【2025年TVアニメ化決定!】チラムネをファンサイト管理人の戯言と感涙

2024年8月9日、ついに『千歳くんはラムネ瓶のなか』のテレビアニメ化が発表されました!!!!!
アニメは2025年に放送される――とのことで。もう来年じゃないですか!?
嬉しい、嬉しすぎる……!
この気持ちを誰かにぶつけたかった管理人は思いました。
「そうだ。noteを書こう」
ということで、これは一つのシリーズに人生を変えられた男の戯言と感涙の記録です。

1.何となく分かってはいたけども!

正直に言うと、9巻発売のタイミングでアニメ化が発表されることは薄々気が付いてはいました。8巻と1年以上空いた刊行期間や、それに対する年末年始の裕夢先生、担当編集・岩浅さんの反応を見ていれば何となく察するところではございます。
でも、それでも!
カウントダウンが始まった先日から、まるで初恋の人に出した手紙の返信を待っているかのようにドキドキしっぱなしでした。
だから嬉しくて……おまけに、アニメ化決定記念PVを見て涙が止まりませんでした。

私がこの作品を知ったのは、小学館ライトノベル大賞の受賞作発表のとき。
まだそのときのタイトルは『ラムネの瓶に沈んだビー玉の月』でした。
「主人公は、超絶リア充。」そんなセンセーショナルな一言に惹かれ、新時代の青春ラブコメが始まるのだとワクワクした覚えがあります。
それが『千歳くんはラムネ瓶のなか』になり、裕夢先生のご友人の提案で『チラムネ』という略称になり、あっというまに大きくなっていったんです。
シリーズ二度目の『このライトノベルがすごい!』で文庫総合部門1位、翌年に二連覇、そしてその次には殿堂入りという躍進。
いつの間にか福井コラボも始まって、どんどん繋がっていきました。
ファンサイトの設立こそ最近ではありますが、私は応援アカウントとして、チラムネが大きくなっていくところをある意味傍で見続けることができました。ライトノベルの1ファンアカウントのフォロワーが1万人を超えたんですよ? ありえない話ですよね。少しだって私の力ではありません。全部、全部、作品の力です。ただただ私は幸せで……だからこそ、負けないように、と思って日々を歩めたのだと思います。
私事なので詳しくは書きませんが、この作品に出逢えたから見ることのできた夢があり、この作品に鼓舞してもらえたからその夢に片足だけでも踏み出せています。そのことについて詳しく語ることは今後も一生ないと思いますが、きっといずれ繋がってくれると信じています。

2.宝物を見せびらかしたい!

チラムネがアニメ化するにあたって、どうしても声が上がるのは「アニメにしきれるの?」という話でしょう。
原作小説はそれほどまでに、特異な魅力を持っています。
詩的な文章表現や行間の味わい、ルビの巧みさなどあまりにも原作小説は魅力的すぎるんです。「映像にできるの?」と思うのは当然です。
宝物だからこそ、壊されたくない――。
正直、私もそんな風に考える気持ちはあります。それでも嬉しさが勝つのは――多分純粋に羨ましかったんです。
チラムネと同時期に始まった作品がアニメで話題になって。
チラムネよりも後に始まった作品のアニメがトレンド入りしていて。
もちろんそれらの作品も大好きですし、他の誰かにとってかけがえのない宝物でもあるでしょうから、アニメ化の順番にとやかく言うつもりはありません。
ただひたすら、羨ましかったんです。
どんなに「自分で自分を誇ればいい」と思っていたって、大切な宝物を見せびらかしたくなる気持ちはあるじゃないですか!!!
『このライトノベルがすごい!』で殿堂入りを果たしていても、やっぱりそれはラノベ好きのランキングでしかないわけで。
コラボがどれだけ盛り上がっていても、他の人からすればやっぱり数多ある地域コラボの一つでしかないわけで。
小説がどんなに面白くても小説が苦手な人に届けるのは難しくて。だからこそ好きなものを語る相手が見つけられなくて。
やっとですよ。やっと「アニメ化もするから読んで!」って言えます。
「今度アニメ化するから見て!」っておススメできます。それがもうすごく、すごく嬉しいです。
陳腐で俗っぽいですけど、今はただただ、そんな気持ちです。

3.とはいえ……

色々と言ってはいるものの、私はチラムネのアニメ化にはほとんど不安はありません。
理由は二つ。
第一に、裕夢先生がGOを出したことです。
チラムネほどの作品であれば、それなりにはアニメ化の声がかかっていたんじゃないかと思います。ですが、裕夢先生はチラムネの一番のファンです。作品にとって悪くなると思ったら、まず間違いなくGOサインは出さないでしょう。裕夢先生がGOサインを出していいと思えるくらい、制作陣の方々は熱量を持ってくださっているんじゃないかな、と推測します。
第二に、ガガガ文庫が小学館のレーベルだからです。
……これはあまりコミカルに扱っていい話題ではありませんが、先日小学館に関わる作品のメディアミックスで悲しい事件が起きてしまいました。だからこそ、小学館という会社全体でひたむきに向き合ってくれるんじゃないか、と感じます。
それに、歴史に名を残してきたアニメの原作が全てアニメ向きだった――というわけではないはずです。熱をもったクリエイターの人たちが何度も「映像化不可能」と言われた作品を見事映像化し続けてきたからこそ、今もアニメが最高に面白いんじゃないか、と思うんです。

4.一抹の寂しさとまとめ

テレビアニメとして放送されるのは2025年ということで、早ければあと半年先の冬クールで放送される可能性もあるわけです。
そう思うと、決して遠い話ではないですよね。
ふと頭によぎったのは、1巻が発売した頃によくこの作品の感想を語り合っていた人たちのことでした。Twitterを卒業したり、そもそもラノベを読まなくなったり、日々が忙しくなったり――そんな風に関わらなくなってしまった人がいました。
アニメが放送されたら、あの人たちにも届くのかな、と思います。よかったら、そのうちの何割かでいいから帰ってきてほしいですね。
そして……

概念的に終わってしまったものがある。

『千歳くんはラムネ瓶のなか 8』232頁

きっと、ファンサイトや応援アカウントもそろそろ概念的に終わっていくんじゃないか――と。薄っすらそんな気がしています。
特に応援アカウントは、アニメ公式アカウントが開設されると共に卒業してもいいのかな、と思っているところです。フォロワー1万人いる非公式アカウントって、普通に紛らわしいですしね。
卒業後に「ファンサイト管理人」として更新情報を上げるアカウントに切り替えるのか、それともアカウント事態を停止するのかは分かりませんが。
少なくとも変わってはいくのだと思います。……チラムネの世界がそうであるように。
いつまでも同じようにはいられないからこそ、「どうか今だけは」と祈る――そんなお話が最新9巻!(強引が宣伝へシフト)
8巻と合わせて上下巻構成となっているので、いっぺんに読むのが吉かもしれませんね。特典SSも目が離せない内容になっているのがタイトルだけで察せるのでチェックしてください!

それでは、今回は筆を置こうと思います。
今回もいつものようにヒロイン総選挙は実施したいなと思っているので、よろしくお願いしますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?