消えてなくなりたい

地球はこんなに光を浴びて輝いて
緑の葉っぱはゆらめいて
記憶を辿れば優しかった母親の姿も瞼にうつるのに
私は消えてなくなりたいと思う時もある。

一生懸命考えすぎているから？
もっと広い心をもてば大丈夫だから？
気楽にいい加減になればいいよ、なんとかなるよ

といわれるかもしれない。

でも、この世に
自分の居場所や存在価値が分からなくなったとき
だれしもおもうでしょう。
いろんな状況が重なったとき、前がむけなくなるときもある。そして

消えてなくなりたいと。

惨めな気持ちで生きるのはたくさんだと。

消えてなくなれば楽になれるかなと。

たぶん答えを求めているのではなくて、なにも考えなくても心が苦しくならない方法がしりたいんだ。
分からないから、消えてなくなりたいと思う。

もちろん私は消えてなくならない。
でもそう思うことで、世の中が愛おしいと感じることもある。一匹の蜘蛛でさえ。