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私とMTGの歴史

今回晴れる屋さんでmtg30周年の企画としてmtgについての記事を書くと抽選で何かもらえるということで、とりあえず記事を書いてみることにしました。しかし最近はEWE終わって少し気が抜けていて、新しいデッキを作ったり回したりを全然していないので、今回は自分のmtg史(一部ほかのカードゲームについても書きます)について書こうと思います。

①幼少時

カードゲームというジャンル自体には実は大学生からしか触れてなかったのですが、幼少時に実ははっきり覚えているMTGのカードがあったのでそこだけ触れておきます。それは「吐き気」。

今見ても謎の絵柄である。

確か小学生か中学生くらいと思いますが、弟がmtgをちょっとやっていて、それで手に入れていたカードでした。床に投げ捨てられていたことから、多分使っていなかったカードだと思いますが、この効果と絵柄は強烈に焼き付いており、後で紹介するmtg初めてのデッキでも吐き気を中心にデッキを組むこと(!)になります。

②初めてのカードゲーム体験

そして中学高校大学と順調?に進んでいた自分の人生に初めてカードゲームが参入してきたのが、確か大学2~3年くらいの頃かなと思います。当時は暇を持て余していて、時間さえあればゲーム(当時はXBOXのゲームを死ぬほどやっていました)と漫画に漬かっている日々だったのですが、実家の友人A氏(仮)がmtgをやっていて、いらないカードをあげる、ということで大量にカードをもらい、その当時仲の良かった大学の友人とそのカードたちをシェアしてmtgをルールも全く分からないままやってみたのがmtgの最初の対戦だったと思います。その頃は本当にルールも、カードゲームにおける常識も、更にはmtgのカードのテキストの理解すら大してできていないまま遊んでいて、「ターン終了時まで」のテキストを読み飛ばしていたままゲームをやっていたのを覚えています。その結果大体30/30くらいになったツリーフォークと、15/15になったネズミ二体がにらみ合っているような構図になっていた気がします(笑)

たしか森が出るたびにこいつが(永久に)デカくなって

こいつには確かオーラがべたべた付いててデカくなっていた

そして、自分で初めてデッキを組んだのも、上記吐き気と何かシナジーが無いか、ということと、どうせなら自分のクリーチャーに被害を与えても勝つ、という黒っぽい勝ち筋が良いな、と思い、手持ちにいて重宝したのが、ただれたゴブリンだったのも覚えています。

吐き気で沢山(自軍の)こいつを殺せば相手のデカいクリーチャーも倒せる!

そんな雑なゲームを楽しんでいたのですが、結局仲間内だけのマイルール・マイカードの範疇でブームは終わり、そこからまたしばらくカードから離れる日が続きます。

③本格的にカードゲームを遊ぶようになる

そこから数年して、実家の友人から何気なく誘われて、東方カードゲーム「夢幻」という同人カードゲームをその友人と二人で遊ぶようになりました。これは、シューティングゲームである東方プロジェクトの二次創作で、東方のキャラクターや技などをカードとしてゲーム化したもので、システム的にはmtgとはかなり違っているものの、これを遊ぶことでカードゲームではどういう動きが強くて、どういう勝ち筋があって…とイロハを学ばせていただきました。残念ながらもう夢幻は販売中止になっていますが、今でも引っ張り出して当時のデッキで遊びたいくらいにはハマっていたと思います。

アマゾンの画像しかなかった…。

当時は自分はmtgでいうところのバーン戦略(黒)にハマっていて、相手はヘビーコントロール(白)だったので、押し切るか、受けきられるか、というやり取りが本当に楽しかったです。特に、場に特定のクリーチャーがいる場合、3マナ5点火力になるカードがあり、それを撃つときのmtgでいうスタックでの除去やカウンターのやり取りは手に汗を握るバトルでした。

