見出し画像

キャッシュバックEAの取引戦略

Chisiki!です、今回はトレードで収益をあげるのではなく取引量に応じて報酬が貰えるキャッシュバックをメイン収益として稼いでいくEAを考案したのでノウハウ及び実践方法をまとめてみました。

多少長くなるとは思いますがお付き合いください。


自己キャッシュバックとは

EA配布をしているサイトなどでは度々、当社ホームページから口座開設をした方に無料でEAを配布しますなどとあります。なぜEA販売よりも口座開設を勧めるかですがホームページ経由で口座開設をしてもらった場合、EA販売主にEA利用者の取引量に応じてFX業者からアフィリエイト報酬が支払われるからです。

単体でEA販売をするよりも長期的にEAを利用してもらう方がトータルでの利益が多いのでそのような方法を取ることが多いですが、その為には破産させるようなEAではいけないですし長期的に利用してもらう工夫が必要になります。

さて本題の自己キャッシュバックになりますがキャッシュバックサービスを行なっている会社から口座開設or後から追加口座を開設し登録することでFX業者からキャッシュバックサービス会社に報酬が支払われます。その一部を還元してもらうことで自己キャッシュバックが実現し還元率はFX業者によりますが1lot取引4.25USD〜8.5USD になります。

一般的にはスプレッドが狭い代わりに取引手数料がかかる口座において(ゼロ口座やナノスプレッド口座)自己キャッシュバックを行い取引手数料の低減をしたりする事がほとんどですが、今回はこの自己キャッシュバックをメイン収益とするのでEAの取引方法を少し工夫します。


多くのキャッシュバックを得るには

通常のトレードであればpips数を多く獲得する事が利益につながりますが、しかしキャッシュバックを狙うにあたって一番大事なのは取引量そして取引回数です。

なので取引戦略としてなるべく高いlot数で高頻度取引(決済)する事が重要になり、獲得pips数は重視されないので口座残高は±0(できれば少しプラス)を目指していきます。


取引手法はどうするか

損切りなどをする手法だと新規注文時の最大lot数がだんだんと落ちていくので損切りはしません。しかしナンピンマーチンなどは証拠金維持率が急速に低下しますし口座残高を増やす事が目的ではないので採用はしません。

今回はグリッドトレード(トラリピとも言われます)を改良し両建ての取引手法でEAを動かします。

画像1

http://grid-trading.com ※グリッドトレード.com から引用

一般的なグリッドトレードでは買い注文・売り注文を仕掛ける価格帯を設定し指定したpips幅で注文を重ねていき、指定したpipsで利確又はトレイリングストップをしていきます。

それを利確1pipsに変更(取引頻度を上げる為)&許容逆行pips数を決めその範囲内で指定したpips幅で注文を入れていき、ポジションが複数ある場合は平均建値決済をし効率よくポジションを消化します。

現在私はタリタリにてキャッシュバック登録していますが、キャッシュバック条件に5分以上ポジションを保有するというのがあります。(明らかに5分以内に決済したのにキャッシュバック反映されているのはここだけの話です笑) なので決済にトレイリングストップを採用し、なるべくポジションの保有時間を伸ばすことにしました。また、トレイルが発動せず短期決済された場合でもすぐに新規注文が入るので次のチャンスを待つ事ができます。

上記の取引方法を両建てで同時に稼働させると、どちらの方向に動いても含み損と引き換えに口座残高が増えていきます。そしてマイナス側のポジションは設定したpips幅で順にポジションが増えていきますが、相場が一方向に動かず多少上下してくれれば平均建値決済でポジションが解消し±0少しプラスになります。ポジション解消に時間がかかった際はスワップ負けする可能性がありますがキャッシュバック額には影響ありません。


設定pips幅と稼働通貨そしてlot数を検証

ここから実践に向けての準備となりますがひとつずつ解説します。

・タリタリ

何社かキャッシュバックサービスを提供している会社がありますが私個人の感想ですがタリタリは出金スピードなど早くキャッシュバック率が結構良いので使っています。

・Axioryスタンダード口座

本当はXMのスタンダード口座が一番キャッシュバック率が高いのですが、XMは逆指値を4pips以上離れた所でないと置けない仕様になっています。1pips刻みで決済をし高頻度注文を繰り返す事が目標なので0pipsから逆指値を置けるAxioryのスタンダード口座にしました。(XMの口座で5pips刻みでEAを稼働させる計画は立ててます)

・稼働通貨

多通貨稼働となると注文頻度は上がりますがあまりlotを大きくできなくなります、なのでEUR/USD・USD/JPYの2通貨で稼働することにしました。

・pips幅とlot数そして証拠金

通常のグリッドEAを稼働する上でもここが1番の難関かと思います。いちいち計算するのは面倒だったので簡易的ですが必要項目に数値を入力すると自動で計算してくれるExcelフォーマットを作りました、もしよかったら使ってみてください。(簡易的に作ったのでいくつか穴がありますが参考程度にお願いします)

