見出し画像

2022秋アニメ感想

新年あけましておめでとうございます。昨年は数少ない読者の皆様の支えもありまして、無事このブログも2023年を迎えることができました。本年もよろしくお願いいたします。
年始の挨拶をしておきながら恐縮ですが、一発目のブログは2022年のアニメの話をしたいと思います。

アイドリッシュセブンが2月末まで、メガトン級ムサシが2月中旬まであるので厳密にはまだ秋アニメは終わらないのですが、それを待っているとこのブログを挙げるのが3月になるのでこのタイミングでアップします。

それなりに見ているので、その分文字数も多いです。今回は概ね18000文字。前期は何故か25000文字も書いていたので落ち着いた方。
目次を作っているので、ご自身が見たアニメで他の人の反応が気になるアニメの感想を見たりするのに使っていただければと思います。
なお、今期の私的評価はこんな感じです。


では、以下評価の高い順から書いていきます。なお最後に秋アニメの総括をサラッと書いています。興味のある方はどうぞ。


S

ヤマノススメ Next Summit

4期はキービジュアルからも明らかになっていた通り富士山登頂が大きい目標になっていました。もちろん最終盤のvs富士山の盛り上がりは最高でしたが、このアニメの大変優れているところはそれまでの話も非常に満足のいく話しかなかったところにあると思います。

そういった話では一人原画など各話特徴のある作画になっていたのも非常に印象的です。これによって視覚的な飽きが来ることもなく、毎週新しいアニメーションを見ているかのような感覚を持つことが出来るので非常に最高な視聴体験を味わうことが出来ました。
同じような話にもなりますが、ED映像が毎週変わる(しかもストーリー仕立て)という変態的なサプライズもあり得ないくらい凄いと思います。マイナーチェンジとかではなく吉成鋼さんによるショートアニメのような新規ED映像。今時EDなんて多くの人間が飛ばすだろうに、逆にEDに力を入れるという倫理観のある制作を決めたスタッフは素晴らしいです(これはチェンソーマンにも言えます)。僕のお気に入りはあおいとお母さんが仲良くしているED映像です。

多分「印象に残ったエピソード10選」みたいなブログでも書いていると思うんだけど、やはり富士山リベンジはスゴイ良かった。正直話の流れ的に上るのかどうなのかわからなかった(というか富士山登るキービジュアルを忘れていた)ので「ガチで登るのか......」と勝手に緊張していた。
「でもどうせ登頂できるんでしょ?(笑)」と思ってはいたけど雲行きが怪しかったり、あおいが軽い高山病に悩まされたりとハラハラする展開には思わず俺があおいのお母さんになってしまったかのような感覚に陥った。ひなたがあおいサポートのことを考えて荷物からそぎ落としたようかんを逆に持ってきていたあおい、あおいがダウンしかけたときに寄り添っていたひなた、登頂した後にようやくあおいに軽口を叩けたひなたというこの2人の最高の関係性を深めてくれた点も萌え豚的にはポイントが高い。

最後はスタッカート・デイズ。2期ではあおいが富士山ショックから立ち直った時の復活のファンファーレとなったこの曲が、4期ではあおいの富士山登頂の勝利のファンファーレと立場を変えたという点には思わず拍手。ありがとう。

すっかり忘れていたが、このアニメだけを見ればヤマノススメは補完できる。実際1~3期を見ないでこれだけを見ている人もいた。しかしスタッカート・デイズが流れたときの感動は1期+2期の特定シーン(これは4期の再放送回でもあったけど)を見ていればさらに感動が深まるし、あおいが富士山を登り切ったという事実は2期を見ればさらに深まるし、あおいとひなたの百合百合している姿は3期を見れば大変美しく見える。
4期だけを見て感動した人は是非1~3期も見ていただきたい。少なくとも2期は僕が今まで見たショートアニメ(非30分アニメ)の中でもナンバーワンを争うクラスのアニメです。ちなみに他は「なんでここに先生が!?」なんですが...…。

2022年のベストアニメは「明日ちゃんのセーラー服」か「メイドインアビス」かで迷っていましたが、秋アニメというバフを排除しても最早文句なしでこのアニメがトップです。この世界はヤマノススメNext Summitを見ている人と、見ていない人しか存在しません。このアニメ入れないで今期アニメ語っている奴いたらマジで俺泣いちゃうからね。


A+

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-

中々日常系アニメというコンテンツも厳しい時代にあるという気もしますが、そんな時代に1クールに3つも日常系アニメがあるという事実にはただ感謝を申し上げたい気持ちでいっぱいです。このアニメはシンプルにDIYをちゃんとしていたという点も良かった。

とにかく優れていたと思うのは作画。表情の細かい動きにおいてこのアニメに勝るアニメがあるかと言われると中々思いつかない。

これは確か4話でせるふママに家に上がるように勧められた時のぷりん。素直になれない彼女のキャラを活かし、せるふの家に上がれるという喜びと、その感情を表に出さないように取り繕うという複雑な心情をたったのこれだけで表現していた。作画班がこのアニメをとても大切にしていることが伺えて非常にいい。

色々なキャラクターがいたけど、どのキャラクターも良いキャラをしていた。上手く表現できないが、DIY部の皆はそれぞれ仲がよさそうなのも良かった。特定のキャラだけカップリングが出来ているというアニメは色々あるけど(それこそヤマノススメとか)、このアニメはカップリングに無限の可能性を感じた。どの組み合わせでも話を作れそうだし、これこそ2期を求愛すべきアニメだと思う。テレビ東京は最近やけにアニメに力入れているしやってほしいけどなあ。

正直1個上においても全然良かったんだけど、ヤマノススメと同じかと言われると少し違うと感じた。一個上に置くには個人的にはもうワンパンチが欲しかった。日常系アニメでもうワンパンチというのは難しいけど、ごちうさ3期とかのんのんびよりとかゆるキャン△1期とかヤマノススメ2期4期とか、もうワンパンチあるアニメはある。そこが個人的には少し足りなかった。何様?

