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釣り好きなパートナーに聞いてみた! 旅はたくさんの可能性があって、価値観を変えてくれるモノ
旅のカタチは人それぞれで、旅への想いも十人十色。
今回は釣りが大好きなパートナーに、旅とはどういう存在なのか聞いてみました。
フィッシングガイドや竿作りをしている彼は、生粋の釣り人です。
元々旅行をすることは、そこまで多くなかったようですが、そのなかでも人生を変えた旅があったことを語ってくれました。
出会ってからは一緒に出かける機会が増えて、旅がより身近になっていったそう。
旅の存在がどのように変化していったのか。そしていま、改めて思う旅の良さとは何なのか。彼の想いを深堀りしていきます。
旅は楽しくて、でも少し敷居が高いイメージだった!?
ーー元々、旅に対してどういうイメージをもっていた?
僕は昔から外に出ることが好きなタイプ。だから旅に対しては、かなりポジティブなイメージを持ってました。
テレビや写真でキレイな景色を目にしたり、旅行の話を友達から聞くと、いつもその場所に興味が出てくるんです。実際にそこの空気を感じたい!と思うことも多かった。
旅と聞くと旅行というイメージがあって、のんびり観光したり、お寺や神社巡りをしたり、ご当地グルメを満喫するようなことを想像します。
食べることが好きだから、旅先の名物はよくチェックしてる気がします(笑)
友達からは時々、旅で登山やハイキングをした話も聞くけれど、長距離を歩くと疲れてしまう気がして、僕はあまりしてこなかったです。
そこまで疲れることなく、ほどよくリフレッシュできる旅が好きなのかな、と自分では思っています!
あともう一つ、昔は旅ってすごくお金がかかる印象がありました。
楽しいけれど気軽にはできなくて、少し敷居が高いもの、というイメージがあったんです。
ーー確かに、旅は色々とお金がかかるかも!
実は僕自身、それほど旅行をしてこなかった方なんです。行きたくなかったとか、キライだった訳ではなくて、旅行が好きな気持ちはずっとありました!
行かなかった理由は、単純にあまり機会がなかったのと、釣りに集中していたのが大きいです。
僕は元々釣りのプロを目指していて、フィッシング専門学校に通っていました。なので休日や空いた時間は、友達と釣りに行くことが多かったんです。
バイトもしていたから何かと忙しくて、旅となかなか結びつかない環境だった、というのが本音かな。
学校のみんなで河口湖や野尻湖、中国に行ったことはあるけれど、釣りが目的だったから旅にはカウントされない気がしていて。
そんなに観光もしなかったから、どちらかというと合宿の感覚が強かったです。
周りも同じ境遇の友達が多かったから、学生時代はとにかく、旅より釣りをしていました。
そういう意味で、僕が思う旅のカタチでもある、観光を楽しむ旅行、というのはあまりしてこなかったと思っています。
ーー大好きな釣りをしていたからこそ、だね。
でも自分のなかの旅のエピソードを振り返ってみると、印象に残っていることはいくつかあります!
一つ目は、よく家族でスキー旅行に行ったこと。
小学生の頃は長野県のスキー場を、ほぼ毎年訪れていたんです。両親がスキー好きで、冬になるとスキーの季節がやってきた、という感覚でした。多い時には、シーズンに3回ほど行ってました。
そしてもう一つは、カナダに旅行をしたこと。叔父さんがカナダに住んでいて、小学生の頃に家族みんなで会いに行ったんです。
その時の経験はインパクトが強くて、自分の旅の原体験になっているというか、人生のターニングポイントになっていると感じています。
大好きな釣りの原点となった、カナダ旅行
ーー人生のターニングポイントになった旅とは、実際にどんなものだった?
カナダへ旅行をしたのは小学5年生の時で、それが初めての海外旅行でした。
風景や空気など、さまざまなものが日本と違っていて、すごく感動したのを今でも鮮明に覚えてます。
例えばカナダでは、街を歩いていてもチャイニーズ、ピザ、ホットドッグなど、色々な国の食べ物を目にして、世界中の文化が集まっているなと感じました。
異なる文化が上手くミックスされていて、さらにスケールも大きいことに驚きました。
あとは叔父さんのおかげで、たくさんの人と交流する機会もありました。その時に英語っていいな、とも思ったんです。出会った現地の人たちと、もっと会話ができるようになりたいと感じました。
ーーそんななか、カナダで釣りをすることに?
滞在中にナイアガラの滝を訪れて、釣りをする機会があったんです。この経験こそが、僕の釣り人生の原点になっています。
ナイアガラでは、人生で初めてガイドさんを雇って、船に乗って釣りをすることをしました。ガイドさんに教えて貰いながら釣りをするのが、とにかく楽しかった!
