売れる売り子になるための秘訣。

2018年9月22日 ベイスターズvs中日戦で
売り子2年目が終了しました。
燃え尽き症候群で一日中動けなかったので、
他にやることやって前に進むためにも
気持ちをアウトプットします😌

1年目は、売り子になれたってだけで嬉しくて
大好きな球場で働けて、プロ野球の雰囲気が楽しくて続けてこられました。

2年目の今年は、楽しいだけじゃなくて
去年の「総売上5位」がちょっとだけプレッシャーでもあり、もっと上に行きたくて、
でも数字だけに目がいって目の前のお客さんを大事に出来なかったり楽しめてなかった自分に苛立ったり、色々な感情を体験したシーズンでした。

私にとって売り子は、部活と同じかそれ以上に頑張れるもの。
いい成績を出すために、汗でパンツまでびちょびちょになって(笑)球場を走り回って、同世代の女の子と数字で勝負する。
毎月順位が発表されて、売れない子は容赦なくシフトを削られたり、希望のエリアに入れてもらえない。
そんなガチの競争の環境。まさに青春でした。

それに加えて、私にとって売り子は
最短でPDCAを回せる最強の実験の場でした。

色々考えて、私がやっていたことを7個書きます。売り子だけじゃなくて他のことにも使えると思うからよかったら読んでもらえると嬉しい😘

1⃣好かれること
2️⃣「お客さんと私」のオリジナルの物語を作って、濃い常連客を増やす
3️⃣オープンクエスチョンで相手のニーズを知る
4️⃣コミュニティー形成
5️⃣大量のインプットと分からないことは素直に聞くこと
6️⃣自分の強みを知り、生かすこと
7️⃣運命に屈されない、後天的に努力と熱量でのし上がれる世界

1⃣好かれること
お客さんにだけ笑顔を振りまいて好かれればいいのかというと、そうではありません。
一緒に働く売り子や、職場のコントローラーさん、球場で働いている警備員さんなど、関わる人がたくさんいます。
出勤する時に「おはようございます」
帰る時やすれ違った時に「お疲れ様です」
樽を替えてくれるチェッカーさんに「お願いします、ありがとうございます」
といったあいさつや、
ユニフォームの片付けをしやすいように、裏返しにしないことや、安全ピンを外すなどの細かい気遣いをする。

一緒に働く人も人間です。
このように自分も相手も気持ちいい関係を作ることで、私は売れなくて辛かった時に、先輩に相談してアドバイスをいただくことができたり、
コントローラーさんに、「荒木が頑張ってるところいつも見てるから大丈夫だよ。もっと上にいけるように応援してる。」と気にかけてもらったりすることができました。

自分で考えて売上を伸ばすのには限界があるから、自分より結果が出ているプロに教わる。
それができる環境を作るという意味で好かれることは大切でした😊

2️⃣「お客さんと私」のオリジナルの物語を作って、濃い常連客を増やす
これは、
・私がお客さんを覚えるため
・お客さんが私のことを覚えてくれ、私から買ってくれるようになるため
に使います。
具体的には、
・お客さんの持ち物や身に付けているものについて話して話題を広げる
・野球の話題を話す
・プライベートの話をする、などです。
持ち物や身に付けているもの、野球の話は5️⃣で詳しく書きます。
プライベートの話は、夫婦のお客さんだったら、
「今日は奥さんとご一緒じゃないんですか?」
いつもいるお客さんがたまたまいなかったら、
「昨日は観戦来なかったんですか?」など。

こういう会話をすると、ビールを注いで買ってもらうたった5秒〜1分くらいの間で、自分のことを覚えてもらえて、「またあの子から買いたい、また会話したい」と思ってもらえて、濃い常連客を作ることができます☺️
球場に足を運ぶ人って、シーズンの間に何回も来る人が多いので、タイミングがいいからたまたま買うというのではなく、常連客を作った方が絶対に強いです。

3️⃣オープンクエスチョンで相手のニーズを知る
これは2️⃣の「お客さんと私」のオリジナルの物語を作るにも繋がってきます。
会話を広げるためのテクニックです。
同じ試合を見ていても、お客さんによって色々な感じ方があります。
「途中まで負けているから今日は負けるだろうな」なのか、「途中まで負けてるけど最後は逆転するだろうな」なのか、「負けるかもしれないけど、遠くから見に来てるから最後まで見て帰りたい!」なのか、「勝ってもらわないと明日の仕事が気持ちよく始められない」なのか。
それぞれ野球にかける熱量や、背景や、考え方が違う。
だから、
「今日ベイスターズ、調子悪いですね〜」
などと言うと、「売り子が何言ってるんだ!😡😡これから巻き返すんだ!😡」と思う人もいる。

だから私はこう聞く。
「今日はベイスターズ、どうですかね〜?」
そうすれば、
観戦に来る時に毎回勝つお客さんは、
「僕が来ると毎回勝つので今日も勝ちますよ!」
って言うし、
負け続きで期待してないお客さんは、「今日も負けるんじゃない?」って言うし、
遠くからわざわざ見に来てるお客さんは、
「今日福岡から来てるんで、勝ってほしいですね〜」
って言う。

こんな感じでオープンクエスチョンで聞くことで、相手のニーズを知り、その後の会話を展開させる。そうすることで、お客さんにとって気持ちいい会話ができる。
そして、「お客さんと私」のオリジナルの物語を作ることもできる。

4️⃣コミュニティ形成
これは「お客さん同士のコミュニティーを私が作る」という意味です。
大きく分けて2種類あって、
・年間シートのお客さん
・球場にたまに来るお客さん
年間シートのお客さんは、長年同じ席で野球を見てるので、周りの人はみんな知り合いです。その中の1人の人が買ってくれたら、周りの人に「この子から買いなよ!」と勧めてくれたり、「○○さんの分ももう1杯!」と知り合いの分も買ってくれたりする。

