息子が生まれた、父と娘の話。
6月4日に息子が誕生し、父、母、姉、弟の4人家族になりました。
言うまでもなく、最高です。
なので、今回は意外とみんなが知らない、母親が入院中の「父親と娘の話」をしたいと思います。
父親と娘のはじめての二人暮らしは、思っていたよりスムーズだった
簡単に我が家のことをお話しすると、専業主婦の家庭だったので母親がいないことにまったく慣れていない娘。もちろん、父親と二人ででかけることもたくさんあったけれど、夜はほとんど三人で一緒に寝ていました。
なので、父親は超不安です。
「安心して寝られるのかな、、、」
「幼稚園行けるのかな、、、」
「そもそも5日間、耐えなきゃいけないけど、耐えられるのかな、、、」
でも、二人暮らしが始まった日の朝(夜中に母親は入院)、父親の不安とは裏腹に、「パパ、おはよう!!」と言って起きてきたのです。
朝食もいつもどおり食べ、幼稚園バスにもいつも通りスムーズに乗り、
他のママ友からも「えらいね~」と言われご満悦な娘。
お迎えのときも、「パパ~」と言って降りてくるなど、いつもと変わらない娘にとても安心しました。
母親が入院する病院へ行き、母親と弟に会っても、しばらくすると「おなかすいたし、パパと帰るね!」と言って、自分から病室を出ていきました。
その日の夜も、絵本を読み、母親がいるときと変わらない様子で寝付きました。
・・・案外、5日間大丈夫そうかも。と思うスタートでした。
お弁当を残す、夜中に起きる、おむつを履きたがる・・・徐々に変化が表れてきた
4月の連休前から母親が切迫早産のため、お弁当づくりをずっと続けてきました。5時に起きて、から揚げ揚げて、海苔をはさみで切ってキャラ弁づくり。出社時間も遅いので幼稚園バスへ乗せるところまでの流れを1か月間”疑似的二人暮らし”を経験していました。
そのおかげで、娘のケアに全力で向き合えていたことも大きかったです。
とはいえ、2日目の夜から変化が、、、
夜中の3時に目を覚まし、不安そうな顔できょろきょろ。話しかけても反応は薄く、すぐに寝てしまいました。
普段、1度寝たら起きない娘なので、ちょっとびっくりしました。
そして次の日は幼稚園でお弁当を残し、家に帰ってきてすぐにおむつに履き替え(普段は寝るときのみ)、どんどん普段とは違う行動が増えていきました。
あかちゃん返りといえばそうなんでしょうが、二人しかいない空間でこうした変化が起きると、父親は心配で仕方ありません。
それでも、寝るときは泣くこともなくスムーズに寝てくれていたのが、父親の心配をより大きくしていました。
4日目の夜、顔を隠してしくしく泣く娘に、もらい泣き
お弁当を残す、おむつを履きたがる、夜中に起きるなどの変化が続く中、4日目の夜、はじめて娘が涙を流しました。
ベッドに入るなり、布団をかぶり、しくしくと泣き始めたのです。
1日目から流れると思っていた涙がようやくこのタイミングで流れてくれて、ほっとしました。
「寂しいよね、そんなときはいつだって泣いていいんだよ!」と娘に声をかけると同時に、自分の目からも涙があふれました。
父と娘の絆が深まった夜でした。
自分がどんな父親かよく分かる良い経験
5日目は涙を流すこともなく、TVで美女と野獣を観ながら、二人でリビングで寝ました。
「明日はママとポコちゃん(お腹の中にいるときの名前)が帰ってくる日だから、がんばろう!」
と、互いに励ましあっていました。
そして無事、自宅に戻ってきました。
2人目出産による、父親と娘の二人暮し。
笑いあり、涙ありの生活でしたが、自分が客観的にどんな父親なのかもよく分かる、よい経験でした。
娘よ、ありがとう。
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