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流経大柏vs浦和レッズユース 高円宮プレミアリーグEAST2019

■決戦の地・浦和駒場スタジアム

天気予報どおりの雨のなか、決戦の地「浦和駒場スタジアム」へ。風も強く、雨は横殴りに降り注いでいました。

2019高円宮プレミアリーグEASTはいよいよ大詰めを迎え、3位以下は大混戦模様。流経大柏は、第17節の市立船橋戦を、高校サッカー選手権予選の日程変更による影響をうけ、既に消化。(ちなみに結果は1-2で敗戦)

浦和レッズユース戦を含め、残り2節となった。市立船橋以外のチームは残り3節。ここまで来ると、やはり他チームの組み合わせと結果が、プレミアリーグ残留に大きな影響を及ぼすことは、語らずともリーグ戦ならではとして、ご存知ですよね。

■いよいよキックオフ

キックオフ

流経大柏スタメン
GK
1松原颯汰(RIP ACE)
DF
15清宮優希(Forza'02)
4藤井海和(S.T.FC)
51古谷優斗(鹿島アントラーズつくば)
30田口空我(ジェファ)
MF
10八木滉史(FC多摩)
9渡會武蔵(ホペイロ刈谷)
50橋本佑斗(FC府中)
8大西悠介(クラブドラゴンズ柏)
FW
40羽坂 豪(大阪市ジュネッス)
29川畑優翔(大豆戸FC)

前半、全体的に試合を優勢にすすめたのは流経。時折、レッズユースがいいオフェンスの場面を見せるも、しっかりと対応していました。向かい風と雨の水分を浸した厳しいピッチコンディションにも関わらず、ゲームメイクに意識を持ち流れを掴もうとする様子が伺えました。

そのようななか、左サイドの8大西君がPA内に得意のドリブルで切り込み、レッズGKと1対1の場面に。ビッグチャンスだったのですがレッズGK25鈴木彩艶君がセーブ。これを逃したのは大きかったように思います。

しかし、27分。流経は右サイド奥で基点を作ると、しっかりとキープし、レッズユースの選手を引き付け、後方からサポートに入ってきた8渡會君がパスを受け、その後、縦のスペースへパスをつける。

ここで、パスを受けたのが流経の闘将10八木滉史君。彼は足元で受けると見せかけ、PA内のスペースを見つけると、体を反転させ一気にレッズユースDFを振り切り縦へ前進。(このプレーは圧巻でした。)そして、流れるようにニアサイド気味に受けに来た8大西君へマイナス方向へ折り返しました。このパスをバッチリ左サイドへ流し込みました。

流れるような、アンダータッチパスワークから流経が待望の先制ゴール。

と、ここまではよかったのですが、少しずつペースがレッズユースへ。じわりじわりと押し込んで来ます。そして、前半も終わりに差し掛かった43分。CKのこぼれの混戦から同点へ追いつきました。時間帯としては、絶対にやられてはいけない、前半をクローズする時間に自陣の深いところまで攻め込まれたこと、CKになってしまったことなどが連なってしまいました。

■後半 さぁどうなる

後半、立て直しをはかり勝ち越しを狙いたいところでしたが、レッズユースは勢いを維持し後半に入りました。特に効いていたのは、20木下 翼君です。彼がボールをロストせずに最後までやりきることが、レッズユースの圧力となり長い時間流経エリアでプレーすること、守備に切り替わったときの時間をもたらしたという訳です。

流経も時折、いいカウンターやサイドからの崩しを見せますが、綺麗に崩そうとし過ぎて、シュートまで持って行けずにロストし鋭いカウンターをくらってしまう場面が度々ありました。レッズユースの術中にはまった感さえあります。

流経のいい時間帯が続くときは、やはり、前線から守備までがコンパクトになり、幾度もプレスに行く体勢を維持されているときだと思います。

レッズユースのシュートがバーにあたり、九死に一生を得た場面もありましたが、どうにか勝点1をGETしました。後半はフレッシュな選手が続々投入され、打開しようという戦略が見えました。
18三好麟大(RIP ACE)
46川原田有人(SC相模原)
22瀧本脩司(FC厚木DREAMS)
6木村 聖(ジェファ)
交代選手のレベルも高く、当然、選手権予選やプレミアリーグ最終戦に繋がってきます。

■雑感

まだまだのびしろを残す流経大柏。27日には選手権予選準決勝を迎えます。流経の調子が悪いという訳ではありません。むしろ、昇り調子と言えるでしょう。そのなかで、激闘の八千代戦を切り抜け、プレミアリーグを迎えました。27日の準決勝、30日の決勝、12月8日のプレミアリーグの最終戦と、さらなるチームの成長に向けて躍進し続けられるはずです。

そこで重要になることは「ほんのちょっと」のところなのです。ほんのちょっとの成長が、そこに大きな影響を及ぼすのです。私はそんな姿をたくさん目にしてきました。

絶対に忘れてはいけない「東総の空」

絶対に忘れてはいけない「彼女たちの涙」

歴戦の勇士達が踏み固めてきた轍に、新しい足跡を刻もうじゃありませんか。千葉県3連覇。そしてプレミアリーグ残留。百打一音で行きましょう😃

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