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クリエイティブになりえない私にとっての配信に関する備忘録①

今回はコロナ下において発展目覚ましい「配信」についての備忘録です。
私が苦手とするタイプの分析と、自身がそうなっていないか
セルフチェックするためにまとめてみます。
今回は自身の分析と、苦手な配信者についてまとめてみます。

結論としては、プロ意識のない配信者が、控え目に言って苦手です。


・私が想定する「配信」の定義

配信とは一般的に特定の配信サイトにおいて、配信者が
不特定の視聴者に向けて、雑談・ゲーム実況・作業枠・歌枠などの
コンテンツを放送することです。

ただし、後半の私が苦手とする配信者・リスナーを語る際には
「配信」とは平均同時接続者数(リアルタイム視聴者数)20人程度の
小規模なライブ配信ないし配信サイトとします。

配信者だけでなく、リスナーもそれぞれニックネーム的な
名前を常に表示されている配信サイトとします。
(リスナーは無名の集合体ではなく、一人一人個人として存在する。)

また、説明を簡略化させるため、配信者を物質的・金銭的に支援する
月間サブスクライバー料金、金銭を支払う特別なチャット
外部送金サイトによる金銭的支援、アマゾンの「ほしいものリスト」
に基づくプレゼント支援等を一括して「課金」と定義します。

・私が考える「配信」の意義

テレビや新聞といった一方向マスメディアに対して
配信は個人配信者による双方向・分散型メディアとなります。
それによる長所としては、流行を誰かが誘導することが
既存メディアよりも難しくなります。
(運要素も絡むが宣伝が上手で面白いコンテンツなら無条件で
大ヒットする)

よって、流行のセンスを、資産を持った一部の人間にのみ
依存する可能性が低くなります。
また、配信を媒介とした配信者―視聴者、視聴者―視聴者間の
コミュニケーションを得られる可能性が生まれます。

配信を始めるにあたっては最低限PC(スマホ)を持っていればいいので
初期投資が安く済み、多くの人が気軽に挑戦しやすく
また、失敗したときのリスクも小さくなります。
つまり、自己のセンスを世に問う、自己実現への挑戦が気軽にできます。
また、リアルでの交流を前提としないため、非日常性・アイドル性を
成立させやすいメリットがあります。

逆に、伝統、権威や統一した価値観に魅力を感じる人は
配信が盛んな環境は不快に感じるかもしれません。
(農業や店経営、営業などではない)直接経済価値を生み出さない生産活動
に否定的な人も、配信が盛んな環境は不快に感じるかもしれません。

・創作者の適性がない(と自己分析している) 私の適性

配信者適性:
創作者ではなく、破壊者(破戒者)の属性であるため
配信者の適性は極めて低いです。
好き嫌いのこだわりが強いため、中長期間の接客業に不向きです。

リスナーとしての短所:
ツッコミ気質であるため(ミスを分析してそれが僅少か甚大か
見極めないと落ち着かない)
配信者などの小さなミス、間違いにこだわりやすいです。
そして自身が間違ったコメントをした時はいつまでもくよくよ悩みます。
もしくは流れを無視して訂正しようとすることにこだわりがちです。
そのことから、毒舌になりやすい一方、ミスが発生しにくい
毒にも薬にもならない無味乾燥なコメントをしがちです。

よってプログラムなどのコンピューター、機械っぽいリスナーとなります。

これは配信視聴、もしくは複数配信のブラウジングにかける時間を
現在私が取りすぎるために起こった弊害でもあると考えています。
つまり、小さなことでもストレス、不満に感じやすくなっている状態です。

・私が苦手とする配信者の行動

・収益化しているのにお金をもらっているという意識がない

(配信者ではなく)人間として当たり前のことをできない、やらない
(ただし収益化していないなら配信内で何をやっても自由)

