんびり屋 ちいさいけれど 根は太く 絶妙な硬さと形状で 肉も骨もしっかり砕く けれどもね やっぱりちいさいものだから 顎が大きくなるにつれ スカス…

チワタユフ
4か月前
9

宇宙(詩)

あるとき わたしは ただ ゆりかごをさがして 宇宙をただよう光の そのひとつぶに なりたい なりたくて なりたくて 光のまねごとをしてみては かがやく群れに まぎれ…

チワタユフ
5か月前
8

この街(詩)

あの月は 昔に死んだ誰かの骨でできていて 星屑は そのとき流れた涙の塩の結晶です それらが照らすこの街で 罪という名の他人の荷物と 罰という名の他人の悦を ガラガラ引…

チワタユフ
6か月前
15

ふるさと(詩)

大したところじゃないんです 春の風がなでる川面に ふたこぶ山が揺れながら トンビのうたをうたうだけ 大したところじゃないんです ラジオ体操へ行く弟が 青くさい朝靄 …

チワタユフ
6か月前
13

箱庭(詩)

人生のおわりには箱庭がある 苔に覆われた物静かな日陰と 地衣類をまとった種々の木と 目を凝らさなければ見逃してしまう 小さなきらめき 花や果実 錆びついた鉄製のチェア…

チワタユフ
6か月前
13

夏の庭(詩)

重たい日差しがぼたぼた落ちる ガラスの向こう 夏の庭 ふやけた緑がむらむら湧いた 蜃気楼かな 夏の庭 窓を叩くあふれる命のこちら側 しんと静かな午後のとき 「明…

チワタユフ
8か月前
12

退行と腐蝕(詩)

私を育てたあの町は 眠るライオンの背骨のようななだらかな山を 担ぐ町 港にねそべる没落前夜の歓楽街 鼠たちの生活が 夜の帳に光を散りばめ ちかちか ゆらゆら 揺れてい…

チワタユフ
9か月前
13

学名コドクノウネウネ(詩)

通年、日没から日の出まで活発にうごきます。 生息域は広く、 電車の車窓をながれる暗闇や、毛細血管のようにのびる裏道、街灯の明かりと夜闇のその境界線や、廊下の隅の…

チワタユフ
10か月前
12

カックン、コックン(詩)

現在発、過去行きの 標本箱の汽車に乗り あの日あの時あの場所に ぽつんと帰ったことがある 春愁の靄が漂うその先 おばあちゃんの影が見え 泡立つイビキが聞こえてきたの…

チワタユフ
10か月前
8
なみだ(詩)

なみだ(詩)

なみだは ほほに流れる川
誰も辿れぬ谷底の道
花も咲かない渇いた闇を
しずかに ただただ流れるしらべ

なみだは むねからあふれる言葉
誰にも見えぬ刹那の光
ウン十万の知識のうらで
しずかに 生まれて消えゆく叫び

なみだは なんでも知っている
本当は なんでも知っている
わたしが知らないことすらも
なみだは いつも知っている
知っているから そっと流れる
気づかぬうちから しずかに流れる

チュ チュ(歌詞)

チュ チュ(歌詞)

真っ白なチュチュの
ふわりと軽いチュチュの
濡れもしなければ
乾きもしないチュチュの
スカートが膨らむ。

湿った風が
泣きながら走り去る頃に
七月の雨が残したまどろみは
あの娘の香水に似た
月夜の香りとなる。

追いかけて
追いつけず
叫んだ早朝の白く染まった路地
「珈琲一杯で最後にしよう」
振り向かない あの娘

夜に咲くチュチュの
陰影を巻くチュチュの
忘れもせずに
じっと見つめるチュチュの

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THE SPOOKY SPOOKY WORLD(歌詞)

THE SPOOKY SPOOKY WORLD(歌詞)

映画館の暗闇の中
連なる悲鳴でわかった
上映中のあれはspooky movie
ヒューマンドラマだと思っていた
しらばっくれて帰ろっか
だけど通路はすでに混雑
こんなつもりじゃ無かった
あーあ気づくのが遅すぎた

