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Rock Novel「シンデレラ物語」ボンジョビ王子シンデレラを泣かす

モスクワ🇷🇺行きの貸し切り飛行機の中
1989年夏

「ヘイ!リッチー」

「よう!トム !」

「紹介するよ、ジェイソン ボーナム
ツエッペリンのドラマーの息子の。」

「初めまして、ジェイソン シンデレラの
ボーカル トム キーファー です。」

「シンデレラ!ああ、知ってるよ。あんたいい声してるよな。」

「ツエッペリンのプロデユーサーの
アンディ ジョーンズにいつも絞られてるからね。
鍛えられたよ。最近出した2枚目のアルバムも
彼に担当してもらったんだけど。」

『Long Cold Winter』だよね!トム !」

「ああ、そう。知ってた?」

「いいアルバムだね。感動したよ。
特にあのバラッドがイイ!
『Don’t Know What You Got
till Its Gone』」

「ジェイソンありがとう〜 あれはピアノで
🎹リフ弾いてたらアンディに『お前新しい曲
作る前に、もっと終わらせる曲あるだろ〜!』
ってドヤ顔されて、こっちも『今いいアイデアが
湧いてるんだ!邪魔しないでくれ!』って
怒鳴り返して作った曲なんだよ。」

「トム が、そんな言い返すなんて、
珍しいよな。あのアンディに口答えするなんてね、」

「そうなんだよ、リッチー、僕も自分で
そんな事言ってびっくりしたんだ『Fxxx Off❗️』
なんて冗談以外それも憧れのアンディ
ジョーンズにだよ。」

「トム 、よっぽど、大事な瞬間だったんだよね。
お前にとってさ。ジェイソンどう思う?」

「俺は、アンディあんまり好きじゃないな。
ジャック ダニエルとヤクをレコーディング
スタジオに持ち込んで、イイ気なもんだよ。
素面で働けつーの!もう70年代のそんな
の古くね〜?親父の時代の遺物さ!」

「お、ジェイソン厳しい事言うな。」

「今回のモスクワのこの音楽フェスティバルは
薬物とアルコール依存撲滅のキャンペーン
なんだからさ!そうでしょ!トム?」

「だよね!僕は酒も薬も高校の時に
痛い目に合って控えてるんだよ。
ジェイソン 親父さんの分まで長生きして、
ドラム叩いてくれよ!」


「ありがとう〜トム 
今回はツエッペリンの曲一緒に
やらせてもらうよ。楽しみなんだ、
あんたとスコーピオンズのクラウスと
スキッド ロウのセバスチャンとね!」

「うん、ロバート プラントとジャニス
ジョップリンが俺のお手本だからね、
頑張って『Rock n’ Roll』歌わせてもらうよ。
モスクワの若い奴らに届くとイイなぁ。
な、リッチー!」

「トム 、ジェイソン、ボンジョビ組にお任せあれ!
ノリノリにロシア🪆の女の子達にも奇声あげさせて
みせるぜ!」

「リッチーは女の子❣️の方がお酒より
イイもんなぁ。」

「イヤ、酒も好きだぜ〜。」

「もう〜 どっちか一つにしとけよ!」

「ジョン うるせい〜 横から口だすな〜」

「トム もジョンも
さっさと結婚しちまったから、
ジェイソン!独身同士仲良くしような!」

「リッチー、ロシア🪆の女の子を
あんたのギター🎸と俺のドラムスで
泣かせちゃおうぜ!」

「俺はさ、実はアンディ ジョーンズ
泣かせちゃったんだ!」

「トム 、どう言う事?殴ったのか
あの巨漢を?」

「ジョン、まさか❗️俺の歌とピアノでだよ。」

「え!あのアンディが?」

「ああ、『Don’t Know What You Got 
till its Gone』をスタジオでピアノ🎹で歌ってたら
アンディが謝って来てさ、あの大柄の男の
目に涙が溢れてたんだよ。驚いたよ。」

「音楽の力って凄いよな〜!
大の男の心も裸のBaby👶にしちまうんだ
からね!だからジェイソンもそう言わずに
アンディの事、憎まないでくれよな。
親父さんの友人なんだから。」

「うん、わかったよ、トム 兄貴!
僕もいい過ぎたよ。」

「な、ジェイソン TOMMYいい奴だろう!
俺がフィラデルフィアのクラブでみっけたんだよ!
じゃなかったら、シンデレラはまだクラブで
床をはいてたかもな!床で吐いてた!」

「ジョンつまんねー!オヤジギャグ!
ボンジョビ王子🤴また〜その話〜耳タコ!」

「リッチー!うるせ〜!」

(全員) 大笑い

「ボンジョビ王子🤴シンデレラを見つけて
くれてありがとう😭」

「あーあ、今度はトム 姫👸が泣いてるぞ〜」

The End 

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