もう1度言うけど2期やってほしい。Blu-rayってやっぱり買ったほうがいいのかなあ。


ブルーロック

アオアシ、シュートとはまた異なるタイプのサッカーアニメ。1話からかなり飛ばしていて、アオアシの1クール時点と比べるとそれより上位の面白さはあると思った。

僕は男ですが、男キャラにも萌えを感じられるOLの心を宿しているため、結構キャラクター的に見ても楽しめるアニメだと思った。潔や蜂楽、国神や千切と言った多分メイン級のキャラと言えるキャラクターはもちろんのこと、細目のアイツとか松岡君のアイツとかも良いキャラしていた。あでぃしょなるたいむ!とかいうほんへも結構好き。

とは言えやはりシンプルにアツい展開の連続なので飽きが回る瞬間はほとんどなかったと思う。潔くんの覚醒回とか良かった。確かにダイレクトシュートでゴールを決めていたし、ゴールの方程式とやらは不思議と説得力があった。

アオアシもそうだったけど、2クール目でグッとギアが上がる展開も期待できるので来期はトップクラスに楽しみなアニメになると思う。2クール目もヤバすぎんだろ!は続投で。ユニゾンのOP最初聞いた時はクソみたいな曲だなと思ったけど12回も聴くとカッコよく聞こえるしやっぱ田淵なんだな。


不徳のギルド

日本に生まれることのアドバンテージとは、例えば他国と比較して犯罪が少ないことや、格差が小さいことなどが挙げられますが、やはり「不徳のギルド」というアニメを母国語として完璧に理解して視聴できることにあると思います。最終話のEDには思わず「ありがとう!」と小さな六畳間の部屋で大絶叫をすることになりました......。
本アニメは何から何まで優れており、全部挙げればこのブログがそれだけで終わってしまうのでかいつまんで感想を書きたいと思います。

まずやはりシンプルに最高にエロかったのがよかった。乳のデカさもそれぞれでしたが、全て身体的特徴・性格的特徴にあった多種多様なエロを見せてくれたことには非常に感謝。また至極当然とも言えますが、このアニメをちゃんとエロアニメとして放映してくれたことも喜ばしい事実です。例えば同じ監督の回復術士なんかはちょっとエロ要素を隠し過ぎていたようにも思えます(最初は爆笑したけど)し、同じ枠の「異世界迷宮でハーレムを」や「終末のハーレム」なども規制が強すぎて中々惹かれなかったという残念な気持ちが先行していました。しかし本アニメはギリギリまで規制を緩和し、逆にエロさを増していたとも言えます。そこが最高に倫理観のある作りだったと考えています。
また、エロ抜きでもコメディ作品としても良かった。何回も書くが、色々なキャラクターがいてどれもキャラクターが立っていたし、何より主人公のキッくんがちゃんと童貞だったところがこの作品のエロコメディとしての最高具合を異次元まで高めたと思う。この主人公がキッくんだったか、またはビーストテイマーの主人公だったかでこのアニメの評価は180度異なっていたでしょう。ビステマの主人公がこのアニメの主人公だったら、頭なでなでして終わっていましたよ。
意外と設定がしっかりしていたのも感心しました。最終話はそういう話でAパートがほぼ終わり残念な気持ちにもなりましたが、ただ全身性感帯のヒタムキちゃんが実はスゲーやつというのも何となくの納得を得ました。

そしてOPED映像も濃密で何度見ても飽きることがありませんでした。特にOP映像のAメロ部分で流れる曲は大昔のエロゲー(本当に大昔)を基にするという謎のこだわり。

こちらは動画で分かりやすい簡潔な解説動画。ガンガン原作だからこそ、こういうOP映像が出来たのかもしれません。年代的に、この元ネタが分かる人の年齢は......。
今年のOP映像は非常にレベルの高いものが多かったが、このアニメのOPはそれでも上位に来る楽しさがあった。サビ最後で突然脱ぎ始める女たちが面白すぎて個人的にお気に入り。
もちろんED映像も萌えで良かった。公式が挙げてくれないので貼れないし、簡単に見れないのが残念。

総じてまとめると非常に良いアニメだった。2022年も色々なアニメがあったが、このアニメより満足度の高かったアニメは非常に一握り。日本に生まれて良かった。私は日本のアニメが大好き。


ぼっち・ざ・ろっく!