かつて○○○○動画という配信サイトが日本では活発でした。
その配信サイトのシステムは、サイト側が配信する場を提供する代わりに
配信者側が(追加のサービスを受けるためなどに)お金を支払う
というものでした。
配信者は趣味や自分主体のコミュニティーを作る目的で
配信するものもいれば、自らのセンスを世に問うために
配信を始めるものもいれば、人脈や名声を得て何らかの収益を
得る目的のための配信するものもいたことでしょう。
ただし、配信自体は配信者にとってボランティア(収益無し)
もしくは赤字となるため、基本的に配信を行うことは
尊敬すべき・称えるべきものでした。

その配信サイトが下火になったためか、かつての○○○○動画を利用していた
配信者の多くは、他の配信サイトを利用するために旅立っていったのですが
他の配信サイトであるにもかかわらず、それなりの頻度で散見するのが
未だに「配信者が神である」といった態度の配信者がいることです。
そのチャンネルが収益化していないのなら、それは正しいと言えることも
あるでしょうが、収益化している
(リスナーからお金をもらい、それが直接配信者の現金収入になる)
場合であっても、いまだに殿様気分が抜けていない配信者がいます。
「お客様は神様です」と言う気は毛頭ないですが、少なくとも
現在の客・将来客となる可能性があるリスナーに対して
まるで有象無象の名無しかのように
傍若無人に振舞う配信者が、控え目に言うと苦手です。

そこからの派生とも言えますが、(リアルでは当然みんなやるであろう)
人間として当たり前のことをできない、やらない配信者が
控え目に言って苦手です。
リスナーがチャットなどで挨拶しても反応しないし挨拶を返さない
配信者がリスナーに不利益を与える大きなミス、間違いをおかしても
全く謝罪しない、配信時間などを決めて、それをリスナーと約束したのに
高頻度で約束を守らない、守らないことを悪びれない。
社会人として当たり前のことを求める気はないですが
(私も社会人としては不十分なので)
それリアルでも同じことやるの?できるの?といった、人間として
基本的なこともできない配信者は、控え目に言って苦手です。

・配信者と気の合うリスナーを過剰に贔屓する。

(あたかも境界性のように)リスナーを選別するかのような
不快行為、試し行為を頻発する。

収益化を達成している配信者としては、リスナーによる月間や
臨時での課金は、配信活動がより長く続く要素になり
他の課金していないリスナーにとっても
配信活動がより長く続くことはメリットなので
配信者が高額課金リスナーを優遇することは常識的な対応だろうと
思います。
しかし、課金しているリスナーに比べて、一般リスナーを異常に
(別に長期間応援しているという要素もなく)優遇したり
逆に課金リスナーを不当に粗略に扱っているのは
不自然なひいき行為に映るので、見ててあまり楽しいものではありません。
性格の一致・不一致、問題行動の有無が原因であるかもしれませんが
そういった合理的な理由すら判然としない場合は、控え目に言って
苦手です。

他には、「問題行動をやっても応援してくれるリスナーだけが好き」
と確かめたいのか、リスナーを選別するかのような暴言などの不快行為
試し行為を頻発する配信者がいますが
その場はたとえリスナー側がうまく対処できたとしても
不定期にそういった難問を投げかけられる恐れがあり
配信を視聴することがリスナーとしては大変不安定になります。
そのような配信者は控え目に言って苦手です。

これは、「この配信者やばそうだから今後見るのやめよう」
と気づいた時点で対処できるので、それでも見続けるなら見てる
自分が愚かというだけなのですが、私としてはすぐに見抜けなかったことを
「騙された」と思ってしまうので、そこで不快感を感じるのが
嫌だということです。
他には過去、敵味方をはっきり区別してくる、ちょくちょく
小さな試し行為を挟んでくる境界例かのような人間へのトラウマがあるので
それが想起されるせいかもしれません。
そのような配信者は控え目に言って苦手です。

・無課金者はいないものとして扱う

(ただし峻別の必要がある大手配信は除く)

