若者に紹介!『くるみ割り人形』の魅力

『くるみ割り人形』は、一度は耳にした事がある作品ではないでしょうか?

この記事では、ピョートル・チャイコフスキーの作曲したバレエ音楽、およびそれを使用した2幕3場のバレエ作品である『くるみ割り人形』の魅力について紹介します!!!


さて、「くるみ割り人形って聞いた事があるけど、どんな話なの?全然分からない!」という人のために、まずはあらすじから紹介します。

あるクリスマスの日、少女クララのお家ではパーティが開かれていた。そこへやってきた叔父のドロッセルマイヤーはクララにくるみ割り人形をプレゼントする。そしてみんなが寝静まった夜、クララの体が突然小さくなり、クリスマスツリーの元にはネズミたちがはびこるようになる。そんなねずみ達の大群にくるみ割り人形率いる軍隊が戦いを挑む。クララの活躍もあり勝利したくるみ割り人形は、いつの間にか美しい王子へと変貌し、助けてもらったお礼にクララを自分の国であるお菓子の国へと招待する。そこでは数々の宴でクララをもてなした。楽しかった時間もあっという間に終わり、次にクララが目を覚ますとそこはクララの家で、くるみ割り人形は横たわっていた。今までの出来事は全て夢だったのだろうか・・・?

いかがですか?少しはこの作品について分かってきたでしょう〜??


続いてこの作品を3つの魅力に分けて紹介します!

魅力その1:工夫された衣装                         作品中では、雪を表現するために腕に装飾をつけていて、衣装に工夫がなされています。また、ドレスのスカートの動きや向きが演出を際立たせています。    つまり、美しい演出を行うために衣装が大切な役割を果たしているのです。   是非、衣装にも注目して作品を見てみて下さい!

魅力その2:背景や大道具などの壮大な演出                  くるみ割り人形の舞台では照明を用いて雪が降ってくる様子を再現したり、スモークの演出で観客の目を引くなど、様々な工夫がされています。         私は、クララの体がどんどん小さくなっていく事を表現するためにクリスマスツリーが大きくなっていく壮大な演出が、どこか不思議でとても印象的でした。   このように、背景や演出にも注目してもらえるとよりこの作品を楽しめるかと思います^^

魅力その3:楽器の音色                           この作品にはクラシックの名曲が沢山使われています。皆さんも一度は耳にした事があるはずです!                             例えば、「葦笛の踊り」はソフトバンクのCMに使われた程有名な曲です。   また、「金平糖の踊り」では、鉄琴のような音が聞こえるのですが、実はこれは鉄琴の音ではなく「チェレスタ」というオルガンのような見た目をした楽器が奏でている音です。このように、作品中のそれぞれの曲に使われている楽器の音色にも注目してみて下さい!


最後に、私のお気に入りのシーンについて紹介します!!!

私は金平糖の精と王子が2人で踊るシーンが特に好きです。王子の安定した支えと金平糖の精の優雅でしなやかな動き、そしてそれにマッチしたロマンチックな音楽が、2人の美しく上品な雰囲気を醸し出しています。             このシーンは若干長いですが、バレエを見た事がない人でも飽きずに最後まで見る事ができると思います!


以上で紹介を終わります。

『くるみ割り人形』はオーケストラの生演奏とバレエ団の演出が一体となっていて迫力満点で、バレエ作品を初めて見る方にお勧めの作品です!

是非見てみて下さいね〜〜!

                                 

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