手と手を取り合い右〜左〜
うまくタイミング合わせて前へ後ろへ
手と手が取り合い 痛い痛い
ズレはじめたら止まらない 緊急事態

『かつてcreepyだった世界は
いまじゃ楽園です』…なん

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TOKYO☆BLUE(歌詞)

TOKYO☆BLUE(歌詞)

裸隠す白い繭を絶えず光が染める
だからまるで素敵な蝶になるサナギのようにも見えます
だけど本当は何も無くて
眩しい場所を探し回っては
一時の夢にスパークして
目を逸らしているんです

フラフラ fu-fu ふわん
ソワソワ ああ何か不安
フラフラ fu-fu ふわん
突然に…

揺れる トーキョーブルー
2番線ホーム 散らばるパズル
見つかんないピースは
誰かの靴裏 泣きそう
弾む トーキョーブル

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A-B-C(歌詞)

A-B-C(歌詞)

君の名前 あっぷりけ
ワンピース バッグ シューズ
埋め尽くす もう取れやしない
君のTシャツは白いね
人生は長いらしい
but コマ切れのショータイム
揺れるだけ揺れたら落ちる
見えざる滑稽なサーカス

うーん?
なんか足りてないような
うーん、、
それも悪くないような

一寸先は深い闇
早急に選ぶ A-B-C
モザイクだらけの胸に問う
節操のない I love you
甘い夢ほどミラーハウス

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愛のへんてこ(歌詞)

愛のへんてこ(歌詞)

君の痛みが腕の傷なら
薬塗って手を重ねるけど
本当の痛みは深い深い場所
夜にあかり灯すことしかできない

かなしみに何か形があるなら
まるく研いて坂道から海へ
答えのない世界の方程式
解いているふりをしてやり過ごす

遠ざかる 夢にみたかわいいだけのふたり
壁に飾って 今日をまた1からはじめよう

ハロー ハロー
ふたりはよくできた生き物
臆病でちいさな心 隠して
きらきらをぶつけあう
ハロー ハ

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悪人(詩)

悪人(詩)

まっさらな世界に筆を押しつけるとき
汚している気になって
ああ、もう戻れない、戻れないぞと
迷い 唸っている間に
乙女の七色の返り血を甘んじて浴びた

指先もすっかり血に染まったので
食事の間も
散歩の最中も
鉛袋を抱えたように気が重く
こんなことなら乙女を引き裂いて無かったことにはできまいかと思い巡らせた

ふと自分は一体いまどんなに悪人づらをしているのかと不安になって鏡を覗いた

白けた鏡面の

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乳歯、乳歯、永久歯

乳歯、乳歯、永久歯

わたしの乳歯は のんびり屋
ちいさいけれど 根は太く
絶妙な硬さと形状で 肉も骨もしっかり砕く
けれどもね やっぱりちいさいものだから
顎が大きくなるにつれ
スカスカ隙間があいちゃって
噛むにも 飲むにも 喋るにも
ちょっと不便になってきた

わたしの乳歯が 一本抜けた
さいなら言って ぽろっと抜けた
あんなに鋭かったのに 落ちたらちんけな粒だった
そのあとも あちこち続けて抜けていき
歯肉が風に

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宇宙(詩)

宇宙(詩)

あるとき
わたしは ただ ゆりかごをさがして
宇宙をただよう光の
そのひとつぶに なりたい

なりたくて なりたくて
光のまねごとをしてみては
かがやく群れに まぎれこみ
目がくらんで転けたりしている

あるとき
わたしは ただ ゆりかごをみつけて
宇宙をさまよう光の
そのひとつぶを やめたい

やめたくて やめたくて
逃げ道ばかりさがしてまわり
石ころみたいに かたくなり
ポンと遠くに蹴られたり

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この街(詩)

この街(詩)

