爪先の愛

ネイルが好きで毎月同じお店に通っている。
だいたい7000〜1万円くらいで、細かいアートも引き受けてくれる上にめちゃくちゃセンスがいいので半年以上お願いしている。

元々マニキュアが好きだったのもあり、たくさん種類を持っていたが(靴箱1箱ぎっちりくらい)、
やっぱりすぐハゲる上に時間がかかるので、
課金してでもジェルに切り替えるようになった。
ただ、マニキュアはすぐ落ちるし、いろんな色が気軽に楽しめるので今も好きだ。(ジェルはオフがとても大変)

なんで爪にマニキュアを塗るのが好きになったのかを考えてみた。大学生の頃から徐々にハマり始めて、社会人になってからは毎月の2本くらいは新しいのを買っていた。

なんでなのかしばらく考えても分からなかったが、塗った手が愛おしいと感じるからかもしれない。愛。
好きなものに理由なんてない。

妊娠中だし、子供が産まれてから子育て期間中は全然出来ないかもしれないし、そう思うと少し寂しい気持ちになる。私の中で爪は優先順位がすごく高いのかもしれない。妊娠して酒を飲めないことが全く苦痛ではないが、ジェルを辞めなさいと言われる方が悲しい。
愛するものを失うような気持ちになる。

私にとって手入れのされた爪先は愛の結晶なのだ。

そうは言っても伸びたら危険なので勿論しばらくお休みするつもりだが、またできるようになれば愛の結晶を爪先に宿したい。

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