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【SVシーズン22最終925位】ゴリ押し👊バトン道【最終レート1944】

バトン軸を握ると勝てない。
そういう星の元に自分は産まれてきており、今まで幾度となくバトン軸を握っては爆死してきた歴史がある。

今回は最終3桁とはいえそのジンクスを多少は払拭できたような気がしなくもないので、構築記事として記録に残す。

●構築コンセプト
バトンするのがバレバレでもいいから、相手のバトン対策に対するメタを充実させて成功率を上げる。

●構築経緯
Xにてかんた様の一桁到達ポストがたまたま流れてきて面白そうな軸だと感じ、アーカイブを拝見

一旦構築を丸パクリすることに(バトンの並びはムー様が起源らしい)

実際この並びは強かったのだが、作成者がアーカイブでも発現していた通りにウルガモスとラウドボーンがべらぼうに重い。

そこに拍車をかけるように終盤増え始めたラウドボーン。構築を改造(改悪)することを決めた。

元構築はバトンが軸で偽装(兼裏選出)としてサイクルパーツを入れていたが、バトン軸の方がパワーが高いと感じたため偽装をやめてがっつりバトン軸に寄せることにした。

そうなると必須なのは"相手のバトン軸対策への対策"だ。

バトン軸に対する分かりやすい対策法は主に5つあると思う。
①強制交代技(吠える、吹き飛ばし、ドラテ)
②天然(ラウドボーン、ヘイラッシャ、ドオー)
③挑発、アンコール
④呪い、滅びの歌
⑤先に積み切る(積み技持ち)

※こだわりトリックは個人的には対策になってないと思う(積みエースをこだわらせるなら意味はあるけど、バトン要員に下からトリックしてこだわらせようとするプレイヤーが多い)ため今回は割愛。

元構築から引っ張ってきたバトン要員と積みエース(クエスパトラ、ブリジュラス、アーマーガア)は続投。この3匹のみでは上記の5点への対応が難しいため残りの3匹でカバーしていく。

まず、起点作成として壁ドラパを起用。
バトン軸がバレても良いならこれ以上に頼りになる起点作成はいない。壁のおかげで⑤先に積み切られるケースへのカバーも少しだけ効くようになる。

次に、①強制交代技に対する対策として蝶の舞バトン根を張るキレイハナを起用。メンタルハーブを持たせることで特にどうしようもない悪戯心の挑発やアンコールへの活路にもなった。

最後に、ここまで来ても未だにラウドボーンが重い(ヘイラッシャとドオーは一応つけ上がるアマガでなんとかなる)

しかし逆に言えば、ラウドボーンはバトン対策においてかなり信頼できるため、ラウドボーンを採用しているプレイヤーはラウドボーン以外のバトン対策をほぼ切っていることにも気付いた。

つまり、積みエースでラウドボーンを破壊できれば、そのまま全抜きできる。

そうして最後に選ばれたのがラウドボーンだった。副次的にバトンミラーや⑤先に積み切られるケースに対する耐性も向上した。

ここまでの並びが決まったのが9月30日0時頃で、最後に入ってきたラウドボーンの調整を終え構築が完成したのは10月1日0時頃であった。

みんなはもっと余裕を持ってランクマをしよう(戒め)

●個体解説

ドラパルト @ ひかりのねんど
テラスタイプ: ゴースト
特性: のろわれボディ
性格: おくびょう
195(252)-126-95-120-96(4)-213(252)
リフレクター / ひかりのかべ / シャドーボール / のろい

調整意図
S最速
H耐久高くなるようぶっぱ
D余り

初手出し起点作成担当。何の変哲もない壁ドラパ。初めて使ったけど強かった。ワンウェポンはサーフゴーへの打点になるシャドボ。初手から悪巧みするやんちゃサーフゴーを咎めるためにゴーストテラス。

環境でドラパの上を取ってくるスカーフ持ちは最速サーフゴーとマスカーニャぐらいしかおらず、HDの比率を252-4から108-148にすれば最速サーフゴーのシャドボ確定耐えになるため、そっちの調整でも良いかもしれない。マスカの叩きは逆立ちしても耐えられないので諦め。 

クエスパトラ @ オボンのみ
テラスタイプ: みず
特性: かそく
性格: おくびょう
201(244)-72-111(244)-122(4)-82(12)-138(4)
まもる / ルミナコリジョン / バトンタッチ / めいそう

調整意図
S準速サーフゴー抜き
H奇数になるよう最大
B出来るだけ高く
CD瞑想したときにオトクな気がする偶数調整

バトン要員その1。守るを無理なく採用できるため相手の挑発、アンコール、トリックあたりの行動を見てからバトンで逃げられるのが本当に偉かった。

ノーウェポン型で使っていた時もあったが、ルミナコリジョンがあればこいつ自身が積みエースを兼任できて強い。普通に3タテした試合もザラにある。

相手のブリがステロ撒きっぽくない顔をしてるなら積極的にこっちを投げたい。

キレイハナ @ メンタルハーブ
テラスタイプ: みず
特性: ようりょくそ
性格: おくびょう
181(244)-76-117(12)-110-120-112(252) *A0
ちょうのまい / ちからをすいとる / バトンタッチ / ねをはる

