人生の課題:素を出す

勇気を出して仕事を辞めて1ヶ月弱、ずっと「これから何をしたらいいのか」を考えてきた。

作詞をする?作曲をする?転職する?単発でバイトする?家庭教師のバイトする?原付買ってウーバー配達員する?ライブ配信とかVtuberとかする?宅建とか行政書士の資格を使って個人で働く?組織で働く?実家に帰る?帰らない?

無数の選択肢が頭を駆け巡って、正直よくわからなくなっていた。

「仕事を辞める」と決めてからは特に人に会うことを意識した。
おそらく「人生のパターン」を収集して蓄積して、自分がこれからどう生きればいいのかを探していたんだろう。
で、結局わからなくなって堂々巡り。

今思えば当たり前だ。
自分の外に答えを求めてもそんなもの見つかるはずがない。

けど、人と話すことで自分の内面が見えてくる。
いろんな人たちとの会話を通してやっと見つけて、腑落ちした。

出せてないじゃん、素。

そしたら今までのひとつひとつの行動の理由が面白いくらいわかってくる。

作詞作曲とかの表現活動をするのは、素の自分を表現したいから。

演劇のワークショップに参加したのは、素の自分を出したいから。

ファッションに興味があるのは、素の自分を出せる服を見つけたいから。

お酒を飲むのは、酔ってる状態だと素の自分に近づくから。

で、さらに面白いのが、素を出したいけど、出すのが怖いっていうのが表にめちゃくちゃ現れてる。

作詞作曲は内面を出さずに上辺だけの表現をつぎはぎしてるから「なんかすごい」とはなっても人の心に響かない。

演劇はキャラクターの設定とか、どうしたら上手くできるかを考えすぎて自分が楽しむことを忘れてる。というか蓋をしてる?

服を選ぶ時はなんだかんだで人に見られることを意識して自分の着たいものを無視してる。

お酒もいつもセーブしてたのは、「人に見せられる素はここまで」って無意識に線を引いてるんだと、今気づいた。

思えば子どもの頃から人の目ばかり気にしていた。元々の性格もあるし、それを親や学校の教育が補強していったんだと思う。「そんなんじゃ笑えちゃうよ(笑われちゃうよ)」って親にはよく言われてた。

大学生の途中まではこじらせまくっていたので中身も外見(?)もなかなかだったと思う。この時から仲良くしてくれる友達には感謝しかない。

大学生の途中で世界の仕組みを知りつつも就活に向けて動いたり学んだりを繰り返していろんな知識、スキル、経験をガーっと取り始めて、コミュ力も人並みにはなったと思う。

社会人になりつつ着実に強くなってるぜって思いながら、そこで最高のオンラインサロンに出会い素敵な人たちと出会って、めちゃくちゃ波がきてる!このままいけば何者かになれる!みたいな感じになってたけど、
やっっっっっっっっとわかった。

今まで登ってきたのはマイナスをゼロにするための階段で、今やっと立ったのがスタート地点じゃん。

自分の心に従う。素を出す。そのためのスタート地点。

今までの不要な価値観をひとつずつ捨てていって、本当の自分を見つけ出す。

破面(アランカル)になった虚(ホロウ)が帰刃(レスレクシオン)して本来の姿を取り戻すように。(BLEACH大好き)

冒頭の話に戻ると、ずっと「何をするか(What)」を悩んでたけど、それはさして問題じゃなくて、「どうするか(How)」がこれから向き合うことなんだと思う。そこに向き合えていないと何をしても同じことになってしまうから。

先のことはまったくわからないし不安もあるけど、人目を気にせず今の自分がごきげんになることをやっていこう。

今まで出会った人たちと、自分に、感謝を込めて。

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