きらら最終兵器たるこの作品。色々デカい声で言われている通り、やはりいいアニメだった。偉大なるテレビアニメ「けいおん!」とはまた違うガールズバンドアニメで良かった。

とか言っていきなり流れを変えちゃうんだけど、僕は確かにこのアニメは面白かったと思っている。思っているけど、想像していたよりはハマれなかった(世間の風潮ほどハマれなかった)という自分の欠落した脳にガッカリしている。何がハマれなかったか、というのは自分の中では結構はっきりしている。

まずこのアニメでは中盤以降頻繁に見られたビックリ演出がいっぱいあった。キャラ顔が崩壊したり、フェルトアニメ、クレイアニメ、ポリゴンアニメ、様々なパロディなど例を挙げれば止まらないほど色々な演出があった。これがちょっと過剰になっててイマイチ楽しめなかったところがある。もちろん、ただ原作をアニメ化するというアニメより500倍良い演出をしているし、原作ファンもアニメでの新規ファンも楽しめるという点では素晴らしいというのも理解している。実際そういうのはまちカドまぞくで経験した。なので、コレは個人的にこのアニメの特殊演出があまり好きになれなかったというだけの話。
面白かったけど、きれいに見れたのはなんだかんだ8話の4人での初ライブが最後だったかもしれない。あそこまでは文句なしで最高のアニメだったと思う。読み切りっぽい虹夏とお姉さんの話までも読んだ。

あと最終回はまあまあズッコケた。メチャクチャライブやります感出していたし、俺はけいおん!とかみたいに最後はライブで〆るのかなと思ったけどまさかの展開でライブはあっけなく終了。ぼっちが空き瓶取って窮地を脱していたところ、それを経て落ちサビで一度一息つくぼっちなどライブ演出などは良かったけど、あともう1曲くらい聴きたかったなあという残念な気持ちが勝ってしまった。
全然関係ないけど、最終回までA+かAかどちらに置こうかと考えていたけど、この最終回でAに置くことを決めた......んだけど、やっぱりA+で良いかあ...…みたいな感じでココに置いた。一個下に置くのはちょっと逆張り過ぎるかなあとか思った。

もちろん面白かったからこの評価に置いているわけで、キャラも良かったし8話のライブでのぼっち覚醒はしびれた。まず間違いなく2期をやると僕は思っているけど、また8話みたいなビックリ演出なくシンプルに面白い展開があると嬉しい。


夫婦以上、恋人未満

正直過大評価してる感強いと思うけど、このアニメはこの位置に置く。ここまで面白く感じられるとは正直1話見たときは思いもしなかった。

童貞の主人公、ビッチ風処女の大西沙織、幼なじみの和氣あず未、DVしてそうで全くしてない優しい増田俊樹とキャラクターはとても良かったと思う。特にこのアニメといえば前3人のゴタゴタをニヤニヤしながら爆笑して見るもんだと思うけど、先に挙げた画像(誰かが保健室でセックスしてたらしいという話を聞いた後の星ちゃんの下に届いたLINE…という文脈)のシーンなんかはビックリするくらいどのキャラクターも生き生きしていたと思う。

個人的には花火大会の辺り、即ち星ちゃんが次郎ちゃんに堕ちた辺りはこのアニメのピークだったと思うし、かなり面白かったと思う。この作品的に星ちゃんが堕ちるのは確実だろうとは思っていたけど、悲しい勘違いと名前呼びを通して二人の関係がちょっと変わった...…みたいなのはとても良かった。特に私はプリキュアのオタクなので、名前呼びイベントは大切なものだと認識している。

最後の方の海の家のアルバイトのところは、花火大会らへんでぶち上げたこのアニメも流石に面白さは収束したかな...…とか思いながらぼんやり見ていたけど、やっぱり最終盤のイベントとしてはふさわしい良い盛り上がりを見せてくれて嬉しかった。僕はこのアニメをA+に置くのは過大評価だと思っているけど、でもやっぱり中盤~後半は見せ場たっぷりだったし絶対面白かったよな......と自信満々に思っている。エロいし。
最終回なんかは、詩織ちゃんと星ちゃんが二人は恋敵であるということを暗に理解した上でかけっこをしていたけど、この辺も2期・続きを予感させる爽やかな終わり方で良かった。ラブコメだし、もしかしたらこの作品を最後まで見たらピークはこの辺だったかもしれない…とは思うかもしれないけど、とりあえず1期の範囲はあとくされもなく、非常にきれいに終わってくれたのは良かったと思う。

今期の中で続編を希求したいアニメランキング2位と言えるほどとにかく一刻も早く続きをアニメで見たい。ちなみに1位は不徳のギルドです。
ランティスさん、スーパースターのオタクはかなりちょろいと思うので、Liyuuをもっと売り出す手段としてこのアニメの2期を作りませんか?


A

アイドリッシュセブン Third BEAT!

これはアイドルアニメ

実はこのアニメまだ未完だけど書いている。というのもこのアニメが終わるのは2月末。それまで待つのもアホらしいので26話時点での感想を書いておく。

誘拐、生前遺書、不正投票、不自然な干され方などおよそその辺のアイドルアニメでは見ることのないような展開を加速させたビックリ面白アイドルアニメも3期の2クール目。そういった刺激もあって個人的には現状アイナナの中では一番面白いクールだったように感じる。2期も良かったけど。

一番よかったのは四葉環の成長をひしひしと感じられたこと。思えばこのキャラ、1期の頃は爆弾のようなキャラをしていた。ちょっと間違えたら爆発するような脆さがあったこのキャラクターが、3期では異常クラスに成長していたのが大変良かった。
特に印象的なのは逢坂壮五が父親と謁見する時に、結構ヤバめの父親に対してガツンと言い放っていたところ。どうやら父親がヤベーやつらしいという下地はあったし、実際本当にヤベーやつで逢坂壮五くんも打ちのめされていたけど、そこで手を出すのではなく声を出せるようになった環の成長には思わず感動してしまった。ただし、食い気味に突っ込んでいたのは環らしい。
「四葉環の成長には思わず涙が出るねえ!」とツイートしたら、アイナナのオタクのフォロワーに正しい感想というお墨付きをいただいたのでこの感想については自信満々に書いています。

