見出し画像

ふぞろいな合格答案17による採点


採点結果

2023年の中小企業診断士2次試験の再現答案をふぞろいで採点してみました。
事例Ⅰ:本番69点、ぶぞろい63点
事例Ⅱ:本番50点、ふぞろい49点
事例Ⅲ:本番64点、ふぞろい57点
事例Ⅳ:本番62点、ふぞろい50点

再現答案

再現答案
<事例Ⅰ>
第1問
①人気の蕎麦と差別化された商品とサービス
②原材料の高騰と地元の常連顧客の高齢化

第2問
蕎麦に資源を集中し、メイン客をファミリー層に絞り込み原材料を 厳選して看板となるオリジナルメニューを開発し、価格を引き上げ、 競合する外食店とは異なる商品とサービスの質を高めたこと。 狙いは高付加価値化。

第3問
留意点は①X社は効率重視のためサービス重視のA社とは組織文化が 違う。そのため両社間で交流を図りお互いを理解し合う ②経営ビジョンを共有する必要があること ③作業のマニュアル化が必要であること。

第4問
(設問1)
段階的に交流を図りながら進めていくべきである。 理由は組織文化が違うため。
(あとは忘れた)

(設問2)
食べ歩きを目的にした外国人環境客や若者をターゲットにして 蕎麦を使ったニューを開発し、差別化する。X社の立地を生かし 公共交通機関を利用する来訪者に訴求し、 売上を向上させ成長させる。

<事例Ⅱ>
第1問
顧客は近隣の公立小中学校の保護者、各少年野球チームのメンバーや 保護者で大型スポーツ用品店に流れている。競合はサッカーなどの専門店 や大型スポーツ用品量販店で低価格。自社の強みは①加工技術②体格や 技術に応じた野球用品の提案力③ITのスキルがある長男

第2問
買い替えのときに使えるポイントを提案する。初回の購入の時に 買い替えで使えるポイントを付与し、買い替え時ポイントを使うことで 保護者の金銭的負担を減らし、そのニーズに対応する。

第3問
プロモーションは①募集のポスターやチラシを作成して配る②SNSを 使って募集を行う。イベントは野球体験教室を行う。体験して興味を 持った女子が参加するようになり増員に貢献する。

第4問
子どもたちの体格や技術のデータを登録できるアプリを開発する。 それを使って少年野球メンバーに対し、各個人に合った野球用品の カスタマイズの提案を行う。子どもたちが成長するにつれてより 高度な提案をすることができ、関係性が強化され、長期的な売上を 向上させることができる。

<事例Ⅲ>
第1問
現経営者がホテルの調理場の作業に熟知していること。 高級ホテルのレシピを保有

第2問
対応策は①手作業を自動機で行う②販売先料理長の指示や 加工方法の指導をマニュアル化する③レシピを整理して誰でも 確認できるようにする。以上により生産性を向上させ受注量 の増加に対応する。

第3問
対応策は①生産計画に基づく生産統制を行う②経験値の 必要量算出をやめ、データを使い適正量で発注し適正な 在庫量とする③入出庫履歴を正しく記録し廃棄を防止する ④生産計画を週次化する。 以上よりコスト削減を行い、収益性を向上させる。

第4問
スーパーXの惣菜のニーズと高級ホテルのレシピを合わせて 外部人材に開発してもらう。
(あとは覚えていない)

第5問
妥当である。理由は高級ホテルの生産方法と大きく種類が 異なり、交差汚染を防止できるからである。留意点は ①リスクがあるため専用生産設備の導入は最低限とする ②新規採用者にはOJTを行い、能力開発を行う。

<事例Ⅳ>
第1問
(設問1)
①売上高営業利益率 11.59%
②総資産回転率 1.53回
③自己資本比率 77.56%

(設問2)
売上高営業利益率が悪化している。原因は競争激化 により売上が低迷しているが人件費の削減を行わず  販管費が高いこと。

第2問
(1)63.31%
(2)1,141,590
(3)3,111,447
(4)14.73
(千円を書き忘れた)

(設問2)
(1)ない
(2)X製品は固定費の回収に貢献しているため。
(3)白紙

(設問3)
妥当ではない。理由は貢献利益がプラスで固定費回収に貢献しているが誤って中止の判断をしてしまうため。

第3問
(設問1)
(1)2,430.59
CF=(0.6✖️10000-2200万)✖️0.7+(11,000万➗5)✖️0.3=3,320
NPV=3320万✖️3.993+1100万✖️0.681+1100万✖️0.3✖️0.681-(11,000万+800万)=2,430.59

第4問
(設問1)
利点は生産設備の投資が不要となり、キャッシュフローが よくなること。

(設問2)
利点は画期的な製品で競争を回避することができ 収益性が向上する点

感想

 本番とふぞろいがほぼ同じ点数でした。ふぞろいの採点は信用してよいと思う。論理的な文章が書けていればキーワード採点でも本番と同じような点数になるようです。

 事例Ⅰは強みや弱みを的確に捉えており、第1問と第2問は高得点でした。分からなかった第3問と第4問(設問1)も方向性はズレておらず半分ぐらい取れたようです。第4問(設問2)は事例Ⅱのような回答になってしまい自信がありませんでしたが方向性は問題なかったようです。意識していた「聞かれていることに答える」、「強みを生かす」ができていたのがよかったのだと思います。やはり、この2つができれば60点以上はいけるようです。

 事例Ⅱは第1問と第4問をある程度捉えていますが、全体的に強みが生かせなかったことが点数が上がらなかった原因です。あれだけ「強みを生かす」って念じていても強みを生かすことを忘れてしまうことに呆れました。また、第2問のサブスクがは半分ぐらいの人が書けていたことに驚きました。本番でこれ書けるのはすごいとしか言いようがない。私は中学まで野球やっていたのでなおさらピンときませんでした。グローブは各自こだわって型を付けたりするのでサブスクは成立しないと思っていました。この自分の経験を踏まえてしまうこの考え方がダメなんですね。みなさん注意しましょう。

 事例Ⅲは第5問で大きく外したので自信がありませんでしたが第2問と第3問である程度取れてたため60点を超えたようです。第4問も忘れた部分があっていたようです。

 事例Ⅳは第2問の計算が合っていました。千円を書き忘れたと思っていましたがあっていたようです。それ以外は微妙に外していました。

 みんなが取れているところを外しているところも多くあり、合格は本当にギリギリだったんだなぁという感想です。改めて振り返ると運がよかったとしか言いようがないところが多いです。でも、みんな同じ運を持っているとすると実力ということになるのかな?
 いずれにしても神様がくれたこの合格を生かしてこれからの人生を充実させていきたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?