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深圳の日式カラオケ「クラブGinza」の裏話
深圳にある日式カラオケ「クラブGinza」で働く麗香(れいか)は、元々地元の企業で勤務していました。日系企業でのキャリアを経て、彼女はこのカラオケ店に転職することにしました。
昨晩、久しぶりに友人と火鍋を楽しんだ後、そのまま麗香が働く「クラブGinza」へと足を運びました。同伴という形で彼女と一緒に店に入り、賑やかな夜を過ごすことになりました。
久々に訪れた店内には、見慣れない新メンバーもちらほらと増えており、その中には麗香と同じように最近このカラオケ店で働き始めた新人たちもいました。
その新人の一人、玲奈(れな)と話す機会がありました。彼女は以前、市内の日系企業に勤めていたと言います。麗香と同様、給与が良いとの噂を聞いて、この「クラブGinza」に転職したとのこと。ちなみに、その日系企業は、私の仕事先でも取引がある企業でした。
玲奈はまだ日本語が得意ではありませんが、一生懸命に独学で勉強しており、少し余裕ができたら日本語学校にも通いたいと話していました。
一方、麗香は、湖南省の学校を卒業後、深センの貿易会社で働いていました。彼女は日系企業と取引のあるオフィスで働いていたものの、日本人との直接の関わりは少なかったそうです。しかし、低賃金に不満を抱えていた彼女は、知人の紹介でこの業界に足を踏み入れることになりました。
実際、他にも日本に関連する仕事から、このような日式カラオケに転職する女性たちは少なくありません。例えば、日本料理店で働いていた女性が、さらなる収入を求めてカラオケ店に転職するケースもよく耳にします。
野心を抱いて、日本と関わりを持ちながら、より高い収入や新たなキャリアを求めて進んでいく姿勢が、こうした転職の背景にあるのでしょう。