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明日へ向かって

■はじめに

書くかどうか迷いに迷った記事。いや、素直に書けなかったという方が正確だろう。11月30日から1週間が過ぎた。不思議な感覚の1週間だったように感じる。

考えないなんて到底無理なことだが、現実を身体中のあちこちに刻み込まなければならない激痛に耐えるのは容易ではない。まして、選手・マネージャー・スタッフ・保護者の心中は想像を遥かに超える痛みと向き合っていたことだろう。

全国高校サッカー選手権に出場し、日本一になるという夢を目指したが、儚くも散ってしまうこととなった。

■敗北は何を学ばせてくれるのか

勝ち続けることは不可能。世界一になった国だって、クラブだって、次の日はわからない。それは「勝つ」という目標をひたすら追い続けながら、「負け」という十字架を背負わねばならないリスクと、ごくごく自然に向き合っているということではないだろうか。

ある名将が言っていた「試合に負けたら、ずっとずっと頭から離れない。あのとき、ああすればよかっただろうか、こうすればよかっただろうか。あの選手にこんな言葉をかけてやればよかった、など頭の中をグルグル回って眠れない。そして、選手達の部屋に様子を見に行くと、いびきかいて寝てる。たいしたもんだなって。笑」

「散り際」「散りかた」に何らかの美を求め、クローズアップされることもしばしば。否定はしない。その美が賞賛に値するときがあるのも事実だし、感情も揺さぶられる。

ただ、一時の感情から解き放たれ冷静になったとき、敗北から学ぶこととは一体何なのか。

どんな答えを出し、どんな成長を促し、どんな一歩に繋がるのか、そして、いつ学びに出会えるのだろうか。或いは、何物にも繋がらないのか。

いつか勝利を手にいれたときに、わかるのかもしれない。

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■決勝戦

内容はここで振り返ることはしないと決めた。SNSで暫く流れ続けた情報から目を背けたくなったが、堪えてしっかりと瞼の裏、胸に焼きつけておいた。

7年連続同一カードとして全国に注目を浴びた千葉クラシコ。競技場は高校サッカーとは思えない、独特の雰囲気を醸し出す。2強に土をつけようと急激に力をつけてきたチームも多々あり、日体大柏・八千代・習志野のように近年、インターハイ予選の頂点を奪うハイレベルなチームがあることも既知の事実。

しかし、流経大柏と市立船橋の決勝戦は、何とも言い表しにくいものだ。

互いに1つの大きな分岐点となった年とも言える。市立船橋は朝岡氏がジェフ千葉U-18へ新たなるステージへ闘う場所を変え、監督が変わった1年目だった。

流経大柏は、ボスこと本田裕一郎先生が今季限りで勇退。新たなる流経大柏へと移行していく。

頂点を奪い続けてく挑戦には、日体大柏、八千代、習志野などの強豪を打ち破らねば、その決勝戦への挑戦権さえ得られない。そして、全国という扉を開くには、必ずや市立船橋がその前に立ちはだかるはずだ。

いつかまた来る「決勝戦」に向けて、百打一音。

■明日という日

12月8日。

いよいよ流経大柏33期生の高校サッカーライフが12月8日幕を閉じる。全国高校サッカー選手権への出場が叶わなかった以上、この日が来ることは嫌でも理解していた。続きに触れていくと、また感傷的になるので、もうこのへんでおさめようと思う。書き綴っていくと、まとまりはないし、何を伝えたいのか、自身がよくわからなくなってきてしまった。

県リーグDiv1はジェフ千葉U-18、高円宮プレミアリーグは柏レイソルU-18との柏ダービー。

最後は勝って笑って終わろう‼️

勝利‼️笑利‼️翔利‼️

明日は33期生の祭りだ😃

心震える33期生FOOTBALLを。

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