今回のEAは口座残高が増やすことが目的ではなく、いかにゼロカットされずに高頻度・高lotの注文を繰り返すかが重要です。そこで少ない証拠金でも高lotの注文を出す方法ですが一般的なグリッド稼働方法とは真逆最大注文保持数を少なくするだけでそれを実現する事ができます。以下に例として稼働設定を書いてみます。

・TP幅 1pips

・許容逆行pips数 300pips

・設定pips幅 150pips

・運用通貨数 2通貨・4ポジション(両建てなので)

この設定において口座残高が6万4000円の場合、そして業者最大レバレッジが400倍ならば0.6lotの設定でEAを稼働させる事ができます。

本当に単純計算となりますが一度も相場が上下せず300pips一方向に動いた場合1pips刻みの為0.6lotの決済回数が300になり(5分以上保有や滑りは考慮せずの単純計算です) 証拠金維持率が100%台でほぼゼロカットに近いですが、合計注文lot数が180lotキャッシュバック率が1lot=4.25USDだとするとキャッシュバック額が8万円ほどになります。

もちろんそんな都合の良いことはありませんが口座残高よりもキャッシュバック額の方が上回る可能性の方が高いわけです。一方向に相場が動かず設定した許容逆行pips内で上下した場合にはどちらに動いても両建てのため利益と引き換えに含み損が増えていきますが平均建値決済により効率よくポジションが消化され段々と利益が上回ってくので口座の維持に繋がりさらに長期的なキャッシュバック収益が見込めます。

許容逆行pips数が300で設定pips幅が10pipsなどの時は、逆行した側のポジションが増えていくと同時に証拠金維持率が落ちていきます。しかし300pipsで150pipsという設定ならまず150pips逆行するまではBuy・Sellで注文数量が同じなので相殺となり証拠金維持率はかからなくなります。だから低資金口座でも許容逆行pips数に比例したpips幅で最大保有ポジションを調節すると比較的高めのlot数で注文を出せるようになるわけです。

※追記

許容逆行pipsに対して設定pips幅は1/2ではなく1/4が最適だと詳しい検証の結果わかりました。( 許容逆行pips 1000pipsの時、設定pips幅は 250pips

・許容逆行pips数

最初のエントリー地点から何pipsで損切りするかの設定になります。これの設定を上手くできれば(メンテナンスも含む)長くキャッシュバック収益が見込めることになります。そこで活用するのがこちらのサイトです

画像2

このように、上記のサイトでは通貨別に平均ボラティリティが期間別に一目でわかるようになっており例えば、EUR/USDの週間平均ボラティリティが260pipsならば許容逆行pipsは少し余裕を持たせた300pipsなど工夫する事ができます。少額ではなく例えば50万以上で運用する場合、許容逆行pips数は2000~4000が安定です。


実践に稼働させてみた結果

実の所稼働させてから3日ほどしかたっておらず(設定最適化に2日lot最適化して1日)データはあまり集まってはいません。(Twitterの方で毎週取引履歴は公開しているので気になる方は @Chisiki1 までお越しください)

ですが下に最終的な稼働設定と収益を画像など交えて書いてみます。

・稼働通貨 EUR/USD USD/JPY 4ポジ
・許容逆行pips 300pips
・設定pips幅 150pips
・設定lot数 0.6lot

初回入金額はまだ設定最適化などできてなかった為、3万円と上記の最終的な稼働設定と見比べるとだいぶ少ない証拠金ですが、飛ばずに生き残っています。(後から追加入金しました)

画像3

画像4

上記の画像が Coroma for MT4 というアプリで口座内の取引履歴を集計したものになります。特筆すべきは3日ほどで総取引回数が151回ほどあり、そして合計lot数ですが最後の一日以外は0.6lotではなく0.03lotで動かしていたのにも関わらず23.69lotもありました。肝心のキャッシュバック額ですが

画像5

見にくいと思いますが右上に書いてある通り9555円となりました。詳細な取引履歴に関してはmt4のスクリーンショットがありますので興味のある方はダウンロードしてみてください。

口座残高は30000円から82461円に増えていますが、含み損がほとんどでプラス転換するのはまだ先になりそうです。ですがキャッシュバック収益は確実に入ってきてます。

※追記
現在はMovecatcherと併用して運用しています

取引履歴はTwitterにて毎週報告させていただきます


さいごに

意外とキャッシュバックをメイン収益にして稼いでいけそうな目処ができたので今後も検証含め稼働させていきたいと思います、もしこれを稼働させてみたい方がいたらEAの配布予定はないですが他社様で販売されているEAでもできるので詳細を知りたい方がいましたらTwitterのDMまでお越しください。

このように相場に対して通常とは違うアプローチをするEAもあるのでもし良ければこちらも覗いてみてください。(口座開設などは不要で無料配布中です)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?