残り4話でどういう展開を迎えるのか。トリガーは復活できるのか、七瀬陸の訴求力は関わってくるのか、あのヤベーやつはまた何かをしでかすのか......見どころたくさんで楽しみです。


機動戦士ガンダム 水星の魔女

実は連続2クールだと思い込んでいて、11話終了時点での感想を書き留めていた。「結構面白いとは思うけど、百合ゴリ押しもあるし、決闘連打だし、退屈な展開でイマイチハマり切れないな~でもガンダムだし面白くなるんだろうなあ~」みたいなことを書いていた。

しかし最終話にはド肝を抜かれた。ここまでばら撒かれた伏線のようなもの、例えばニカ姉が襲撃者と通じ合っているところを見られていたり、能登麻美子が娘にどうなってほしいのかがちょっとわかってきたり、「水星の魔女」というタイトルが1クール目ではどういう意味を成しているのかが何となくわかったり、花嫁花婿ごっこしていた二人の関係に爆発的な事象が生じたり、色々な超展開が怒涛の勢いで加速していて見ていて凄い面白かった。まさにこのアニメを最後まで見たのはこの最終回があったから!と言っても嘘ではない。オリジナルテレビアニメ(原作無しテレビアニメ)、かくあるべし。

この最高の引きで終えた本作は果たして2クール目でどういう展開を迎えるのか......。非常に楽しみで仕方ありません。正直どう作っても、最後で変なことをしなければ、2クール目のある程度の面白さは保証されているような気がする。ここまで微妙に退屈に見ていた僕でもちょっとビックリするくらい良かったと言える最終回だった。正直色々書こうと思っていたけど、最終回で全部持っていかれた。

忍の一時の学園編は必要だったかは怪しい感じで終わりましたが、この作品はどうでしょうか。まさか2クール目で決闘連打とかしないと思うし、ほんわかベンチャー企業設立編なんて今更やらないよな?いや、サイコ感溢れてきたスレッタは株式会社ガンダムをもう一回やりそうだよな......。


チェンソーマン

昨今「今期はこのアニメが覇権です!」という雰囲気が毎クールある気がするし、絶対このアニメってそういうことを一生言われ続けるんだろうなあとか思っていた。最終的に、主にまとめサイトのネガキャンで一般的覇権レースはぼっち・ざ・ろっくに分があったように思えてしまう。ちょっと可哀想なアニメには思えた。

ネガキャンによくあった「不必要にお洒落にしている」というのは、原作未読の自分でも感じた。やけに環境音が多いし、やけにボソボソ喋るし、題材は全くリアルではないのにそういう所は変にリアルにするんだなあとかはよく思ってた。そのせいなのか何なのかわからないけど、正直最初(何なら中盤まで)は結構意外と面白くないんだなと肩透かしを食らっていた。ちょうどこのころは中山竜監督叩きの流れをよく見た。

ただ個人的には、ソードマスターみたいなのが出てきて先輩が殺されたあたりからは結構面白かったと思う。先輩があっさり死ぬという衝撃的な展開もそうだが、そこから動いていく4課のメンバーたち、明らかに怪しいマキマさんのちょっとしたネタ明かしなどいよいよこの作品が話題になった理由が分かり始めてきた気がするような内容だった。単勝オッズ1倍台の人気馬がスタート出遅れたけど最後は良い末脚で2着くらいに来たみたいなアニメだった。発作みたいに競馬で例えてすみません。

期待値ほどのアニメだったかと言われるとそこまでだったけど、やっぱり普通に面白かったと思う。実はマキマさんのネタバレを極悪違法エロ漫画まとめサイトで喰らったからアレなんだけど、続きの展開も気になる。スパイファミリーと一緒で映画はやめてほしいんだけど(金払ってまで見たい作品ではない)、2期は期待。ある意味目立った監督はどうなるだろうか。ああいう実写的演出ってオタクにはウケないと思うんだよな。オタクにウケる必要ないアニメかもだけど。


A-

農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。

とんでもビックリギャグアニメ。進化の実の上位互換という感じで面白かった…と、私は本気でそう思っています。キャラもある程度萌え、意外とストーリーもある、ギャグの振り切り具合がヤバい......。こういう作品を面白いと楽しめるゴミみたいな脳をしていて良かった。

最初は「また進化の実みたいな自分を面白いと思い込んでいる地獄アニメかよ......」と思っていた。ただ大久保瑠美受付嬢が実はドラゴンに操られていた......という回から少しこのアニメの方向性が変わった気がする(4話くらい)。決定的になったのはその次くらいから。演出、内容がギャグ全振りになってきてこのアニメがついに固まってしまった気がする。ヒーラーガールとかも運動会辺りで固まってしまったと思っているが、スタッフがこういう方向性で行こうと決めたのか、それ以降は非常に楽しいアニメになった。

意外とストーリーにそれなりの中身があったのも面白かった。実は妹が…とか、実はガチ最強に見えるママは…とか、ただのギャグアニメという感じではなく退屈することが無かったのも良かった。この辺は進化の実と違う所だと思う。
一番覚えているのはアシパラ(アスパラガスね)で有名な国に行くことになったアルくんが2回くらい頭おかしくなった村人に拉致されたという展開が、実は諏訪彩花と大久保瑠美だったというあの話。ちょっと一本取られた気分になってムカついた。噂によるとアニオリらしいが…。

