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がんばれニコニコ動画!

ニコニコ動画、最悪の状況から立ち上がろうとしている。
母体であるドワンゴ、KADOKAWAのサーバーにランサムウェアが侵入、関係するすべてのサーバーをシャットダウン。
ニコニコ動画自体直接攻撃はないものの、被害の波及を抑えるため一旦停止させ、新しい投稿を中止して過去の人気作のみ視聴可能となっている。

創作と視聴の醍醐味

「ニコニコ動画がなくなった!? その時わたしはどうなるの?」
初音ミクさんの歌。ニコニコはサブカルの成長に大きく寄与してきた。
ニコニコ動画と言えばボカロ曲の宝庫。その楽曲を作り出すボカロPの存在。楽曲を映像化する絵師も存在。話題の楽曲が上がれば、歌ってみた、踊ってみた、演奏してみたなどの派生作品が生まれる。これをコンテンツツリーで親子関係ができあがる。
イラストやMMDモデルなどの静止画投稿もでき、ボカロ曲の画像にしたりMMDモデルの踊ってみたやネタものコンテンツに借用できる。
ボカロ以外にゲーム実況、工作やプログラミングで発明する技術系、東方幻樂団キャラやずんだもんをゆっくりトーク、voicevoxなどを使って会話で楽しむ物事の解説、旅動画もある。とにかく様々なカテゴリーがあって、かわいい二次ものへの愛情を糧に想像力と創造力をおもいっきり発揮できる。
コンテンツは二次ものばかりではない。ニコ生で他のメディアでは取り上げないスポットをライブ中継したりタイムラプスで視聴も可能だ。

視聴する側も醍醐味がある。ニコニコといえば画面上に流れるコメント。動画を観ているタイミングに直接コメントを入れられる。すると共感したり違う視点のコメントまた入れられたりと、あたかもチャットのような感覚が生まれ、このコメントを観ているだけでも面白い。コメントのやり取りから「うぽつ」「www」「8888888888」などコメント略語も生まれ、それらが集まってライブ会場での声援に似た反応ができる。言葉の他「弾幕」と言ったコメントで絵柄を作って流したり、ギフトと言った投げ銭もできる。入力タイミングを逃したら10秒前、10秒後に前後するプレイヤーボタンですぐにリカバリーができる。
コメント以外に、福引きを回してニコニ広告のポイントを引き当て動画にニコニ広告を入れると、動画の最後に「この動画は(入れた広告者名)に応援されています」とスポンサーになったり、そのポイントが集まって推し動画としてサムネの枠が金色や銀色に変わる。それによって更に人気があがり、神動画、殿堂入り動画に到達する。

ニコニコの楽しみ方はネット上だけに留まらず、「ニコニコ超会議」「ニコニコ町会議」「ニコニコ超パーティー」「ダンスマスター」など幕張メッセをはじめとした大ホールや、はたまたのどかな町のお祭りに有名MC、DJ、歌い手、踊り手、実況、絵師などが集まり、対面イベントとして盛り上がる。

踊り手だった私

私自身10年間踊ってみたの投稿を続けてきた。初めて踊ってみた投稿したのが「U.N.オーエンは彼女なのか?」。仏壇仮面さんという超有名な踊り手さんの東方プロジェクト作品。他にもめろちんさんの「ハッピーシンセサイザー」、愛川こずえさんの「ルカルカナイトフィーバー」、kuu&恐怖さんの「チルノのパーフェクト算数教室」、足太ぺんたさんの「好き!雪!本気マジック」えふとん&とらさんの「テキロトトキサイザ2号」、他仏壇仮面さんやヨシ&DoR@tさんが関係した「Spring shower」「オーディエンスを沸かす程度の能力」「BREEZE」「Bad Apple」、それから超会議踊ってみたオフ曲として「Highway」「39」「ZIGGZAGG」「スイートマジック」「Calc.」「I meet you」「神のまにまに」。オリジナル振付として「ネトゲ廃人シュプレヒコール」「Sweet Devil」など数々踊ってきた。
超会議や町会議にも出向き有名踊り手さんや全国から集まる踊り手さんといっしょに長時間踊ったりもした。
だんだん体力気力の限界を感じて、やっぱり10代20代が活躍する動画サイトでこんなジジイがボカロに合わせて踊るなんてと思うようになり、ニコニコ動画での踊り手を引退。
今ではニコニコ動画は特別イベントの生中継を視聴しコメントをすこし添える程度にしている。



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