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突然の押すなよ推すなよの話

(2023-07-26写真追加及び一部加筆修正しました)

もう少しで書きあがるところを某ディーラーの営業さんに遮られたせいで終わらなかった下書きは、もうとっくに賞味期限切れに。食って食えないことはないけれど、ならば新鮮なほうがいい、というわけで、またまたとても久しぶりになってしまった。記事にはしていなくても、充実した日々を送れていたのは周りの皆様のおかげです。

3月にミラーレスを一眼を買って以来、何回かのポートレート撮影を経て迎えた5月末の暑い日、ダメ元でオファーしたのに快諾していただいた、ある被写体さんとの撮影することに。

大げさではなく憧れの存在というべき方との撮影であったため、ファインダーに写る姿を見るだけで息が止まりそうになったり、撮影中に全然直視できなかったり、それはもうカメラマンというよりただのファンのような姿であり、反省ばかり。だけど、それでも被写体さんのおかげでたくさんの素晴らしい写真を撮ることができた。そこからレタッチ、現像、そしてプリントして飾るまでの作業をひたすらにやる日々。

その結果、達成感と同時に一種の燃え尽き症候群のような感じになってしまい、しばらくの間、撮影はもとより、カメラを触ることすらほとんどしなくなった。熱しやすく飽きっぽい悪い性格がまた出てしまったか・・・。

そんな日々が1か月近く続いたわけですが、何も予定がなかった先週末、衝動的に撮影会を参加を決めたのです。
週末お出かけしてきてもいい?→いいよ→あ、撮影会あるやん!!予約始まってる!!→撮ったことある人いないなぁ・・・→えい!!(ポチー)
・・・みたいな感じで確定ボタン押したという。何日も前から念入りに段取りする派の自分にしては、少々衝動的な行動です。

そして当日、雨が降りそうで降らない天気は何かの予兆だったのか(?)
集合場所にて開始時間が近づいても、被写体さんの姿が見えないではありませんか!!
するとスタッフさんから、

「あ~、すいません。今麦わら帽子買いに行ってます。キャン★〇ゥに(笑)」

え?売ってんの?百均に??(そこじゃない)

ほどなく、ちゃんと開始時間前に、麦わら帽子を持ってニコニコしてやってきた被写体さん。撮影自体の間隔が空いていたのと、はじめましてなのが合わさって、緊張感で(多分)ひきつった笑顔の俺、いつものことながら、好きで申し込んでいるのに、なぜか辛い感じになってしまう性格をどうにかしたい。いや、これはこのままでいい。自分の好きな部分だ。そう思う。

きこちゃんとは初めましてのはずなのに、なんとこちらのことを知っているらしい。以前の撮影会で撮った写真を見てくれていて、かわいい写真撮ってる人だって。

でもそれは、俺のウデマエじゃなくて、ただただ被写体さんが素晴らしいので、ピントを合わせてシャッターを切っていただけなのだけれど、いきなり褒められて嬉しかった。と同時に、若干のプレッシャーも。暑さのせいではない汗が出たかも。

とまぁ、いつものことながら悩んでいたのは最初だけで、楽しすぎてあっという間の1時間。相変わらずポーズ案もなく指示もできない(勉強しなさい)カメラマンなのに、被写体さん側が次から次へとやってくれるので、すごく助かりました。ありがとうございます。

多分、唯一指示らしい指示したのがこちら。

「じゃあそこで、めっちゃ不機嫌な感じでお願いします。すごく待たされてる感じで。」
というと、太陽のような笑顔から一変、緊張感のある鋭い表情。すごい。

撮影場所に池がありまして、

ここで撮ってるとき被写体さんに、ダ〇ョウ倶楽部さんの、

「押すなよ!!絶対に押すなよ!!」

の話をして(落ちてません)、ふたりで笑ったの楽しかったなぁ・・・
など、色々と楽しかった撮影の事を思い出しながら、翌日は家に籠って写真のレタッチと現像をするつもりだったのですが・・・


気が付けば、電車に飛び乗り仙台へ。

東北ポートレートのモデル、高橋きこちゃんは、アイドルグループTan.San.Suiのメンバーなのです。キラキラのアイドルさん

アイドルなのも、撮影翌日にステージがあるのも知っていたし、その話を撮影時にしたんです。で、来てくださいって言われても、行けないなあって言ったの。だってアイドルのこと追っかけてたの大分昔だし、

身体がこんなことになってるから無理できないのわかってたし、行けないって嘘じゃくて、そのときは。
でもあまりにも前日の撮影が楽しすぎて、その話を伝えたくて勢いで向かっちゃいました。道中不安しかなかったんですが、状況的にはあまり身体に負担かかることはなかったし、ライブめちゃくちゃ楽しくてあっという間でした。ステージから自分の事見つけてくれたときは嬉しすぎて腰から崩れ落ちそうになったのは内緒です(?)

前日の、押すなよ押すなよ!!は、やっぱりフリでしかなくて。押すなよと言われて、推してしまいました。

(↑これ撮ってるとき、バランスいいね~なんて呑気に感心してた。振り見てハッとした)

不思議な話なんですが、前日撮影で1時間も一緒にいたのに、特典会のときはしっかり緊張したし、何百枚も写真撮ったのに、チェキは全くの別物だってこと。こう感じるのは、それだけそれぞれの場所できっちり頑張ってるから何だろうなぁと思いました。

その日から、生活は一変、というのは大げさですが、推しのことを考えている時間が増えました。オタクやってるのやっぱり楽しいな~って数年ぶりに思っています。楽しい。

そんなわけで、また推しが増えちゃいましたが、カメラもオタクもマイペースを守ってやってきたいと思います。長続きの秘訣ですからね(^^;

(追記 その後また撮影もライブも行っちゃいました。近年になく夏を楽しんでおりますことをご報告いたします。)



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