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私が考える「運」の分与

今回のテーマは「運」についてです。その中でも特に
他者の「運」に影響を与える人々について考えてみます。

結論としては、本人の幸運不運、他者への幸運不運で
人々は大きく4種類に分けられると考えます。

日本には古くから言霊思想というものがあり
言葉にすればそれが現実化してしまうおそれがあるので
直接触れず言い換えて述べる、もしくは口にしない
という文化があります。また、近年はそれを逆手に取った
引き寄せの法則といった考えがスピリチュアル分野では有名です。

私が捉える「世界上の空間と時間」③ ~確率の影響力について~
https://note.com/s_w_r_/n/n7517f05ed469
私が捉える「世界上の空間と時間」④ ~「魂」の在り処について~
https://note.com/s_w_r_/n/n5740f1508271

で考察したように、魂は時間的性質を持つことから確率に影響を及ぼしうる
他方、確率の影響はミクロレベルに過ぎず、マクロレベルの物理的現象に
比べてその影響力は非常に小さい、と私は考えていますので
例えば、地震が来る想定で防災計画を立てたら実際に地震を呼び込むから
そんな計画は立てるな、といった考えには非常に否定的です。

そのように「運」の影響力が大きいことには否定的であるものの
その一方で、運を引き寄せ招く人、運を遠ざけ疫病神と化している人など
については、実際に存在すると強く信じています。
まずはそれらについて分類化してみます。

まず、多くの人(かどうかは厳密には違うかもしれませんが)は
他者に幸運も不幸も呼び込まないニュートラルな存在と考えます。
個性が薄いほど(強い自我を持たないほど)その傾向が強いと考えます。

次に
・自分は幸運であり、周りにも幸運を与える人
・自分は不運だが、周りに幸運を与える人
・自分は幸運だが、周りに不運を与える人
・自分は不運であり、周りにも不運を与える人

の4パターンに分類できると考えます。
それぞれに対する私のイメージを説明すると

「自分は幸運であり、周りにも幸運を与える人」はヒーロー気質であり
(それなりにまっとうな方法で)成功している実業家や経営者を
イメージします。
成功者にあやかって人が集まるという代表例の人になります。

「自分は不運だが、周りに幸運を与える人」は薄幸気質であり
本人は幸せそうな環境にいないように見えますが、近くにいると
なぜか物事がうまくいく、というドジ性質や不幸体質、要領の悪さを
持った癒し系だが受け身の人間をイメージします。
ちょっと間違えると悪い男や女に騙されそうな、不安定な印象です。

「自分は幸運だが、周りに不運を与える人」はわがまま、独善気質であり
一見景気が良いのでそれにあやかろうと人が集まるが
実際は利用された形になり、本人だけがなぜか得をする、という
ワンマン経営者や(質が悪い)アイドルをイメージします。
俗な単語ですがさげ〇んなんかはこれのイメージに該当すると考えます。

「自分は不運であり、周りにも不運を与える人」は疫病神気質であり
本人を助けようとする周りすら不幸にしてしまう救いようのない
困窮者をイメージします。それでも生きていけるのは「悪運」だけは
強いのかもしれませんが、無理をして付き合い続けると
運だけでなくメンタルにも悪影響を与えそうな、極端に後ろ向き
ネガティブな思考の人を考えます。

実際にはなんか得体のしれない「運」だけが幸福不幸や成功失敗
を左右していないのかもしれません。
たとえばヒーロー気質の人は、本人の通常の思考・論理が自分も周りも
得するにはどうすればいいか?
と考えていたり、前向きな発言や周りを鼓舞する発言を取っている
失敗を恐れず新しいことに挑戦する、など言動によって
周りのメンタルを明るくし、成功しやすい行動をとることによって
結果本人も周りも「運」がよく見えているだけなのかもしれません。
それは本人の生来の気質や生まれ育った周囲の環境努力
勉強や向上心の結果であり偶然生み出されたものではなく
しかるべき原因の結果かもしれません。

他方、偶然とは思えない特殊な物事の展開や私が好きな麻雀という
ゲームを通じて考える、論理を超えた運の「流れ」というものが
存在していると感じます。
一見本人は努力しており、その努力から考えられる結果はもっと
成功していそうなのになぜか結果が出ない。
危ない橋ばかりを渡ってどこかで失敗しそうなのに
なぜか悪運が強いのか幸運にも助けられて成功し続ける。
そういった人々が存在する以上、「運」の影響力は
大きいのではないか、とも考えます。

この種の生来変わることがない「運」は、もし原因を無理やり
ひねり出すなら、前世の行いが良かったり悪かったりした
善良な守護霊が憑いている、悪霊がとり憑いている、といった
オカルト分野になるかと思います。
それは立証できないので置いておくとして
現実問題としては、周りに幸運を与える人々と仲良くし
不運を与える人々とは距離を置く生き方をしたほうが
得だと言えるでしょう。

「自分は幸運であり、周りにも幸運を与える人」は
実際に成功している人であり、周りも成功者が集っている人ですから
分かりやすく
「自分は不運であり、周りにも不運を与える人」は
本人が明らかにネガティブであり、気が弱く性格がよさそうであっても
本質的に「他人を助ける」という思考を持たない、保身タイプの人間
であることから、これも分かりやすく避けやすいかと思います。

のこり2つがわかりにくいという点では問題ですが
「自分は不運だが、周りに幸運を与える人」は
利他的で過剰なほどの自己犠牲を行う
要領が悪そうなので近しい関係だと苦労しそうだが、知人として
付き合うには感じがよく楽しいといった感じで
関わって直接得になりそうではないが、楽しい時間はすごせそうといった
自分と相性がいい相手ならこのタイプになる可能性が高いと考えます。

「自分は幸運だが、周りに不運を与える人」については
言い換えると
「周りの幸運を吸い取って踏み台にし成りあがる人」というタイプに
なると思うので、一見成功しており、頼りがいがありそうに見えるが
実際は他者を道具としてしか見ておらず、上辺では善良さを装って
実際は人情に薄くて冷酷である詐欺師タイプと考えています。
このタイプの人間を見極め、上手に避けて生きていくことが
楽しく人生を送る秘訣ではないかと私は考えます。

とはいっても、多くの人々はそれほど他者の運勢へ影響を与えることは
少ないでしょうし、もしそんな人が多数いた場合
例えば不運な人が集ったら事故で大量死といったことが
頻発するかと思いますが、少なくとも日本ではそんな事例は
ざらに起こっていることではないので
それほど意識しなくてもいいのかもしれません。
ただ、因果応報をなんとなく信じている私は、自分の「運」にすら理由が
あると思っているので、少なくとも理不尽な他者からの不運の押し付けは
避けて生きていきたいと願っています。

自分自身のタイプについては4種類のうちこれかな?と思っており
その(一見理屈があるような)理由についても述べることができるのですが
口にすると不運なことがありそうなので、関心がある方の
ご想像にお任せしたいかと思います。

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