流石にどんなに高く置いてもココが限度のアニメだと思う。過大評価であることも自覚。こういうアニメを好きになっちゃうの、何か嫌な趣味だよな。最後気になる伏線をばら撒きまくって終わったのもムカつく。2期みたいかと言われると...…見たい。


恋愛フロップス

一番良かったシーン

美少女がいっぱい出てくる系のゲームでありそうな設定で、いっそ逆に新しく感じたアニメ。何か見たことあるな......という設定はともかくとして、最後まである程度の面白さはあったと私は思う。

このアニメは前半と後半で大きく分かれますが、とりあえず前半の話をすると、ここはおふざけアニメとしては、特に文句のつけるところが無いくらいには良かったと思う。エロかったし。個人的にはイリーナ回が一番くだらなくて好きだった。

ヌーディストビーチから急に物語をぶっ壊していくくらいのインパクトのある展開を見せた回からがこのアニメの本領発揮という感じ。ココで一番クエスチョンマークを持ったところは、結局あの4馬鹿は果たして愛ちゃんの思考(より具体的に言うと、愛ちゃんの脳を基にできたAIという枠組み)からは解放されていないんじゃないかということ。彼女たちが朝くんを好きになったのは確かに彼の内面性にあるという説明はなされていたけど、彼女たちが過去にあったと勘違いしている朝くんとの記憶は愛ちゃんの記憶であるわけだし、結局あの4馬鹿はAIに過ぎない、という悲しい事実から脱却することはできていなかったんじゃないかなと思う。そこは少しだけ悲しかったし、残念だった。あの4人は非常に面白いキャラクターだったし、僕の見る目だとAIのまま終わってしまったのは残念。後述するアキバ冥途戦争もこういうところがあった。まあ彼女たちの続きを書いているだけ、こっちの方が良いと思う。

とはいえ、やっぱり面白かったんじゃないかなと思う。これ以上評価を挙げるのは絶対過大評価だと思うけど、ココくらいならいいかな…とか言い訳してる(誰に?)。後半も、まあぶっちゃけ使い古された展開に思えたけど、モンファ先生(…いや、モンファ)が蒸発した時は流石にびっくりしたし、そのせいで微妙に先が読めない感じもあって退屈はしなかった。設定は東京24区にちょっと通じるところがあったと思うけど、アレと比べれば上等の作品だったと思う。

このアニメを見て改めて思ったけど、伊藤美来に重要な役はやらせてはいけないと思う。


B+

後宮の烏

アニプレックスの、ぼっち・ざ・ろっくの残り資金で作られた感満載のアニメ。作画がいいとも言えず、展開を見せる演出もやや稚拙に感じられた。会話劇が中心となっており、また特殊な固有名詞などが出てくるがその説明はそんなにされないため、見るのにいささか神経を使うようなアニメであったように感じる。

こういうアニメではMARS REDを思いだす。アレもこのアニメのように独特の世界観を持っており、理解できるようになるとかなり面白く感じられるようになるタイプのアニメだった。僕もこのアニメは、釘宮理恵さんの怪演が光った9話辺りから面白く感じられた気がする。最初はあまり惹かれなかったにゃんにゃんも萌えに感じられるようになってきたし、ターチャもかっこよかった。

最後はメッチャ盛り上がりそうで、そうでもなかったのは残念。石田彰のキャラは結構あっさり終わったし、全体的にこのアニメってこんな感じだったような気がする。イマイチ盛り上がりどころもわかりづらかったし、原作のここまで絶対終わらせる!ということを最優先にした手早くシーンを終わらせていく演出が多くてノリづらかった。

まあまあ面白かったし、まあまあオススメしたいアニメなんだけど、これより上の評価に置くのは難しいかなと思う。このアニメを最初からメッチャ理解できていた人とかは面白く思えたんじゃないか。先も書いたMARS REDを僕は面白いと思えているが、あれは3話くらいから面白く感じられていたし、それだけの違いだったのかもしれない。


影の実力者になりたくて!

アイ・・・アム・・・𝓪𝓽𝓸𝓶𝓲𝓬……が実は原作ではテポドンらしいとオタクから聞かされたのがこのアニメで一番面白かった。世界唯一の被爆国において「atomic」を使う倫理観の低さがこのアニメの特徴。個人的には思っていたより楽しめた。

展開があまりにもワンパターンだったのは正直どうかと思った。各エピソードのキーパーソンになる女が出てくる→その女から派生してヤベー感じになった人がヤベー事をしようとする→シャドー様とゆかいな仲間たちが何とかする...…という以外の展開はなかったと思う。これもあって、ハッキリ言って西域?編は凄い面白くなかった。西域?編はそれだけじゃなく、過去にちょっと行ってみて「実はこういう感じでさあ!」という内容も見ていて魅力を感じず見ていて辛かった。こういう内容は、リゼロ2期のエミリアたんの過去の話ばっかしていたときとか、村人Aで主人公の昔の話をしていた時とか良い思い出が無い。

とは言え何となく面白かったような気がしたのも個人的には事実であった。学校にテロリストが来るあの話は中々見ていて面白かった。あの女の子も良いキャラをしていたし、大塚芳忠に中々洒落た最期をお届けするシャドー様も良かった。最後がビターエンドっぽかったのも尚よかった。