④MTGを始める

そんなこんなを経験して社会人になり、時間はないが金に多少余裕が出てきたあたりで実家の友人BにMTGを勧められることになります。もともとBから何度かMTGは勧められていて、カードも渡されてはいたのですが、夢幻で忙しかったのがあり中々手を出せずにいたところでした。しかし夢幻も販売中止となり、じゃあやってみようか、という感じで何気なく始めたのが「レガシー」です。そう、Bは「古いカードから新しいカードまで全部使えて禁止も少なくてローテーションも無くてお金もそんなにかからない」と言ってレガシーを勧めてきたのでした。今振り返ってもBの圧力は凄かったな、と思いますが、とりあえず自分もローテーションがなく、本当に自由にデッキを組んでいい、というのが気に入り、禁止カードをチェックしながらワクワクしてデッキを組んでいたのを覚えています。当時Bからレガシーについて教わったのが、「1キルとか墓地コンボとかあるから、早く妨害するか早く仕掛けるデッキだと負けないよ」「初心者は緑か赤から始めるとわかりやすいよ」とのことで最初に組んだのが以下のデッキ(記憶を頼りに再現してみました)。

初めてのデッキ | レガシー | 「晴れる屋」のMTGデッキデータベース (hareruyamtg.com)

1ターン目3玉かチャリスの暴力、そして早期のナチュラルオーダーかガラクのプレッシャーは相当に強かったのでチャリスなのに1マナカードが大量に入ってるレシピでもやれていたのは覚えています(というか開発当時はチャリスは相手だけ引っかかるものと思っていた気がする)。このレシピでしばらく回して、晴れる屋で初めてカナスレ相手に絡み森の大長着地して殴り勝てたときは感動してました。その後、1マナカードを極力なくしてブラッシュアップしたり、ナチュラルオーダー通らなくても普通にプレイして普通に強いカード(スラーンとか)を入れたり、よく対戦する友達のバーンに負けないように古鱗のワームを入れたりとか、様々なデッキ構築を楽しんでやれたのが、今のMTGのモチベにもつながっているのかな、と思います。

⑤ニックフィットとの出会い

そんなこんなで上記の緑ストンピィで戦っていたのですが、どうしても仲間内でのメタの変遷で限界を感じ始めました。ストンピィデッキの宿命かもしれませんが、とにかく打ち消しや除去に弱い。特に、カナスレ、バーン、デッドガイエイル、MUDという仲間内のメタではプレイが未熟だったのもあり、チャリスや3玉が通らないとお通夜確定、通ったとしてもオーダーで出した大祖始がヴェールのリリアナにやられて何も戦うカード引けなかったり、とひどい有様でした。これでは勝てない、と思い、上記のカナスレ、バーン、デッドガイエイル、MUDに勝ちやすいデッキを模索し、その中でも緑で土地を伸ばすデッキが好きになっていたのもあり、カナスレ使っていた友人がニックフィットを紹介してくれて、その虜になったのでした。
当時はニックフィットと言えばコンボ要素はあまり無く、デカいクリーチャーを早く多く出すのが主流だったので、自分もそれにならって、原始のタイタンやら墓所のタイタンやら入れていましたが、重すぎる手札を抱えることも多く、また色事故が多かったのも気になっておりました。
そのあたりで出てきたのがタルキール覇王譚です。何といってもフェッチランド採録がとても嬉しく、フェッチを買うためだけに死ぬほどタルキールを剥きました。人生で一番剥いたといっても過言ではないかも知れません。sの結果、包囲サイが何枚も手元に余ることになりました。当時は5マナ以上のデカブツに目が眩んでいた自分だったので、包囲サイ自体はまあ、強いよね、くらいの認識だったのですが、MTGウィキで包囲サイがニックフィットに入る、という記事を見て、試してみたら超絶強かった(身内メタ的に)ので、ここから自分のアブザンニックフィット構築が始まったのでした。

個人的思い出最強カード。何年使っただろう。

⑥そして現在

包囲サイ入りアブザンを使い続けていたのですが、やはりウーロ、オーコなどの昨今のパワーカードの波に勝てず、包囲サイを泣く泣く解雇するときが来て、そうしたら今度はアブザンである必要が無くなり、コンボ要素などを考えたり試していった結果、ティタニアガルガドンやスモッグコンボなどの入ったジャンドニックフィットに遷移し、今に至る、という流れです。

⑦感想など

この記事書いていて正直緑ストンピィを現在版にアップデートしたい気持ちが湧いてきたり、久々に包囲サイを連打していきたい気持ちに駆られてきました。やはり思い出補正って偉大だなあ、と感じております。
この記事を読んでくれた方も、自分の過去のデッキを思い出して和やかな気持ちになってくれれば、と思います。

それでは今後も楽しいレガシーライフを♪

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