アムハンドラの箱 作者的解説
アムハンドラの箱は、パンドラの箱のように、開けたらいけない系の箱の話に、しても良かったんですが、それだと何番煎じな話になりかねなかったので、答えのない話を書きました。
答えがないことがアムハンドラであり、それはとても優しいものなのです。
娘が何かを失ってそこにいたのかが主軸の話のようで、実際は大事なのはそこではないです。
アムハンドラの箱があって、そこに娘がいて、村人が心配してそこに手を差し伸べた。それこそが娘の願いだったのです。娘は忘れられないように、「自分を見て欲しい。」という願いを忘れたかったのです。
願いが叶ったのかに関しては触れないまま終わっていきますが、娘は最終的に幸せになります。
アムハンドラの箱というのは、「優しさ」とか「願い」とか、そういった目に見えないものの象徴のような存在を示しています。
作者的解説でした。
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