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遠州椿の地空(じあき)大島紬

夏に入るという頃、京都きもの市場さんで見つけた着物です。
大島紬の地空というものの存在、その製造工程の難しさというのを知って、自分にも買えるかしら、と探してみたら、どーしてもこれは手に入れたいなと思えるこちらがありました。

お気に入りモチーフ「遠州椿」

遠州椿とは、江戸時代の茶人・小堀遠州こぼりえんしゅうが好んだ柄です。
椿が大胆にデザイン化されています。

着物の柄(https://www.kimono-gara.com/season/fuyu/tsubaki/)

正直なところ、あれこれと目星をつけていたものはあったのですが、これ一枚で気が済んでしまいました。遠州椿がこんな風に描かれた、織り出された着物は他に見たことがないからです。

7マルキカタス式で織り出されたグラデーションがうちゅくちい。

素朴な遠州椿の柄も可愛らしいです。これ欲しい。

地空の何がすごいかっていうと

大島紬といえば、絣の細やかさで定評があるのですが、地空きの飛び柄というのは総絣と違って、隣り合った絣柄同士で糸を調整することができないので、下手を打つと次の柄までに糸の位置が合わなくなってしまう恐れのある、大変高度な技術を要する織物だということです。

地空の凄さを語っていて、私が興味を持ったYouTube動画がこちら

三重の着物屋さん、染重さんのチャンネルです。色んな反物の説明をわかりやすくしてくださるので、おすすめです。

京都きもの市場さんは、プレスしてから発送してくださるので、発送までに時間がかかるそうです。私は夏前の注文で急いでませんでしたが、お急ぎの場合や着たい日が決まっている場合はお買い物の際に一言添えると良いかもです。
プレスのサービスはありがたいことで、きれいな状態で来たので満足してます。

ではまた。


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