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『レバレッジ・リーディング』

この本を選んだ理由

こんばんは。自宅待機が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?私は、1週間経って、ようやくこの生活も受け入れはじめ、自分の課題をこなすリズムが少しづつできたように思います。しかし、この一週間どうしても進んでできなかったことがあります、それが読書です。今回、自己研鑽をできる時間を予期せぬ形で得ました。読書をして、先人たちの知恵や価値観、考え方を取り入れることが自己研鑽になることも理解しているつもりですが、苦手意識から大学生の間もなるべく避けて通ってきていました…(文学部でありながら恥ずかしいです)。今回こそ読書を自分の習慣として取り入れようと思ったのですが、自分にはもうひとつ問題がありました。それは読んだことをすぐに忘れてしまって、時間を無駄にしている気しかしないことです。まず読書の仕方について書いてある本を読むところから始めよう…そう思い立って手に取ったのがこの『レバレッジ・リーディング』でした。

この本の概要

ざっくりいうとこの本は、「ビジネスで成功したい人がするべき読書法」が紹介されています。1500円の本を読むだけではなく、アウトプットすることで将来100倍になって返ってくるようになるというのです。そもそも、読書をしない人の言い訳として、「時間がない」という人がいますが、それは読書をしないからだと筆者は述べています(耳が痛い)。本には他人の数十年分の経験や知恵が詰まっています。時間がないと言っている人は、いわば自分で見知らぬ道を開拓している人、読書をして自分のものにしている人は、先人たちが歩いたわだちを通るのと同じことです。どちらが成功に近道かは、だれの目から見ても明らかでしょう。読めば読むほど累積効果でパーソナルキャピタル(自己資産)の含み資産が増えるのです。多くの成功者も必ずと言っていいほど本を読んでいるといいます。読書は、簡単にできる自己投資なのです。

本の選び方

まずは本の選び方です。この「レバレッジ・リーディング」は自己投資なので、本を選ぶ段階も重要となります。まずは最も重要だと感じたのは、その本を読む目的を明確にすることです。「自分の人生の目的は何なのか」「現状の課題は何か」という視点で選べば、今自分に本当に必要な本はどれなのかが意識できます。そして、あえて分厚い難しい本を読む必要はありません。即戦力になるのは、自分にとってやさしく、読みやすい本です。さらに、難しい本に書いてあることが本当の価値ならば、それについて知りたがる人は多くいるはずなので、簡単なものが出版されるはずなのです。

具体的な読書の方法

次に、決めた一冊をどう読むかが述べてあります。今までの読書の方法が大きく覆され、最初は慣れるまで抵抗がありそうですが、続けていこうと思いました。特に印象に残ったのが、目的を持って読めば、1冊の16%しか理解しないでもいい、ということです。あくまでもこの読書は投資活動なので、必要な情報だけ得られれば、それで十分なのです。そしてもうひとつが、本に直接線を引き、メモを余白に書き込めということです。大事なところを読み返し、自分のものとしてアウトプットすることが目的なので、そこをすぐに見つけられるようにしたり、自分の考えをその場ですぐまとめることができるからです。さらに、その大事な部分だけをまとめたメモを持参して読み込むことで、実戦で条件反射的に対応できるようになるといいます。

最後に

この本はいかにして自分の読んだ内容を自分のものにするか、という自分の課題を解決してくれるのに最適な一冊でした。ほかにも、細かく読書をシステム化して説明してくれているので、私と同じ悩みを持っている人におすすめの一冊です。はじめは週1.2冊から、読書を習慣化できるようにしていきたいとおもいます。

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