CMとかだと、「中二病じみた主人公がお送りする、勘違い異世界コメディ!」という風に言われていたけど、このアニメの中枢は正直そういう感じではなく、メインとしては最強の主人公が色々やるというよくあるそういう作品だったと思う(コメディという点は共通項となっていた)。確かに、七陰が実はメッチャ有能でシャドー様は微妙についていけてないけど、それっぽい反応をしておく......という展開はたまにあったけど、そこまで勘違いコメディという感じは覚えなかった。もしそこを強めていたらもっと面白くなったような気が個人的にはしている。原作がどのくらいのボリュームで割いているのかもわからないので、この辺は何とも。

このアニメに出てきた女の集団こと「七陰」の半分くらいは後半で活躍していたからギリギリ覚えられたと言えなくもないが...…本当にこのアニメって朝井彩加ちゃんと近藤玲奈ちゃんっていました?まあ転生賢者のスライムよりはマシか......。
全然関係ないけど、このアニメってよう実とか好きな人が好きそうなイメージあるし、今やっているスパイ教室もその系譜だと思うし、ここら辺のアニメが好きな人はここ最近アニメ見ていて楽しいだろうなと思う。


アキバ冥途戦争

#ゆめちは整形

アクアトープというちょっとアレな作品が終わった後「あのPAももうオワコンだな」と言われ過ぎて気が狂っちゃったのか、ついにこんな意味わからん作品が出来上がってしまいました。

いろいろ言いたいことはあるが、正直終わり方はもうちょっとやれなかったかなと思う。何となくメッセージ性がありそうで特になく、ただ殺しに殺しを重ねてメチャクチャになった結果、会長ぶっ殺して今の秋葉原になりましたwという終わり方は、ここまで好き放題やっていたこの作品としては昇華不良感は強い。終わった後に、この作品から得るものは「ただ殺していたなあ...…」という浅い感想のみ。とんとことんのキャラはどの子も魅力にあふれていたし、最後はもう一声欲しかった。途中まで好き放題やって、最後はほどほどに終わった作品。ゲキドルじゃん、これ。
とはいえ、こういう作品の最後ってどうやっても納得のいく終わりって難しいような気もするし、まあこんなもんかもな......。ゲキドルもどう終わらせればよかったのかわからないし(アレは何でああいう路線にしたのかというのが最重要な問題といえる)。

とはいえ、恋愛フロップスと同じになるが、やはり途中の話は面白かった。ゆめちの個人回ってありそうでなかったような気がするけど、どの回でもこういうキャラでよくある二面性のキャラを見せたり、と思ったら可哀想な目に合ったり、優遇されていたとは言えない割には面白いキャラをしていた。ぶりっ子キャラと言えば相良、受付嬢と言えば大久保瑠美という風潮があるけど、二面性キャラと言えば田中美海で良いんじゃないだろうか。
もちろんクズ店長もこの作品を面白くさせていた。放課後ていぼう日誌の顧問が今まで見てきたアニメの中で最もクズな顧問だが、最もクズな店長は多分コイツ。

嵐子さんが56されるの、唐突過ぎてネタバレ受けていたとはいえビックリした。キモイアニメのオタクは擾乱最終話を思いだす展開ですよね。


SPY×FAMILY

1クール目ではドッジボール回とかが特にきつ過ぎて評価的には一個下に置いていたんだけど、2クール目は流石に1クール目よりは面白かったと思う。まあ24話のロリコンホイホイ回が良かったというのは全然否定できないんだけど、テニス回とか、一応メインイベントであるデズモンドとのコンタクト辺りは見ていて面白かった。コメディ演出とかも1クール目よりは控えめに感じられたし、見やすかった。

映画と2期が決まったらしいけど、そうか......。まあそうだよな。この作品がここから面白くなるのかは知らないけど、ようやくこのアニメに適合できた気がするので個人的にはいつでも来いという感じ。

このアニメ見てて、あまりこういうことって言わないほうがいいんだろうけど、ヨルさんってこの作品に必要なのか?とたまに思ってしまう。何ならマジで佐倉綾音のキャラが妻になってた方が面白かったんじゃないかと本気で思っちゃう。まあでもヨルさんには乳があるからな......。

B

新米錬金術師の店舗経営

1話がマジで完璧で最高のなろう系アニメが始まった!と思っていたんだが、終わってみれば可愛い女の子が出るだけの普通のなろう系アニメだった。くまクマ熊ベアーくらいの面白さはあったと思う。

元メカクレだし、最初はほんわかしたキャラなのかと思ったサラサちゃん。実は現実主義で、何かメッチャ早口でまくし立てる人で、ブチ切れるとヤベーやつになるキャラクターだったのがいかにもなろう主人公という感じだった。周りのキャラはちょっと変だったし(特に大西沙織)、序盤を見るともうちょっと面白くなれた気がするんだけどなあ。惜しいアニメだった。
例えばこの主人公が男だったら多分ビーストテイマーと同じくらいの評価になっていたと思う。

制作会社はENGI。この会社はキチゲ解放みたいな異常作画を見せるときがあるんだけど(フルダイブ、たんもしなど)、このアニメでもちゃんと神作画があってひそかに面白がってた。アレ何なんだろう。