もちろん課金しているリスナーが配信者にとってありがたいでしょうし
多少優遇されるのは当然でしょう。しかし、無課金リスナーも
チャンネル登録者数やリアルタイム視聴者数に貢献しているわけであり
たとえば商品の宣伝依頼(いわゆる案件)などは、そういった数字を
基準に発生するものです。つまり配信者にとって全く無価値ではないのに
(または将来課金リスナーに変わる可能性がある客とも言えるのに)
コメントを完全スルーしたり、雑に対応するなどの差をつけるのは
控え目に言って苦手です。

・リスナーは細かくルールで縛るのに、配信者は同じルールを守らない

配信チャンネルでは多少の規律を維持するため、配信ルールを
設けているところがありますが、たまに微に入り細を穿つような
ルールを作っているところがあります。

「配信内のリスナー間のチャット会話は全面的に禁止」
「配信に来た時は必ず挨拶コメントをする」
「他の配信者に関係するチャットスタンプは禁止」
「(参加型ゲーム枠などで)対戦相手、参加者を誹謗中傷しない」
「配信途中でのまたねや仕事に戻りますといったコメントは禁止」
「政治や宗教の話は禁止。センシティブな内容は禁止」
「配信者に対する少しでも批判的なコメントは禁止」

ルールとしてあらかじめ明記してある分には、リスナーもその配信を
継続的に視聴するかどうかの判断基準にできるので、細かく指定すること
自体はいいのですが、そのルールを制定した配信者自身が
特例であるかのようにルールを守らないのに
リスナーには厳密に適用してくる配信者がいます。
例えば「配信者に対する少しでも批判的なコメントは禁止」と
ルールを作っているのに、配信者側は他の配信者や、リスナーに
対する不満、バッシングを頻繁に行っている場合などです。
配信者は「朕は国家なり」という絶対王政と言えばそうかもしれませんが
それなりに文明的な社会・組織では、ルールを作ったトップ自身もルールを守るものです。
なぜならば、上が守らないと下への示しがつかないからです。
それを武力(配信から永久追放)で抑え込むことで、配信者が
ルールを守らなくとも配信秩序の維持は達成されるのかもしれませんが
武力というものはより大きな武力(運営からの配信者の利用停止など)
への肯定となります。果たして、理不尽な武力を受けたとき
(理由が不明の配信停止)その配信者は納得できるのでしょうか?
よって、そのような配信者は控え目に言って苦手です。

・リスナーに攻撃的。イライラしているときに八つ当たりする

人間だれしも不機嫌なときがあります。
よって、配信者の声が多少不機嫌に聞こえたり、挨拶が雑になることは
ありえるでしょうが、そのイライラを解消するためにリスナーに
暴言を吐いたり、配信から追放することは、控え目に言って苦手です。
なぜなら、店主が機嫌が悪いからと言って、店に入ってきた客に
突然怒鳴りだしたり、追い出したりするような店はないからです。
その客に直接原因があるなら理解できますが、八つ当たりで
被害に遭っても理解できるわけがありません。大げさに言うと
通り魔のようなものです。

・言っていることがいつも矛盾している、一貫性がない

毎日配信をがんばると言って三日坊主になったり
○○をクリアするまで終わらないと言って耐久配信を始めたのに
疲れたからと未達成で配信終了したり
ゴールドランクを今年は目標にすると宣言してたのに
いつの間にかアンランクで楽しく配信することを配信方針としていたりと
いわゆるリスナーとの約束を頻繁に反故にするような配信者は
控え目に言って苦手です。こういうダメ人間さが好きだという
リスナーの方もいるかもしれませんし、そういうキャラクターであると
わかりやすく宣伝して活動しているのなら理解できますが
私は単なる噓つき・ビッグマウスと捉えてしまいます。

・まとめ

以上のことを、私は配信でお金を稼ぐという「プロ意識がない」と
捉えています。
アマチュア気分の配信者にお金といったリソースを分配するのは
非効率であり、業界自体にとって害悪であると考えています。
ただし、配信チャンネルが収益化していないのなら
極論「嫌なら見るな」で、ある程度の自由が成立すると考えています。


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