あの月は
昔に死んだ誰かの骨でできていて
星屑は
そのとき流れた涙の塩の結晶です

それらが照らすこの街で
罪という名の他人の荷物と
罰という名の他人の悦を
ガラガラ引いて 皆歩くのです

黒煙を吐き出す工場で
おびただしい数の人影が
休む間もなく勤しんで
ゴム製の胃袋を造り続けますが

それでもいつかは口を失い
爪も瞳も背骨も失い 影すら失い
風が荒野を吹き抜けるのです

嗚呼、美しきこの街よ

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ふるさと(詩)

ふるさと(詩)

大したところじゃないんです
春の風がなでる川面に
ふたこぶ山が揺れながら
トンビのうたをうたうだけ

大したところじゃないんです
ラジオ体操へ行く弟が
青くさい朝靄 肩にかけ
眠たそうに振り返るだけ

大したところじゃないんです
さみしい犬の遠吠えに
紅葉の葉っぱが震えては
ひとひら ひとひら 舞い落ちるだけ

大したところじゃないんです
石油ストーブのにおいがついた
ほんのり温い手袋と
白い道を

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箱庭(詩)

箱庭(詩)

人生のおわりには箱庭がある
苔に覆われた物静かな日陰と
地衣類をまとった種々の木と
目を凝らさなければ見逃してしまう
小さなきらめき 花や果実
錆びついた鉄製のチェアは土に埋もれ
船員を失った鉢植えがそこここに漂い
木から落ちた鳥の巣箱が
かつては命の揺籠だったその箱が
釘を剥き出しに ささくれを反らせて 怒っている
役目を果たした底なしの靴や
骨の砕けた傘 
土に還りたいと嘆く陶器の人形が
こど

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夏の庭(詩)

夏の庭(詩)

重たい日差しがぼたぼた落ちる

ガラスの向こう 夏の庭

ふやけた緑がむらむら湧いた

蜃気楼かな 夏の庭

窓を叩くあふれる命のこちら側

しんと静かな午後のとき

「明日、交ぜてもらいますよ」と

文庫本に視線落とすも

ページの上を光が乱して

邪魔して読めないものだから

仕方ないなと庭へ出る

そのサンダルの熱いこと

夏の庭のもえる日よ

退行と腐蝕(詩)

退行と腐蝕(詩)

私を育てたあの町は
眠るライオンの背骨のようななだらかな山を
担ぐ町
港にねそべる没落前夜の歓楽街

鼠たちの生活が
夜の帳に光を散りばめ
ちかちか ゆらゆら 揺れている

波におどける私と舟は
塵にまみれた惑星で
小さく丸めた塵屑で
ゆくあても無く 朝を待つ

私を追い出すあの町は
眠るライオンの背骨のようななだらかな山を
担ぐ町
港にねそべる没落前夜の歓楽街

鼠たちの生活が
波をおこして 荒

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学名コドクノウネウネ(詩)

学名コドクノウネウネ(詩)

通年、日没から日の出まで活発にうごきます。

生息域は広く、
電車の車窓をながれる暗闇や、毛細血管のようにのびる裏道、街灯の明かりと夜闇のその境界線や、廊下の隅の埃だまりなどを住処にして、行き交う人間をじっと見ています。

コドクノウネウネと目が合ってしまうと、途端に何となく悲しくなったり、漠然とした不安に襲われたりします。
厄介なのは、人間からは彼らの姿がみえないことです。
ですので、当然、目が

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カックン、コックン(詩)

カックン、コックン(詩)

現在発、過去行きの
標本箱の汽車に乗り
あの日あの時あの場所に
ぽつんと帰ったことがある

春愁の靄が漂うその先
おばあちゃんの影が見え
泡立つイビキが聞こえてきたので
「おばあちゃん」と声かけた

おばあちゃんは返事をしない
疲れて午後の眠りにおちて
カックン、コックン頭をゆらし
ときどき しんとかたまった

カックン、コックン 夢をみながら
おばあちゃんは手をうごかした
せっせと刺繍を縫う手つ

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