アフィリエイト初心者がお金をムダにしないための「情報商材」との付き合い方

チリペッパー小田のnoteでは出会い系サイト・マッチングアプリのアフィリエイトで稼ぐノウハウをご紹介しています。

アフィリエイトというのは誰でも手軽に始められる一方で、実際に稼げるようになるためにはそれなりの知識・経験・時間が必要になることがあります。

そこでなかなか成果が出ない初心者の方が焦って手を出してしまいがちなのが「情報商材」です。中には情報商材を何十冊も買った上にセミナーまで参加しているという方も見受けられます。

しかし何千円～何万円もかけて手に入る情報商材は果たして本当に必要なのでしょうか？

アフィリエイトは「ひよこ食い」の業界だと言われているのを知っていますか？

ひよこ食いとは、業界に入ったばかりの初心者をターゲットに高額の商品を売りさばくことを言います。税理士や美容室、飲食店などの個人事業主が多い業界でたまに使われる言葉です。

・初心者でも開業に成功するためには？
・短期間でできる集客方法をお教えします！
・無料セミナー・コンサルティング開催中！（※）

などの甘言で、業界に入ったばかりの“ひよこ”たちの「成功したい！」という心理につけ込むのです。

※無料セミナー・コンサルティングの後は、だいたい高額商品の販売があります。

「初心者でも成功」「短期間でできる方法」「無料セミナー」――まさにアフィリエイトの情報商材で使われている言葉とまったく同じですね！

“大部分”の情報商材に値段なりの効果はありません

ひよこ食いだろうが何だろうが、買った情報が役に立てばそれで問題ないのですが……。

しかし少なくともアフィリエイトの業界に限って言うなら、残念ながら“大部分”の情報商材において値段相応の成果は期待できないと言って良いでしょう。

アフィリエイトの情報商材が役に立たない理由

・アフィリエイトは実践しなければ成果が出ない

情報商材は読むだけで成功できるような魔法の書物ではありません――きっと誰でも頭では理解できていることなのでしょうが、どうしても「初心者でも」「短期間で」「失敗しない」などの甘言を前にすると縋りたくなってしまうものです。

業界の性質上、アフィリエイトは情報商材に頼りたくなりやすいように思えます。その理由はひとえに成果が出るのが遅いため。

数年前までは「成果が出るまでに早ければ3ヶ月」「遅いと半年」なんて言われていたこともありました。しかし最近はGoogleのアルゴリズムの変化によって新規参入が難しくなっており、ずっと時間がかかるようになってきている印象です。一からホームページを作るなら、“最短”でも1年は見ておいたほうが良いでしょうか。

アフィリエイトで成功するためには、結局のところ「“良質なコンテンツ”の量」が求められます。つまり必要なのはひたすらの執筆作業です。

成果が出ずに今後もどうなるか分からない間、とにかく文章を書き続ける――それに精神が耐えられなくなってしまった方が、本当は存在しないはずの魔法の書物に手を出してしまうというわけですね。

・だいたいの情報は無料で手に入る

情報商材で欲しい情報というのは何でしょうか？　ホームページの作り方？　商材やテーマの選び方？　ユーザーの集め方？　キャッチーな文章の書き方？　これらはすべてGoogleで検索すれば出ます。

情報商材でしか得られない情報というのは本当にごくわずかで、大部分は無料で得られる情報の書き直しです。

・情報が古い可能性

その情報商材の情報は、リアルタイムで更新し続けているものでしょうか？

アフィリエイト手法というのは、ものすごい勢いで変化し続けています。特にSEO（検索エンジン最適化）については、3年前の手法はもう化石レベルだと思ったほうが良いぐらいです。

本当に役立つノウハウが欲しいのなら、本来リアルタイムで情報を収集することが求められます。その情報商材がメルマガ配信などではなく売りっぱなしのものであるなら、情報の新規性という面において慎重に検討したほうが良さそうです。

またこのことから、チリはアフィリエイトの「書籍」を買うこともあまりおすすめしていません。編纂して出版されるまでの期間を考えると遅すぎますし、「遅くても大丈夫な情報」となると見飽きた情報ばかりになってしまうのです。

・ひよこ食い目的の商材は本当に質が酷い……

そもそも問題外のお話ですが、「本当に役立つ情報を提供しよう！」という意志がなく「とにかく初心者からお金を巻き上げよう」というだけの情報商材は本当に酷いものです。

Googleで調べれば出てくる情報ばかりだったり、「毎日更新しよう！」「ユーザーのためになるものを書こう！」など言われないでも分かることが長々と書かれていたり……。

大部分の情報商材は買ってみなければ品質が分からないというのも厄介です。

まとめ：後悔しないアフィリエイト情報商材の買い方とは？

少々極論ではありますが、アフィリエイトの真理というのは次の2点に尽きます。

・成果は出すためには実践が何よりも大切
・ググれば分からないことは何でも載っている

このことを考えると、わざわざお金を払って情報商材を買う必要性はほとんどないと言えるでしょう。

そうは言っても、情報商材のすべてを否定するつもりはありません。

「自分で検索して調べる」という能動的な情報収集方法では、自分が「これについて調べよう」と頭に思い浮かべている事柄しか見付けられません。一方で「情報商材を読む」という受動的な方法では、「その発想はなかった」という自分の頭にはない気付きを得られるというメリットがあります。

また稀にGoogleで検索しても出てこないような興味深いノウハウが書かれていることもありますし、体系的に分かりやすくまとめられているものはそれだけで価値があります。情報商材も要は選び方・使い方次第と言うことです。

しかしやはりアフィリエイトを始めたばかりの“ひよこ”を食い散らかそうとする人々がたくさんいることも事実です。情報商材を買うときは、自分にとって本当に必要なものを選べるだけの判断力が求められるでしょう。

そこで最後に、アフィリエイト初心者が情報商材を買う上での指針をご提案します。

・本当の初心者は総合系の情報を1つ買って良い
スタートからゴールまでの道筋がはっきり見えていると行動しやすいはず。ホームページ作りから成果が安定するまでのノウハウが体系的にまとめられているものなら、1つあっても良いでしょう。ただし必須ではありませんし、2つ目以降はムダです。

・分からないことがあったらGoogleで検索してから
上でもご説明した通り、アフィリエイトのノウハウはググればだいたい載っています。情報商材を買うなら、どれだけググっても見つからなかった情報を補完する目的で買いましょう。Googleから正しい情報を効果的に得る「ググり力」は、アフィリエイターに必須のスキルです。

・「その人」だからこそのノウハウは買う価値があるかも？
ちょっと意外かもしれませんが、アフィリエイトの情報商材として有用性が高いのはどちらかというと主観的な情報です。その理由は、普遍的・客観的な情報というのはググれば大抵載っているから。ただしあくまで主観的な情報ですから、「自分に合っているのか？」というのを十分に検討してから買う必要があります。

・情報の内容がある程度分かるものを
ここまで述べてきたことからも分かりますが、情報商材を選ぶ上で「どんな情報が書かれているか」を知ることは非常に重要です。「初心者でも稼げるノウハウをご紹介します！」のように漠然としたことしか書かれていないものは避けたほうが良いでしょう。目次や本文のサンプルがあるとなお良しです。

なおチリペッパー小田のnoteでは、特に「チリペッパー小田だからこそ」の主観的なノウハウを中心にお届けします。自分で述べているように、万人に通用するものではもちろんありませんが、ここでしか見られないような情報もたくさん掲載していく予定です。