球場にたまに来るお客さんには、
大きめな声で話しかけて、周りのお客さんも会話を聞いていたり、会話に入ってこれる状態にする。そうしたら、「隣のお客さんが買ってたあの子だ」と覚えてもらえて、次の1杯に繋がったりする。

これは結構上級編です。
年間シートのお客さんがどこまで知り合いなのか知るためには、「このお客さんがこのお客さんのところに遊びに来てる」とか、「点数が入った時のハイタッチをこの人はここまで回るからここまでが知り合い」とかシーズンを通して観察する必要があるし、
2️⃣の、「お客さんと私」のオリジナルの物語を作れて、お客さんが応援してくれないとほかの人に勧めるまではしてくれないからです。

年間シートを「よくサービスを使ってくれる常連さん」、球場にたまに来るお客さんを「サービスを初めて使う人」と置き換えれば、一般的なビジネスにも使えるんじゃないかな。

5️⃣ 大量のインプットと分からないことは素直に聞くこと
これはお客さんと話すため、そして、お客さんと私のオリジナルの物語を作るためですね。
推しの選手の背番号がついているユニフォームやグッズを身につけている人には、その選手の話をする。
そのためには、選手の背番号やあだ名、ドラフトの順位、どこの球団から移籍してきたか、出身校、セ・リーグの順位、前日の試合の結果、当日の先発投手などなど、球場に入る前にインプットしておく必要があります。
それでも分からないことがあった時は素直にお客さんに聞きます。「あの選手初めて見たけどどういう人なんですか?」とか。
何年も球団を応援していたり、野球が好きな人は持っている情報が豊富です。
そこで得た情報でさらにほかのお客さんとの会話を広げたりします。

あと野球の情報だけでなく、お客さんの情報についても。会話の中からどんな仕事してるのか、どんな家族がいるのか、出身高校とか。
例えば、自分が横浜高校出身だから、横浜高校出身の選手を応援してるという人がいる。

そういうふうに、人の情報を覚えておけば、話せることが増える。

余談ですが、ハーバードやニューヨーク州立大学の研究で、外見を褒めるより、その人の持ち物について話して、その持ち物を持っているその人のセンスを褒めた方がモテるというのが明らかになってます。
なので、グッズを身に付けていたり、ベイスターズのネイルをしているお姉さんには、「そのタオル・ネイルかわいいですね〜!💛」と褒めましょう。
めちゃ喜んでくれます。
それで喜んでくれたら、「いつもおじさんばっかりなので、かわいいお姉さんに買ってもらえると嬉しいです〜!💛」と言いましょう。
めちゃ喜んでくれます。
「いつもあまりビール飲まないのに、お姉さんから3杯も買っちゃった〜」と言ってくれます。
そうなったら私の勝ちです。😌💛

6️⃣自分の強みを知り、生かすこと
野球が大好きで大量にインプットできる
お客さんの情報を覚えられる
といったことは私の強みです。
みんながこれをやれば売れるわけじゃなくて一人一人違う売り方のスタイルがあります。
野球の話を一切しない売り子もいるし、常連客を作らない方が向いている売り子もいる。
だから、他の人と差別化をして自分を選んでもらうために、自分の強みを知り、生かすこと。

7️⃣運命に屈されない、後天的に努力と熱量でのし上がれる世界

🎈長すぎて飽きてきたかもしれないけど、
他のところを読まなくてもここを1番読んでほしい😂🎈

顔やスタイルといった持って生まれたものがいいだけでは売れなくて、努力と熱量でいくらでも結果が出せる。
私のモチベーションはここにありました。周りに比べて圧倒的にかわいいわけでもスタイルがいいわけでもないけど、顔を覚えてくれて応援してくれる人がいる。
目の前のお客さん1人ひとりを大事にすることで、気持ちが返ってきて最終的に結果に繋がる。
私の想いに人が動く。

実際これは売り子の世界だけじゃなくて、
現実の世界だってそう。
裕福じゃない家庭に生まれ育ったって自分の努力でお金持ちになれるし、
かわいくもかっこよくもなくたって、YouTubeやブログ、SHOWROOMなどで有名になれる。

自分に自信が無いし、コンプレックスだらけだからこそ、私は運命に屈したくない。
だからこそ後天的に努力でのし上がれるシステムに便乗したり、そのシステムを自ら作り出す必要がある。
私は他の人に比べて特別なスキルとか才能が無い。だからこそこれからもたくさん努力する。

これが売り子で得た1番の学びかな。

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以上です。
なんかいっぱい書いちゃったけど、
なんだかんだ私が頑張れたのは、
一緒に励ましあえる同期や支えてくれる職場の人、
相談にのってくれる友達や家族、
応援してくれる友達、私なんかを選んでくれるお客さんがいたからです。

今年1年の結果は10月に出ます。
去年より上だったらいいな。

年齢的にも学生でいられる期間的にも
売り子できるのもあと1年か2年だと思うし、
もしかしたら今年で終わりかもしれない。
先のことなんて全然分からないけど、
私にとって、満足いく結果が出せなかった部活にかわる、青春疑似体験イベント。
今年もたくさんの幸せと笑顔と悔しさと汗と涙と成長をありがとう。横浜スタジアム、大好きです。🌷

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参考文献☟☟☟
・「人生の勝算」/ 前田裕二
https://www.amazon.co.jp/dp/B071GX8V8F/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

・外見褒めはNG!モテる人の会話とは
https://youtu.be/i9tLXamnLSg

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