見出し画像

あるカーデザイナーのクルマ選び014

そうやって、初めてのクロカン4WDがやってきました。

白いFRPトップを目立たせるため、ボディ色は有彩色を選ぶオーナーが多かったので白のサーフは少なかったと思います。あっても、写真の様な大きいサイドデカールが貼られていたので、私の車の様に全体が真っ白のものは見たことがなかったです。

ただ、そのままでは、ちょっと未完成感もあるので、最低限の仕立てを考えました。

その頃、取得したスキューバダイビングのライセンスNAUI(PADIでないところが、ちょっと硬派と勝手に思ってました)の直径50センチ位の特大ステッカーを左右両サイドのドアに、テールゲートには、よく訪れていた西表島のダイビングチームの直径10センチ位のものを貼り、ダイバー仕様に仕立てました。

同僚からは「酒屋でも始めたの?」とからかわれましたが、私本人は大満足でした。

そして、ヘッドランプはH4バルブハロゲンに交換。ここまではすぐに手を加えました。

ハイラックスサーフはサイドから見ると、若干後ろ下がりに見え、バンパーの飛び出し量も前の方が少なく見え、やや鼻ペチャ感がありました。

なので、グリルガードなどをつけて、前周りに突出感を加えたかったのですが、よくある、いわゆるグリルガードはヘッドランプまで横に長くガードされたものなので、それではちょっとオフロード感が強過ぎてダイバー仕様には合わないと思っていました。

そして、最終的に見つけたのが、グリルの中央にのみに取り付けるブッシュバーというかランプステーのようなパーツ。

これがちょうどイイ、鼻先のボリュームアップとなり、最高のバランスになりました。大きめのフォグランプも2つ付けられるのですが、試しに仮付けしてみるとちょっとやり過ぎのオフロード車になってしまうので不採用としました。

その後は純正で履いていたダンロップのタイヤパターンが悪路性能は問題ないのですが高速直進性がすこぶる悪く、高速道路では常にステアリング補正してやらないと直進が安定しないという状態でした。

オフロード車感をこれ以上は強めたくはないので、タイヤサイズは変えずにBFグッドリッチのマッドアンドテレーンに交換も考えましたが、SSRに標準装されているブリジストンはオンロンード性能も高いことを知り、そちらを選択しました。

そうすると高速でもステアリングセンターがピタッと安定し、長距離運転が格段に快適になりました。やっぱり最後はタイヤなんだなということを学びました。

そして、もう一つ、まず誰も気がつかなかったと思いますが、センターピラーについていたSURFのエンブレムを中東仕様の金メッキのものに交換していました。これは開発担当の方から頂きものでした。

ダイバー仕様のハイラックスサーフでしたが、実際にボンベを積んだのは、伊豆のショップからポイントまでお店の車に積みきれなかったボンベを運ぶお手伝いを一度だけでした。



つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?