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「教材あるある」その2。アフィリエイト記事の「文字数」について考えてみた

チリペッパー小田のnoteでは出会い系サイト・マッチングアプリアフィリエイトで稼ぐノウハウをご紹介しています。

アフィリエイト――特にSEO(検索エンジン最適化)に関するノウハウはネットで検索すると大量に出てきます。「ググる」ということはアフィリエイトの技術を習得するために必須とも言える作業です。

しかしネットで調べた情報は必ずしも正しいとは限りません。特に、実際にアフィリエイトで稼いでいる人が書いているノウハウには、「極論」が多い印象があります。

ある程度経験があれば「こういう意味なんでしょ」と言葉の裏を察することができますが、右も左も分からない初心者だと鵜呑みにして、極端な施策をして精神を消耗させてしまうこともあるでしょう。

今回はその中でも「文字数」について考えてみましょう。各所で議論されている題材ですが、果たして「何文字書こう!」というルールは必要なのでしょうか?

「1記事の文字数は○○○○字以上」はもう通用しない

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1記事辺りどれぐらいのボリュームにするかは、アフィリエイト初心者のみならず中級者の間でも議論が起こり得ます。

人によって「最低1,000字」「2,000字は欲しい」「無理してでも5,000字は書こう」などさまざまですが、どこでも多ければ多いほど良いという点だけは一環しています。

しかしこれからアフィリエイトを始める人には、このような具体的な文字数をまったく考えずに執筆することをおすすめします。

【ボリューム重視の施策がゆがんだ形で現れた論理】

そもそもどうして「1記事○○○○字以上」論が生まれたのでしょうか?

これは、長文のほうがSEO的に有利(検索順位が上がりやすい)という傾向があるため。コンテンツの良し悪しを決めるのは「量×質」ですから、とにかくたくさん文章を書こうという施策は至ってシンプルです。

実際に数年前までは有効な考え方で、無理してでも長々と書いた記事のほうがGoogleの評価が高くなるケースが多々見られました。

しかしそれはあくまでも数年前までのお話。2019年頃に起きたGoogleアルゴリズムのアップデートによって、現在は長大なだけのコンテンツの評価が著しく落ちています

どうしてこのようなことが起きたのでしょうか? それは「コンテンツの質が低かったから」そして「使いにくかった(読みにくかった)から」です。

例として、チリが知っているSEO担当者に「1サイトのコンテンツをすべて1ページに押し込んで数十万文字の記事を作ろう!」という人がいました。量をとことんまで重視した、極めて偏った施策です。

しかしユーザーからしてみれば、数十万文字のテキストがだらーっと伸びているページなんて、想像するだけでも見にくくて仕方ありませんね。欲しい情報が見つからなくて「ページぐらい分けろよ……」と言いたくなるはずです。

Googleが理想とするコンテンツの量とは?

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前提としてアフィリエイト初心者の方がぜひとも頭の中に入れておきたいのは、「Googleとは巨大なQ&Aのサイトである」ということです。

ユーザーが「これについて知りたい」というキーワード(Question)を送って、Googleが検索結果(Answer)を返す――この流れが非常に重要です。

つまり、検索結果(Answer)にはキーワード(Question)にどれだけ的確に答えられるかが求められるということです。

例えば「イチゴのカロリーはどれぐらい?」という問いに対して必要なのは、「100gで約33.9kcal」というシンプルな回答です。それとせいぜい、「小粒・大粒だとこれぐらい」「1パックだとこれぐらい」などの補足的な情報があれば十分でしょう。カロリーについて何万字もダラダラ講釈を垂れる必要はありません。

またカロリーについて聞かれているのにイチゴの生産地や品種、スイーツのレシピなんていう関係のない説明をしても“ありがた迷惑”です。このような情報は別の記事にまとめて、カロリーの記事にはリンクだけ貼っておくのが適切です。

試しに「イチゴ カロリー」で検索してみてください。1位に表示されているのは、少ない文字数でシンプルな答えを提示してくれているサイトのはずです。

初心者が考えるべき適切な「文字数」のまとめと補足

これからアフィリエイトを始めていくなら、「1記事につき○○○○字以上」という基準は持たないほうが良いでしょう。冗長な文章で内容を薄めてしまう恐れがありますし、余計な情報を肉付けして読みにくくしてしまう恐れもあります。

与えられたキーワード(Question)に対して、必要な情報(Answer)を過不足なく答える――この考えが重要です。そのため記事によって500字で済むこともあれば、5,000字以上になることもあります。

これらを踏まえて以下で補足です。

◆適切なコンテンツを書くためにキーワードへの意識は必須です

そもそもどんな質問(Question)をされているのかを理解していないと、適切な回答(Answer)は出せません。

キーワードと記事の関係は「1記事につき1キーワード」が基本です。

・「PCMAX 料金」
・「PCMAX メッセージ」
・「PCMAX 安全」

など。「この記事はどんなキーワードで書いているのか」ということをしっかり意識して、そこからブレないように執筆しましょう。

【例】
・「PCMAX 料金」なら……
 ├ それぞれの機能の料金はいくら?
 ├ 料金の支払い方法は?
 ├ そもそもどんな料金制度?
 └ 料金を安くする方法は?

など。
(キーワードの扱いについては後ほど別のnoteでも詳しくご説明する予定です)

◆Answerが分からない体験談系の記事は面白さ重視で

ここまでGoogleをQ&Aのサイトと見立ててご解説してきましたが、それだけではどうしても文字数を決められないものもあります。

それは体験談や動画、漫画、小説などの「決まった形のAnswerを提供しないタイプのコンテンツ」です。例えば「出会い系サイト 体験談」なら、人によってさまざまな体験談を書くでしょう。このようなコンテンツはSEOでも分析しにくい部分があります。

チリは出会い系サイト・マッチングアプリを扱う都合上、体験談を書くことが非常に多いです。そのときは単純に「ユーザーが楽しめるように」という基準で執筆しています。文字数を増やそうとして冗長な表現をしたり、関係のないことを書こうとしたりはありません

結局のところ「ユーザーのためにコンテンツを作る」ということが、すべてに通ずる秘訣なのかもしれませんね。

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