ヘルパンギーナを予防する
お久しぶりです。
コロナを乗り切った(?)今はいかがお過ごしでしょうか。
そんなある日、テレビでヘルパンギーナが大流行中というニュースをやっていました。
子どもが保育園などでもらってきてダウンするという流れみたいです。
ということで、今回はヘルパンギーナについて考えていきたいと思います!
ヘルパンギーナとは?
どうやって感染するの?
ヘルパンギーナは、主にコクサッキーウイルスA群というウイルスに罹患すると現れる急性のウイルス性咽頭炎、いわゆる夏風邪です。
0歳から5歳までの子どもが大半を占めており、小学生以降になると発症率は下がるようです。
そしてこのコクサッキーウイルスを含むエンテロウイルス属は、主に接触を含む糞口感染と飛沫感染で広まると言われています。
これがとても厄介。
我が子に咳エチケットをきちんと教えられているご家庭はどれだけありますか?
某チェンソー漫画よろしく、くしゃみをダイレクトに浴びたことはありませんか?
プレスクールならまだしも、未満児に咳エチケットを教えるにはかなりの時間がかかるのではないのでしょうか。
あと、小さい子はおもちゃだろうが何だろうが口に入れがちです。
当然子どもが口におもちゃを突っ込もうとした時点で大人が止めるでしょう。
でも100%止め切れるとは思っていません(というか無理!!!!)
またくしゃみをした手でおもちゃを遊び、他児がそのおもちゃを遊んだ後に指しゃぶりなんてしようものなら一発アウトです。
唾液の交換会を抑えない限り、感染するものと思ったほうが良さそうです…
症状は?
38℃〜40℃の発熱と咽頭痛、口腔内の発疹が主な症状として現れます。
これが2〜4日程度続き、解熱後に発疹も消えていく感じです。
ただし発熱するということは、熱性けいれんに十分注意しなくてはなりません。
また口腔内の違和感から食事や水分補給を嫌がる可能性もあり、栄養失調や脱水等にも注意が必要です。
ちなみに、ヘルパンギーナは「第三種学校伝染病」です。
症状が出ているうちはお休みして、元気になったら登園させましょう。
※出席停止期間や登園届等の扱いに関しては、保育園・幼稚園ごとに対応が異なります。
詳しくは、所属するクラスの担任等にご確認ください。
どうやったら予防できるの?
とにかく手洗いとうがいを徹底しましょう!!
コロナ禍で学んだ知恵を遺憾なく発揮する時です!
特に子どものおむつを替えるパパさん、ちゃんと石鹸で手洗いをしていますか?
水で流しただけの手でスマホを触りリラックスしてませんか?
子どもの排泄物にもウイルスはしっかり生きています!
おむつを替えた手は石鹸と流水でしっかり洗い流しましょう!
またおもちゃを消毒する際には注意することがあります。
それは、エンテロウイルスにはアルコール消毒があまり効かないことです。
「うちにはアルコールしかないよ…」
なんて声も聞こえてきそうです。
そんな時には、次亜塩素酸ナトリウムを使いましょう。
スーパーで売ってるハイターを0.02%に薄めて使えば大丈夫です。
また排泄物周りには少し強めて0.1%に薄めたものを使うと除菌できます!
最後に
色んな方がヘルパンギーナについて解説しているので、ざっくりした感じで紹介しました。
とにかく第一優先で手洗いとうがいをしましょう!
悪いものは石鹸で洗い流すに限ります!
またアルコール消毒が効かないウイルスは意外にも多い印象です。
(これについてはまた今度記事を作る予定です)
煮沸消毒や日光消毒など様々な方法がありますが一度調べてみると面白いですよ。
参考文献
国立感染症研究所 (2014). 「ヘルパンギーナとは」.
niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/515-herpangina.html (参照 2023-07-12)
札幌市 (2023). 「ヘルパンギーナ/札幌市」
https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/f38herpangina.html
(参照 2023-07-12)
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