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ぐれーと・ら・猫の、るーさん

るーさんの腎機能低下が分かるまでのこと②

深夜、トイレに何度も行くるーさん。とうとう血尿が出て、深夜対応の病院と連絡を取って病院に向かうことになりました。

初めて行く病院なので、道をしっかり確認して、深夜の冷え込みに備えて、るーさんのキャリーをブランケットで包みます。

あまりにも焦っていたので、異常を感じ取ってしまったるーさんが素直にキャリーに入ってくれません。

普通、猫さんは病院に連れて行かれるキャリーに入るのを嫌がりますが、るーさんは「おいで」というとスンナリ入るのですが……。

仕方がないので、るーさんのお尻を押して入って貰います。

るーさんは病院が平気な子ですが、車は大嫌いです。今まで出た事の無い深夜、焦りから事故を起こさないように運転に集中している私、いつもの病院より長い距離。

私も生きた心地はしませんでしたが、るーさんも怖かった事でしょう。

そうやって駆け込んだ病院で診て貰ったところ、診断結果は膀胱炎。初めて行く病院だったので緊張しましたが、先生はとても丁寧に説明してくれる方でした。

膀胱炎にも大まかに分けると、おしっこがパンパンで出したいのに出せないものと、おしっこが無いのに、残尿感があって何度も出そうとするものの二種類だそうです。

出したいのに出せないものは、緊急度が高く命に関わるので即座に病院へ行った方が良いそうです。

るーさんは、残尿感の方でした。どちらにせよ、素人目には見分けが付かないので、頻尿、血尿などの症状は速やかに病院に行く方が良い、との事でした。

消炎剤を注射して、様子をみましょう、との事だったので注射をして貰いました。

そして、膀胱炎の原因を調べる為に早めに尿検査が必要だと言われたので、休みの日に予約を入れて帰りました。

深夜の診療は、人のそれと同じく特別料金がかかります。保険もきかない事が多いそうです。緊急に備えて、るーさんの病院代を用意しておいて良かったです。

常に現金でるーさんの病院代を厳重保管しています。人の方の生活費はクレジット払いでまとめているので、るーさん財布の方が現金が多いです(笑)

家に帰ったるーさんは、先程までの興奮状態が嘘のようにけろりと治まり、落ち着いてご飯の要求をしてきたので何時も通りお膝の上でご飯を食べて貰いました。

車の中で散々鳴き続けていたので、ややハスキーボイスになったくらいで、膀胱炎の騒動は一旦落ち着いたのです。

良かった、生きた心地がしませんでした。私の方はご飯食べる気力も無かったので、そのまま、るーさんと一緒に眠りました。

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