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D.C.5FL 瑞花√感想(後編)

※個別といえどもネタバレ度がだいぶ高いので絶対クリア後に読んでくださいね!


目的を果たして創眞がミズの国に帰った所から。
発売前の個別あらすじを見た時はここらで終わると思ってたのでまだ続いてた。
結婚しないまま帰ったんですね。5本編は一気に飛んだのでてっきりサクラの国でしてるものだと。
現在完走済みだから分かるんですがグランドを瑞花√でやってしまう作りなんですね。ここら辺はサイドエピソード2でやるのかと思ってたのにここまでバシっと「瑞花√が正史だぞ!」ってしてくるとは意外でした。
創眞は瑞花に再び会うために自分に出来る事を進めだします。
でも瑞花瑞花とは言うのにまだ産まれてないとはいえ子供に会うためにって素振りがあまりないのは不自然を通り越してちょっとおかしいレベル。基本的に丁寧に描写されてる作品なので何かあるのかな?

ひとまず創眞の方はサイドエピ1と2と合わせて書くので置いておいて、サクラの国の瑞花の方の感想を先に。

いつものようにお仕事をしてた瑞花は将来の一登と有里咲が協力してるのを水鏡で知ります。
マナバランスに関わる重要な事と踏んで、このままだと年齢が合わなくて魔法をかけて出産を遅らせます。
これ、5無印のときに結構疑問だった部分だったので詳しく経緯を知れたのは良かった。
年齢を維持できる魔法を使える一族なのは分かっていたけど、瑞花は10代後半で止めたまま1000年お役目をこなしてるのに有里咲が幼女のまま50年とか年齢を止めてるのが不自然でしたからね。
さらにもう一つ腑に落ちない要素として、幼女のまま50年ほど止めてたまではいいとして2019年D.C.4開始時に成長して出てくる事とか。
理由を考えてもあまりしっくりくるのが浮かばなかったけど、まさか「結果を見ていた」から辻褄を合わせるっていう因果が逆だったのはウケましたw
普通に考えるとおかしいんだけど、D.C.の魔法らしさがあって個人的には良かった。
何よりいくら外見年齢を止めてたとはいえD.C.4のヒロインを後出しで60歳付近とかいう設定出されても美少女ゲームとしてちょっとウッってなるところありますしね。IIIまではそれでよかったんだろうけど個人的には嫌な要素。
ご都合でいいから出産を遅らせて「少女」である方が嬉しいのでこれは大拍手👏
あ、瑞花は1000歳で別にいいんですよ、5で出た時からそんな感じだし。
正直4の時点では由岐子は普通にお婆ちゃん設定だったと思うんですよねー、性格も声も違うし。
でもその名前でお婆ちゃんよりは瑞花として有里咲の母親でずっと若いままのほうが美少女ゲームユーザーとしては嬉しいからそう変わったんだろうなーと。

そして一気に年代が進み。
朱鷺子はいいキャラしてたけどサブなので普通にお婆ちゃんになって引退・・生きてるだけ良かったです。源蔵はもう居ないだろうなぁ(´;ω;`)
でもここでついに有里咲誕生。
4の時は「私もまた鷺澤有里栖。魔法使いとしての真名を鷺澤有里咲」
なんて口上をしてたけど産まれた時から咲なんですね。
5の継承改名システムでもなかったからあの口上の理由が魔法少女アニメに影響受けて中ニ病だったからとかになりそうなw
グッズとかで見分け付かなくて困るから栖と咲がバッチリ分かれてた方が楽ではあるけど。

産まれるまではそこまで興味が無さそうで必要だからといった風にも見えてた瑞花でしたが、実際赤ちゃんを目にしたら一気に母性に目覚めてて尊い。
見たかったシーンですね~。
「めぐり逢えたね」がこの二人のポインツになるのは分かってたけど、子守歌だと判明してもう・・!

