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細かいことに気が付けると日々の生活には良くない

細かい点に気が付ける人、良く細部まで見ている人は、仕事においては、そうでない人より評価される。そういう評価をする職場に長くいるとその性格が染みついてしまい、日常生活でも同じような行動をとってしまう。私がそうだ。

仕事では「細かい点によく気が付いて素晴らしい」、ということも、日常生活では細かなズレや間違いにまでいちいち目が行ってしまい生活が不自由になるし、それが誰かと共に暮らすような場面においては、他人の粗を見つけてネチネチ指摘する嫌な奴になり、それを避けるためにグッと飲み込んで見て見ぬ振りを続けるとストレスが溜まって自分の心に支障をきたすことになり、しまいには一人が良いと思うに至り、別れる選択をすることになる。

一日の大半を過ごす会社での気質を、一日の残り数時間だけを過ごす家庭に持ち込まないことがどうしてできるのだろうか?できる人は、会社でも大雑把でいるか、家庭で猛烈に我慢を課しているか、どちらかなのだろか?たぶん正解はどちらでもなく、会社と家でスイッチを切り替えられる人なのだろうと思う。

そのスイッチが上手く使えない私は、数年前に当時交際していた相手と別れ、それ以降は人と暮らすことを諦めて、スイッチが使えないことによる不具合の影響を人に与えることを阻止するようになった。もともと一人でいることに不自由を感じない自分であったので、何ら不便はなく今に至るが、やはり寂しさを感じることもある。

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