見出し画像

やってこーよ!関東クラブユース選手権★FC多摩★

■強い気持ちで(笑)

6月29日は土曜日だった・・・・。

カレンダーを見れば一目瞭然。しかし、この週は多忙でとにかく仕事に邁進。週末の観戦予定をどう組むか必死に考えていた。
という1つ目の言い訳。

2つ目の言い訳は、関東クラブユース連盟の大会日程を確認したら6月29日(日)と記載があったんです。
日曜日は全国をかけた闘いかぁ・・・・。
同日の高円宮プレミアリーグの千葉クラシコAWAYは例年行ってないし、スカパー!の放映だの、何とかの視察だのと混み合いそうなので、付属グラウンドのようにゆっくり観戦できないなぁ。

そうだ‼清瀬へ行こう‼

なんて、心の中でマニアックな独り言を言って、予定どおり、6月28日(土)笑 が始まりました。
仕事が押しましたが、強い気持ちで習志野高校会場で行われている千葉県リーグDiv2 流経大柏C vs 翔凜高校へ。前半終了時に到着し、後半開始に間に合いました。・・・・試合終了‼流経大柏Cが勝利‼

気分よく帰路に着き、ふとTwitterを確認すると。
あれ?FC多摩やってる?あれ?PKで負けてる?
何か様々なことが交錯し、一瞬パニックに。

ほほ~今日は29日(土)だったんかい(泣)

そして、ここで切り替え。
流経大柏Cの勝利は観られたし、明日観戦に行けば、目の前で全国大会出場を決める瞬間に立ち会えることになるんだ‼と。

■それぞれのスタイル

6月30日(日)15:30(またもや時間を間違える失態。15:00と思って遅刻したと思ったら、キックオフに間に合うLUCKYとなりました😆)

FC多摩は前日、鹿島アントラーズつくばに0-0からPKで敗れ、対するジェフユナイテッド市原・千葉U-15(以下ジェフ千葉)は、FC東京U-15むさしに0-3で敗れている。

街クラブの雄か、J下部の意地か。
どんな闘いになるか興味津々。そして、FC多摩は3月の東京U-14クラブユース選手権の観戦から、どれぐらい成長しているのか、見所満載でキックオフ。

FC多摩スタメン
GK
1谷合善祇
DF
12野村俊瑛 4荒井智士 3小屋結世 5大川佳風
MF
13戸住駿太 6竹原伸 8大関友翔 10金澤竜斗
FW
11山﨑凌 18齋藤剛志

交代
IN9 貴田遼河
IN23 吉川大地
IN19 佐藤星南

静かな立ち上がりから、徐々に互いのスタイルを出し始める。どちらが試合のペースを握るか。
FC多摩はお家芸の球際バチバチディフェンス。
ジェフ千葉は17右SHの縦のスピードをいかそうと狙いつつ、スペースにcap10が楔を受けて展開を試みる。
詰まったらDFへ戻し再度後方からの組み立てへ。

互いにペースの握り合いが行われるなか
FC多摩先制
7分、混戦から10金澤竜斗君がゴール
負けじとジェフ千葉同点へ
12分、左から右に振られたボールをフリーで折り返し、最後は9番が押し込みゴール
あっという間の展開で、どんなゲームになるのか予想がつかなかった。

■流れを引き寄せたトライアングル

同点直後からむしろいい意味で固さがとれたのは、FC多摩だった。出足がよくなり、ジェフ千葉のポゼッションの芽をどんどん摘んでいく。

見た目は線も細く、身長は高くないFC多摩のボランチ、6竹原君&8大関君が躍動し、ここに体躯のいい11山﨑君が絡み、なかなか的を絞らせない。

8大関君はタッチが柔らかく獲られそうで獲られないキープとドリブルでジェフ千葉を引き寄せて、サイドや縦への楔をつけていた。ママさんサポーター達からは「早くパス出してぇぇ」と悲鳴があがっていた(笑)

圧巻は6竹原君だ。ビックリ箱と私が称しているFC多摩のまさにそれにあたる存在だった。
あっこの展開はヤバイ❗という時に、彼がスッと出てきてことごとくピンチをシャットアウトする。
8大関君同様、見た目よりずっと対人に強い。
回収率と危機回避能力に長けており、今後、身長が伸びフィジカルが増してきたとき、面白い存在になるのではないかと予想される。

このトライアングルから繰り出される、基点→仕掛け→展開→回収の連続は、FC多摩に分厚さをもたらせた。ゲームの多くをジェフ千葉陣内でプレーすることとなり、その分当然ながらチャンスも増える。

迎えた後半22分
右サイドFKをジェフ千葉がファンブル。これをつめてゴールしたのは13戸住駿太君。
何度もいい形を作っていたFC多摩が待望の追加点。

最後はジェフ千葉も意地の猛攻を見せるがタイムアップ。FC多摩の全国出場と歓喜が訪れた。

■雑感

ジェフ千葉は敗れはしたが、ポゼッションサッカーを貫こうと下からの組み立てを何度も何度も試みた。
しかし、この試合に限ってはFC多摩が全てにおいて上回る展開をみせたため、思いどおりにいかなかったのではないかと思う。
特に勝負を分けたのは、縦に入れる楔のパスをうけた後の展開。前を向けたか否か。前を向くことができたFC多摩、できなかったジェフ千葉。
そして、この観戦記を追い込んだ日、ジェフ千葉は全国大会出場最後の枠を手中におさめたようだ。

さて、ここ数年FC多摩を観てきたが、まずCBの強さは安定している。このゲームにおいても4荒井智士君はメガトンヘッドを何発もかましていた。身長のわりに打点が高くかなり跳んでおり、滞空時間が長い。


卒団した先輩方にはJ下部に入った選手もいるし、各チームのディフェンスリーダーになっている。

ビックリ箱から飛び出した選手達が、その後どんな成長をみせていくのか楽しみでもある。過日の東京都インターハイ準決勝・大成vs帝京においては、FC多摩決戦が展開されたと聞きます。全国各地で活躍し、仲間からライバルとなり、全国の舞台でも対戦できるかもしれない楽しみ。

私の目に飛び込んできた、かつて42番を背負っていた選手も、チームの柱に成長している。あの時のワクワク感は今も胸にしっかりと残っている。

現役FC多摩の選手達よ、ビックリ箱を飛び出した選手達に負けず劣らず、全国大会で暴れまくってきてください。不撓不屈の精神で、やってこーよ‼

■終わりに

レインコートを貸してくださったり、娘によくしてくださったり、声をかけてくださったりと、本当にありがとうございます。

なかなか観戦にいく機会が少ないのですが、たくさんのご縁をいただいていることに感謝しております。

ご子息達が、それぞれの道でご活躍されることを心より願っております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?