諏訪ななかがラブライブ以外でこんな喋るの多分初めて聞いた(このアニメまでは劇場版アイドル舞SHOWが最長かも)んだけど、マジで女性声優として数えられる中で一番......(都合により伏字)な演技をする人だと思う。この人より......(都合により伏字)な声優はいるのだろうか。僕は知らない。


忍の一時

後宮の烏ほどわかりやすい盛り上がりがないわけではなかったが、学園編に時間を割きすぎて最後もの足りないアニメになってしまったのは残念だった。一時はもちろんのこと、おじさん、マスク女、敵の子、Y.AOI、雑賀衆の子などメインどころのキャラクターは良いキャラクターをしていただけに、惑星のさみだれのようにせめてBパートまるまる使ってエピローグを見たかったなあと思う。そこそこの面白さは、僕はあったと思っているし、そういう最終回が出来たらいいアニメだったと思えたんじゃないだろうか。多分。

一応最後はまあ面白かったんじゃないかと割と本気で思う。アイカツの大空あかりかよというレベルで急成長する一時くんも当主としての覚悟、カッコよさを持ち合わせられていたし、マスクちゃんが一時ママをぶっ殺してしまった...…という展開にはそれなりの衝撃はあったと思っている。それだけにエピローグは欲しかったな......。

悪いアニメではなかったけど、こんなアニメを独占にしても誰も見ないまま終わるんじゃないか。このアニメは確かDMMのアニメだったと思うが来期ならDMM.TV独占配信になっていたのかもしれない。独占にするのは良いけど、独占するなら相応のクオリティはほしい所。このアニメを見て改めてそう思った。12話じゃなくて13話の枠は取れなかったのかなあ。何回言うの?


うちの師匠はしっぽがない

何ともコメントを書くのに困るアニメだった。極論言えば感想があまり無い。

落語アニメらしく、マジで落語をしていたのは印象的。しっぽなのしっぽという本編において落語の解説もされていたし、その辺は本当の落語アニメだった。ただその落語をやるパートは正直退屈だった。山村響さん演じる師匠の落語が上手いのかどうなのかは僕にはよくわからないが、別に落語を知っているからと言ってこのアニメの面白さが変わることはないと思う。
石田彰は別作品で落語をやっていただけに、全然落語を知らない僕でもすげ~って思った。

百合姫に出張したこともあるくらいの作品らしいので、出来ればもうちょっと師匠とまめだとかの百合っぽさは欲しかったと個人的には思う。


惑星のさみだれ

正直この評価に置くべきなのか小一時間くらい考えていたが、まあでもかなりベストな最終回だったしそれくらいの敬意は表してもいいかな......と思ってこの評価。

個人的には中盤のメインどころ以外のキャラの深掘り回とか好きだった。あの女の子2人とか、メガネっ子とか、ショタガキとかの話は今なにも見ないでどんな話だったかをある程度説明できるくらいには覚えているし、まあいいエピソードだったんじゃないかなと思う。合宿回とか最後の休息回という感じで結構好きだった。

最後の方はちょっと何ともという感じだった。ひぐらしとかもそうだったが、僕は結構上位存在の争いみたいなのがあまり好きじゃないっぽい。このアニメのアニマとアニムスの話も「はあ、そうですか......。」というくらいの感想しかなかった。結局この騎士団とやらは、アニマがアニムスを止めるための道具でしかないらしい(まあ他にも騎士はいたという事実から分かっていたことではあるが)というところでちょっと冷めてしまった。
まあそれはいいとしても、やっぱりアニムスをぶっ殺した後にさみだれが「ほな地球壊すで!」って展開は、果たして必要だったのかと思う。そりゃ最初から地球を壊すことがテーマになっていたけども、あんなにアニマとアニムスが~、獣の騎士団が~、アニムス何とか倒せて~と一応最終決戦で盛り上がりを見せている時にこれをやられても、再びこのアニメにズッコケる感じでちょっとアレだった。

まあまあ面白かったけど、流石に作画が論外レベルなのは全く否定できない。

スゴいよね。

こんなアニメを、こんな超高評価しているのは、途中ある程度の面白さがあったというのもそうだが、最終回は非常に良かったと言わざるを得ない話だったというのがある。僕は結構このブログを書く時に終わり方を重視していたりしているんだけど、その傾向に照らし合わせればやはりこのアニメもちょっとは考えるべきかな...…とか労働中考えてた。
2クールあるアニメの余裕だと思うんだけど、その後の獣の騎士団たちを見せてくれたのは嬉しかった。まさかメガネちゃんが一番報われていないとは…。いや、でも楽しそうだったか…。

というわけで、私はこのアニメを最後まで嫌いになれなかった。前枠のCUE!は普通に嫌いなんだけど、コレは別に嫌いではない。オススメは絶対しないが、良いクソアニメでした。


4人はそれぞれウソをつく

割と楽しみにしていたアニメ。例えば「女子高生の無駄遣い」みたいなクスリと来るギャグアニメを期待していた。
ふたを開けてみれば、結構見ている時虚無感が強かったところはあった。芳忠のナレーションとか、間延びした感じの演出とかが個人的にあまりこのアニメに惹かれなかった要因だと思っている。まちカドまぞくほどとはいかなくても、もうちょっとテンポ感があったほうが僕は好きだったかもしれない。

でも最終回は結構良かった。何気なく見ていたED映像が実は本編にガッツリ関わってくるという演出はありそうで中々無い気がする(個人的にはパッと思いつかない)。オタクの実況ツイートでネタバレ喰らったんだけど、知っていても結構いい気持ちになれた。あの最終回見ただけでもこのアニメを見た価値はあったのかもしれない。