出自が不明な所が多い有里栖だけど双子パターンは無くなりましたね。
あとはミズの国の有里栖パパと同じ顔と名前の鷺澤正佳が登場。
朱鷺子に対する言い方的に多分息子とかなのかな?
有里咲とは一応血筋とはいえ他人なのに同じ家でお風呂とかを入ってるわけだから創眞よりも徳を積んでたようです。
これだけ公式が距離の近さを許してるくらいだし対存在の方は普通に有里栖の実パパの可能性もあるかな~?
一応瑞花と正佳も同じ血筋ではあるし、有里栖が凄い能力を持ってたり有里咲まんまの容姿なのは対存在として辻褄を合わせるために世界が調整して産まれた、みたいな感じで。
有里咲自体も生まれるタイミングを辻褄合わせしてますからね。

有里咲5歳
神CG可愛すぎる!!!!
4の幼女のときにカガミの国で不思議の国のアリスコスをしてたのは瑞花が趣味で着せてたってことになりますねw
1000歳の瑞花でも分かる崩し将棋やトランプを選ぶってのが有里咲の生来の優しさを感じてめっちゃよい(´;ω;`)
特にトランプって不思議の国のアリスでも象徴の一つじゃないですか。
それが狙ってか偶然かは分からないけど、お婆ちゃんのためってのがエモすぎ・・ただのファッション記号じゃなかった。
瑞花から由岐子婆ちゃんになると声が4無印になるのが素晴らしい。
そう、これ!!!ってなります。


日付が進んで有里咲が喋る!東山奈央さんの神演技><
性的なロリにしないで子供らしい演技なのが素晴らしいですね。
自由な子供に振り回される祖母の雰囲気が凄く出てます。
おはぎの件といい母親隠しのシナリオ以外にも祖母と孫としての描かれ方もしてるなぁと。


有里咲8歳
この辺りの瑞花と有里咲の話はディアレストマリッジみたいに母子の尊みを~って感じのまま描かれていくと思ってたのでかなりギャグが多くてビックリしましたw
なおぼうの良さが凄く出てるやりとりで楽しいのと、娘というただの概念からだんだん4の有里咲に近づいていくのが面白いですね~
すでに限界オタクになってるようで、ラノベを読みながら当たり前のように主人公に自己投影できるタイプみたいで「私と会長がイチャ付いてる」と言い切ってる辺りが草です。
「キャンプするなら一緒が良かった!」も瑞花好きさが出てていいですね。
あとロリ有里咲おトイレとかよく考えるとちょっとエッチだと思います!

楽し気なCGだけどこの二人が一緒に映ってるのは感慨深い


日付が進み、有里咲と一登がカガミの国で会ったようですね。
いや、ここは有里咲に倣って言うなら「私」と会った時の事です(´艸`*)デュフ
5本編だと瑞花がスパルタでしごいてるような描写だったけどこうやってみると結局可愛すぎて甘やかしてしまってたけど、有里咲が自主的に取り組むようになった感じですね。
4の由岐子婆ちゃんは甘やかしてる感じで5の瑞花はクールスパルタだったから改変されたような違和感があったんですけど、これはどっちも矛盾なく満たしてて最高だなぁってなりました。
あとは瑞花の言う「女の子が変わるきっかけ」
これも良かった。そんな特別すぎる理由はなくていいんですよねー。
例えば自分がめちゃくちゃ好きなフルプラのノベルゲーを定価買いしてちゃんと読んでくれたとか。そんな些細な理由でいいんです。


有里咲12歳
やっぱり年齢がバッチリ数字で分かるのはいいですね。登場人物が全員18歳以上と違って。
「誰にも言わない」を見て、有里咲も推し隠しを覚えたか・・ってなりw
そして一人前になったことでついに瑞花は姿を消す準備に入り入院してるということにします。

この正佳のセリフのタイミング空気感とか、あー、、わかるー・・ってなりましたね。
この有里咲の分かってない感じとか言われてもすぐ信じないのとか。
この辺、二人の元気すぎる愉快なやり取りが効いてきて。。
一応本来の話としては母親の瑞花が自分でタイミングを付けて旅立つから嘘をついてるんだけど、ちゃんと祖母の他界のシーンとしても成り立つっていう。
4の由岐子婆ちゃんとしての出番はほぼここで終わりみたいなものだし。
瑞花は「どうせ居なくなるなら母親より祖母の方がいいだろうし」って言ってたけど大きく口を開けて泣く有里咲の顔と声は全然そんなものじゃなくて限界越えてる悲しさにしか。
中身が母親の瑞花でも結局のところ同一人物。
でも死んだと思ってた大好きなお婆ちゃんが実は自分の未来のために旅立ってるのなら、むしろ救いの話だなぁと思いました。

いつか次の『めぐり逢えたね』が聴ける日が来る事を願っています。

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