調整意図
S最速、+2で最速スカーフサーフゴー抜き
H奇数になるよう最大
B余り

バトン要員その2。圏外から自分行けますよって顔してたので採用。根を張る+バトンができるのはコイツとドーブルだけらしい。

評価点は強制交代技への耐性その一点のみ。それ以外のあらゆる点においてクエスパトラの方が便利で使い勝手が良い。

力を吸い取るは1、2回程度しか押した記憶がないので、欠伸耐性をつける身代わりか、ギガドレインあたりのワンウェポンを入れた方が良いかもしれない。要検討。

忘れがちだが、根を張るバトンをすると飛行タイプに地割れが当たるので注意。

ブリジュラス @ たべのこし
テラスタイプ: ひこう
特性: じきゅうりょく
性格: ずぶとい
193(220)-99-176(76)-146(4)-101(124)-116(84) *A0
ラスターカノン / ボディプレス / てっぺき / バークアウト

調整意図
H16n+1
B11n
S原案(+2段階で+1セグ抜きとかだった気がする)抜き
D出来るだけ高く
C余り

積みエースその1。一番出したい積みエース。所謂レギュHスタンのメンツを大体破壊できる。

瞑想(蝶の舞)が一回しか積めてない状態でバトンされてもサーフゴーガチグマにはバークアウトから入れば安定するし、物理相手には鉄壁で様子見安定。

飛行テラスはエレクトロビームがクソ痛いことにだけ目を瞑れば必要な要素が完璧に揃ってた。

ガブとかオオニューラがいても全然出す。出したくない相手はウルガモス、塩、天然勢(ラウドボーン、ヘイラッシャ、ドオー)

アーマーガア @ おんみつマント
テラスタイプ: あく
特性: プレッシャー
性格: わんぱく
205(252)-108(4)-143(36)-65-130(196)-90(20)
つけあがる / ビルドアップ / はねやすめ / ちょうはつ

調整意図
Hぶっぱ
B11n
Sミラー意識でちょい振り
D出来るだけ高く
A余り

積みエースその2。シーズン3で強かった奴、今もちゃんと強い。遂行速度がやや遅めな点だけがネック。

自分はブリジュラスを優先して投げていたため出番が少なかったが、多分もっとバンバン出しても良いパワーがある。

基本的には塩とヘイラッシャ、ドオーを見たら投げていた。後は受けループ対策も一任している。ヘイラッシャは倒すよりもプレッシャーで攻撃技のPPを枯らす立ち回りを意識する。

ラウドボーン @ もくたん
テラスタイプ: ほのお
特性: てんねん
性格: おだやか
211(252)-72-124(28)-132(12)-132(196)-89(20) *A0
フレアソング / なまける / ふういん / あくび

調整意図
Hぶっぱ
D11n
Sミラー意識でちょい振り
C偶数
B余り

積みエースその3。最初はウルガモス対策での採用だったがウルガモスはそもそもラウドボーンを見たら出てこないため最終的に同族狩りに特化した型になった。

ラウドボーンミラーで警戒する技は、
フレアソング
シャドボ
祟り目
なまける
鬼火
欠伸
あたりであるが、フレアソング、怠ける、欠伸を封印で無効化、炎テラスで鬼火、シャドボを無効化、状態異常を完封してるので祟り目を無力化。これでミラーは負けようがない。

置物と化したラウドボーンを突破する頃にはC+6でそのまま全てを貫くし、天然以外では当然受けられないので相手はラウドボーンから引くこともできない。ラウドボーンでバトンを見ようとした時点で敗北という理不尽を押し付ける。

基本的にはラウドボーン、ウルガモス、ジャローダあたりが見えたら投げるようにしていた。

持ち物は当初アッキの実だったが上記の仮想敵が全員特殊なせいか、ものの見事に一度も発動しなかったため木炭に変更。炎テラスと合わせてミラーを突破した後の全抜き性能には目を見張るものがあるため多分これで正解。

●選出の決め方と簡易な立ち回り

基本選出
ドラパ+バトン要因から1+積みエースから1

初手
ドラパ
立ち回り:壁を張って自主退場or交代

バトン要員
基本的にはクエスパトラを投げたいが、ブリ(それ以外だとカバとかバンギとか)がいたら念のためキレイハナを投げる。ラウドボーンがいたらキレイハナは投げられないので割り切ってクエスパトラを投げる。
立ち回り:必要なだけ積んでバトンする。壁ターンが残ってるうちにバトンするとエースが安全に着地できる。

積みエース
基本的にはブリジュラスを投げたいが、ブリが突破に困る塩、ヘイラッシャ、ドオー相手にはアーマーガアを投げ、ウルガモス、ラウドボーン、ジャローダ相手にはラウドボーンを投げる。
立ち回り:全部倒す

テラスは必要そうならバトン要員に優先的に切って構わない。ただしラウドボーンをラウドボーンで見ようとする場合はラウドボーンにテラスを残す。

●最終結果
最終925位、最終レート1944

●感想
バトン軸を使うと爆死しては諦めてばかりだったので、今シーズンは最後までバトン軸をイジり続けるという今までとは違う取り組み方ができて新鮮だった。

ラウドボーンの調整(封印、炎テラス、木炭)が決まるまで溶かし続けていたが、決まった瞬間から勝率が上がり始めたので、プレイングでの誤魔化しが効かない分ほんの些細な調整の違いが勝率を左右する繊細さがバトン軸にはあるのだなと痛感した。

あーでもないこーでもないとデッキをこねこねして改良改悪するのが好きな性格なので、また機会があればバトン軸を握ってみたい。

ここまで読んでいただき感謝。
もし使ってみたい人がいたらDMください。レンタルあげます🙇‍♂️

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