全然関係ないけど、最近佐倉綾音ってダウナー系のキャラクター増えたなあと思う。個人的にはココアとか四葉みたいなタイプよりは、今期で言うとDIYとかバクテンとかみたいなダウナーの方が好きだったりするので今後もこんな役をやっていってほしい。


メガトン級ムサシ

まだこのアニメも終わっていないんだけど、このアニメの終了を待っていたら3月になるらしいと聞いて仕方なく執筆。

1期最後ほどのトンデモ展開とかは無かったが、まあまあ面白かったくらいのラインを常に行っていたという印象。リアルタイムで見ていると間のCMが無いことが結構あったのだが、それでもネガティブな感想は抱かなかったのでそこは結構個人的には凄い気がする。

とは言え、実質2クール目最終回になってしまった「祭り」という回は、このアニメに謎に存在しているラブコメ要素はもちろんのこと、1か月くらい間を空けられるのをギリ許せるくらいの気になる引きがあったし、今後の展開が気になると言えば気になる。だが、後5話くらいで綺麗に終えられるのかは甚だ疑問。2クールもあるんだし、キャラクターも個性的で面白いし、それなりのエピローグとかも見たいが...…。

B-

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

The悪役令嬢モノという感じ。基本的な要素ははめフラだったし、はめフラほど話やキャラクターに魅力を感じることが出来なかった...…というのは半分嘘で魔王様はちょっと好き。

ゲーム転生ものだと「乙女ゲーの世界はモブに厳しい世界です(2期おめでとう!)」とかは好きだったけど、アレは奇跡的に私が好きな展開が続いただけで、やっぱり中々なろう系のメジャーカテゴリはハマれないんだろうなあと思った。魔王様が記憶を失った最後の話は凄い適当だったような記憶あるし、あまり強調するところが無いアニメだったような気がする。


勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う

どんだけ最強種いるんだよ!というツッコミは置いておいて、いわゆる追放系のなろう作品。いかにも、という作品ではあった。個人的には主人公がちょっときつくてこの評価に置いたが、多分主人公が女だったら1個上の評価には絶対置いていたと思う。何ならスライム300はB+に置いた過去があるのでそこまで置いていたと思う。それくらい女キャラは萌えに感じられた。

真の仲間もそうだったけど、こういう作品はメチャクチャなやつを敵として据え、そんなメチャクチャなやつと比較すれば主人公は最高だよな!という持ち上げ方をするワンパターンな作品でやっぱり個人的にはそこまで魅力を感じられない。ただ、真の仲間もそうだったけど、逆に主人公より敵キャラの方に魅力を感じてしまっている自分がいる。このアニメは島崎信長演じる勇者様が敵キャラだったが、あまりにも小物過ぎてちょっといとおしい感情が湧いた。コレは真の仲間の賢者様もそう。
何なら勇者様が出てきている時の話はちょっと面白かったと思う。そうじゃなかった回で良かったのは水着回と最終話くらいだと思う。

水着回でもしかしたらと思って、最終話で確信したんだけど、絶対このアニメの主人公が女だったらもうちょっと絶賛していたと思う。ああいうノリで作ってくれたらなあ......。

このアニメがトリになるのでひっそりとまとめておくと、今期は「もうちょっとこうなってくれていたら......」というアニメが結構あった気がする。ぼっち・ざ・ろっくとか、後宮の烏とか、錬金術師とか、これとか......。


総括

ここで評価を再掲してみましょう。

これを見て明らかですが、やはり今期はかなりレベルが高いクールだったと思う。A+に置いた本数を2022年で振り返ってみると

冬:4作品(S…2作品/A+…2作品)
春:3作品(S…0作品/A+…3作品)
夏:6作品(S…3作品/A+…3作品)
秋:6作品(S…1作品/A+…5作品)

という具合で夏アニメと同等。夏アニメも良いクールだったので、凄い納得。

逆にB-以下に置いたアニメを振り返ってみると、

冬:13作品(B-…4作品/C+…7作品/C…2作品)
春:6作品(B-…3作品/C+…2作品/C…1作品)
夏:8作品(B-…6作品/C+…2作品)
秋:2作品(B-…2作品/C+…0作品)

ちょっと忙しくて何個もアニメから逃げたんだけど、それを考慮しても今期は低評価のアニメが非常に少なかった。レベルが高いクール、というよりは平均値が高いクールだったというのが個人的な総括。
冬クールはマジでこれなんなんだよ。ちなみにドールズフロントラインとかフットサルボーイズとか現国2クール目とかのクールです。納得。


おわりに

何が忙しいんだ、と言いますと、今アイカツ全シリーズを見ているのです。何故なら10thライブに行くので。

これのせいで今期の微妙なアニメを見るという精神が薄れてしまい、結果的に今期は本数を落とすことになりました。2023年は余程でない限りアニメを切らない事、20周年に合わせて過去プリキュアを可能な限り見る事を目標にしています。
逃げれば一つ、進めば二つ。アニメから逃げれば別のアニメを見れますが、アニメを継続すればそのアニメと過去のアニメをどっちも見れます。プロスペラ、良いこと言いますね。

2023年冬は今の所悪いクールではないという感触です。何なら思っていたよりずっと良い。もっとゴミみたいな感じになるのかと思った。HIGH CARDに期待です。

それでは今回はここまで。次回は多分リスアニ予想ブログです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?