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Rock Novel「シンデレラ物語」カエルの王子様🐸#3

「ゲロゲロ」(殿様ガエルのお殿様〜)

「ゲロゲロ」(なんじゃ、なんなりとな
もうしてみろ、君の願いをシンデレラ君)

「ゲロゲロ」(人間に戻っても、このまま
殿様ガエルの様に歌える方法は無いでしょうか?)

「ゲロゲロ」(そうじゃのー、ふむふむ
でも、何故、この声にこだわるんじゃ?君は?)

「ゲロゲロ」(僕の魂の叫び😭を歌うには
絶対に必要な声なんです〜。)

「ゲロゲロ」(君は何故殿様ガエルが
湖で合唱するのか知っているか?」

「ゲロゲロ」(短い一生を歌って
次の世代に受け継ぐためでしょうか?」

「ゲロゲロ」(それも確かにあるがね、
もうちょっと具体的なことだが、生涯の伴侶を
声で確かめてるんだな。声が合う伴侶をね。)

「ゲロゲロ」(そうだったんですか。)

「ゲロゲロ」(だから、君の声を気に入ってくれた
このお嬢さんと一緒になる事が、歌うって
事より大事なんだよ。)

「ゲロゲロ」(ペットショップで助けてくれた
エミリーちゃんが僕の伴侶なんですね)

「ゲロゲロ」(そうだよ。二人で幸せにな!)

「ゲロゲロ」(でも、エミリーちゃんがこの
カエル🐸の姿になってしまった、僕にキス
してくれないと人間の男の子に戻れないので
一緒になれるんでしょうか?)

「ゲロゲロ」(それは、この殿様に任せて
くれたまえ、君たちがわしの部族を助けて
くれたお礼をしょう。わしはエミリーちゃんが今夜寝ている間に彼女の口に入り込んでな、
彼女をコントロールして、君にキスするよう
仕向けるから大丈夫じゃよ!」

「ゲロゲロ」(お願いします〜)

翌日の朝〜 

「シンデレラ君おはよう〜」

「ゲロゲロ」(エミリーちゃん❣️)

「お早うのKISSキス💋💏」

「あれー!」

「あなただあれ?」

「僕だよ!エミリー シンデレラのトムさ!」

「あなた、カエルの🐸王子様🤴だったのね!」

「ありがとう〜君のお陰で人間に戻れたんだ。」

「よかったわ!」

「どうか、僕のフィアンセになって下さい、
ミュージシャンで成功出来た暁に
結婚💒して欲しいんだ。」

「まだ私15歳だけど、あなたの声が大好きなの
その時を待ってていいのね。」

「ああ、」「あ、でも人間に戻ってしまって
殿様ガエルのの声が出ないかも?」

「ちょっと歌ってみて!」

「ゲロゲロ」(シンデレラ君、任せておくれ、
殿様ガエルのお殿様じゃよ!エミリーちゃん
が君にキスした時に、君の喉に入り込んだ
んじゃよ、だから声はそのままじゃ。
いつまで生きられるか分からんが、わしが
君の喉の中で生きてる限り、いい声が出るから安心
してくれたまえ。)

「♬I need little push push♬」

「トム〜 いい声そのままね!嬉しい〜」

「殿様に感謝だね!さ、学校に🏫戻ろう
エミリー」


こうして、殿様ガエルの声とギター🎸の
響で、シンデレラのトム キーファー は
1986年にミュージシャンとして、大成功
エミリーともめでたく、1987年4月に成婚。

しかしながら、殿様ガエルのお殿様が1991年に亡くなってしまい、トムの声も変わってしまった。
エミリーも声を失ったトムの元を1996年に去り
トムの声探しの旅は長い事続いた。

1997年にトム キーファー は
フィラデルフィアからナッシュビルに移り、
2002年トレーニングした新しい声を手に入れて
一緒に歌う、新しい伴侶とも出会う!

シンデレラのトム少年はやっとガラスの靴の
片方を見つけたのじゃな。
めでたし、めでたしじゃ。(殿様)
Happily Ever After

The End


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