ちゃんと魚も釣れたから嬉しくて、もっと釣りをしたい、上手くなりたいという気持ちになりました。
この想いはカナダから帰っても消えなくて、ずっと釣りを続けていました。そして高校卒業後、フィッシング専門学校へ行くことを決めたんです。
いまは僕自身がフィッシングガイドをすることもあり、カナダでの経験がこれまでに繋がっていると感じます。
ガイドになりたいと思ったのはずっと後だけれど、旅行をしていなかったら、その夢を持つことはなかったと思います。
原体験はいまの旅観にも繋がっている
ーーカナダ旅行で感動した出来事は、釣りへの道へと続いていたんだね!
そうなんです。そしてカナダでの経験は、釣りだけでなく、旅行への価値観にもすごく影響していると思います。
カナダで色々な国籍の人たちに出会えて、日本とは全然違う景色を見たり、体験をしたことがすごく大きかった。もっと海外に触れてみたいと感じたんです。そしてその想いは、いまでも持っています。
大人になって海外の人と触れ合う機会も増えて、英語をマスターしたい気持ちも強くなりました。実際に友達ができたり、簡単なことでも喋れるようになると、とても楽しいんです。
なので旅の話をすると、海外に行ってみたい! という想いが、最近は強いです。
実際に行きたい国もいくつかあって、例えばアメリカ、カナダ、ニュージーランド。どの国もスポーツフィッシングが盛んだから、現地に行って色々な魚を釣ってみたい!
自分がいま、英語や海外に興味を持っているのは、小さい頃の経験が大きいなと思っています。
ーーいま考える、理想の旅のスタイルはある?
海外でいうと、やっぱり釣りが有名なところに行きたいです。英語圏に行って、それから他の国もまわりたい。
日本でできた海外の友達もいるから、みんなに会いに行く旅をしてみたいです。
国内であれば、僕は水族館に行くことが結構好きなんです。魚関係は根本的に好きで、つい気になってしまいます(笑)
あとは料理や食べることが好きだから、その土地のグルメも堪能したい。
具体的には、北海道や沖縄が行ってみたい場所です。
飛行機を使うのでワクワクするのと、本州とは違う独自の文化が面白いと思ってます! 沖縄には美ら海水族館もあるから、いつか訪れたい。
あとは東北にも行きたいなと思っています。未だに放射線の風評被害があったり、東日本大震災から復興しきれてない部分があると感じているからです。
東北は海鮮が美味しいし、現地を訪れて何かしら復興の手助けをしたいな、と考えています。
感じる旅への可能性。旅は価値観を変えてくれるもの
ーー「旅は以前、敷居が高いイメージだった」と言っていたけれど、今はどう思ってる?
一緒に色々な場所を訪れるようになって、旅に対してより親近感を持つようになりました。
世界が広がった気がしています。今まで自分が知らなかったことが、たくさんあるなと思ったんです。
旅に対してのイメージもすごく僕の中では変わって、まず日本だけでもこんなにいろいろな観光地があったり、神社やお寺の観光スポットが あるのかと驚いたほど。
お金の面でもこんなに安く旅行に行けるんだと知ったり、、ホテルのサーチの仕方も分かるようになりました。
旅行がより身近になって、もっとポジティブなイメージを持ちましたね。
さまざまな観光地を知るようになって、日本にこんなに良いところがあるんだ、と実感するようにもなりました。
ーー改めて、旅とはどういう存在?
旅は自分の価値観を変えてくれるものだと思っています。
自分の生まれた故郷もすごく好きだけど、やっぱり僕自身の足で、行ったことない場所を訪れてみたくなりました。色々な場所で、そこでしか見れないものや人、体験に出会ってみたいんです。
日本、海外関係なく旅をすることで、自分の知らない知識がついたり、新たな考えが生まれたりすると感じています。
自分自身がもっと人として成長できる気がして、そういう貴重な経験をしたいなと思ってます。
今の世の中、現状に満足しなかったり、毎日同じことで飽きちゃったという人もいますよね。でもそんな時にこそ、知らない世界をみて、自分の価値観を広げるべきだなと。
僕は元々旅をする方ではなかったけれど、旅に触れるようになって、行きたい、やってみたいが増えました。
旅はしなきゃ損だと思うし、自分の世界を広げてくれると強く思ってます。
インタビューを終えて
パートナーの話を聞いてみて、旅にはたくさんの可能性が詰まっているな、と感じました。
大好きな釣りも、カナダ旅行での出来事が原点になっていて、点と点が色々なところで繋がっている印象です。
ふとした一瞬の出来事を、ずっと忘れずに覚えている。旅をする中で、そういう体験をした人は意外と多いのではないのでしょうか?
「これやってみたい、楽しい!」は旅をするなか、思いかけず生まれてきて、色々な可能性を作り出してくれるはずです。
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