『Tomorrow』岡本真夜さん

車での異動中、ラジオをかけてることもあるけれど

特に耳を傾けることもない中村です。

高速を走ると特に、走行音で聞こえないから。


だけど昨日は、おやと思うメロディが聞こえてきたので

音量を大きくして、耳をそばだてたのが、ことの始まり。

岡本真夜さんの『Tomorrow』という曲。

95年のドラマの主題歌としてヒットしたこの曲が生まれた背景として

岡本さんの生い立ちなども紹介されてました。

十九か二十歳のころに流行ったこの歌、カラオケで歌ったこともあったと思うし、一番だけなら今だって空で歌えるんだけど、

当時は、メロディに載った文字列でしかなかったのが

40代も半ばとなった今聞いたら、優しく強いメッセージに胸に迫りくるものが。

2番のサビ、最後の最後「明日は来るよ、どんな時も」なんて

むしろ全然前向きに捉えられない。

朝が来たらまた働かなくちゃならないのが嫌で、

無理やり自分を奮い立たせて笑顔作って、

いつになったら自分の好きなように自分の時間を使える日が来るのか

自分の感情を表に出せるのか、

嫌なものを嫌と言えるのか、終わりが見えなくて、

ただただ周りに合わせて時間が過ぎるだけで、

朝が来るのが怖いから夜が怖くて。寝るのが怖くて。

でも、残酷にも朝が来て、

子どもを食べさせて送り出して迎えてって繰り返しているうちに、

気が付いたら今になってた。

どんな時も明日が来る。

いつか、明日かもしれないし、来年かもしれないけど

きっと自分の願う未来をかなえることができる。


歌に励まされるとか、詞に涙するとか初めてのことで、忘れられない時間となりました。

病的なドライアイのせいか、流れるほどの涙でもなかったけれど。

涙の数だけ強くなれるんですって。なろうよですって。

強くなるなら、他人を守るための強さでありたい。


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