愛犬🐶ちくわ初めての難病

今年の4月、初めて夢だったトイプードルを飼った。

初めて抱っこしたとき、まだ1キロあるかないかの小さな体で、

臆病そうに顔をわたしの腕にうずめてきたのをまだ覚えてる。

「この子は、出っ歯で、でべそなんですよ」とペットショップのスタッフさんから言われてそんな子がいるんだと笑ったのと、わたしは愛しさが増した。

あとで、友達に「もう それ悪口やん！」って突っ込まれたけど（お前のかーちゃん、でーべそー♪みたいに友達は思ったらしい）

購入契約の際に「出っ歯で、でべそはよくあることだし、健康上は問題ありません」とショップスタッフさんからは言われたが

新宿の病院で「でべそが問題になるかは、成長過程によりますね」と獣医師に言われた。（臍ヘルニアというらしい、保険対象外・・）

「ちゃんと食べて、運動していればまずは大丈夫！」と３ヶ月時点で言われたので

食事も運動も、ごはんは高級なロイヤルカナン（まぁ上はあるだろうけどw）運動も朝夕それぞれ毎日１時間、体調見つつ、行ってきた。

この子の名前は「ちくわ」。

ゆるキャンっていう大好きなドラマに出てくるチワワに影響されてつけた名前。

家族はじめ、周りから大反対され、折衷案？で憧れのココ・シャネル的な

「ココ・ちくわ」と名付けて、３〜４ヶ月はココと呼んでも、ちくわでも振り返ってたけど、もうちくわが私の中で定着してしまい、今はココは跡形すらない笑

トイプードルは、小さな体で人間でいう5歳くらいの知能を持つらしい。

最初のしつけでお世話になったドックトレーナーさんからは

「犬は人間の心臓音も聞こえるんです。だから、飼い主が泣いてる時とかそばにきたりするんですよ」

と言われて、驚きながらも、ものすごく納得だった。

生まれてまだ４〜５ヶ月でも、当時付き合ってた彼氏からめんどくさいLINEが来たとき、わたしが

「ああー( ´Д`)」

とベッドに顔を伏せて悩もうとしたら、寝ていたちくわはパッと起きて

携帯を持つ手にぺったりくっついて離れなかったり

たとえ何も言わず「もう別れよう」って元彼にLINEするときも、飛んできた。

そして、送信ボタンを押した、わたしの親指あたりを前足でちょいちょいと触った。

その頃のちくわが、わたしの体を前足でちょいちょいするのは、初めてだったと思う。

元彼と別れることは、今でもお互いのために正しい決断だったと思う（不倫とかではないけどね）

そのときも、理性が勝ってて、涙が出なかった。

でも、ちくわが来て、ダムが決壊するように涙がわっと出て、その涙をなめてくれた。小さい体で一生懸命、わたしを慰めてくれてるようで。

犬好きの友達が、犬専用の高級焼肉屋に連れてったり、犬専門温泉、犬用針治療にせっせと連れてく気持ちが、わたしは初めてわかった笑

まるでホンモノの家族以上の扱いを犬にすることに、わたしも犬好きだけど、前は違和感を感じていた。あと、今後もペットビジネスは弱らなそうだから、何か副業にできないかなとか思っていたくらいで。

そして長くなりましたが、８ヶ月を迎えたちくわ。

去勢手術の健康診断は問題なかったけど、保険加入のために全身くまなくレントゲンを撮ってもらったとき

「右後ろ足に先天性の骨疾患があります」と

獣医さんに言われた。

「これから成長過程で、問題なくなるかもしれないから様子見をしましょう」

それから、２ヶ月経たないうちに、ちくわは右足を使わなくなって

大好きなジャンプも全くしなくなった。

病院に連れて行くと

「様子見ながら、痛そうだったら頓服として飲ませてください」

と、痛み止めをもらった。

痛み止めを飲んでも、痛みは日に日に増していくようで、

特に夜、寝ているとほそーい小さな声でキュンキュン鳴く。

「どうしたの」

と、ちくわのベッドに行くと、渋い顔でこっちをじっと見て鳴き続ける。

抱っこして「大丈夫だよ」と声をかけながら、わたしのベッドに入ると

しばらくして、荒めの寝息をたてながら寝る。

それから一緒に寝るようになった。深夜2時、朝5時、時間関係なくちくわは

痛くて目が覚めるのか、キュンキュン鳴く。わたしは同じことしかできなかった。

3度目の受診で

「痛みがひどいようなので、至急手術をしましょう」

と獣医さんから言われた。

説明されたことは録音もしてるけど、「先天的に、骨に栄養がいっておらず、かなり痛みが発生している状態」だと聞いていた。

そして、わたしが不安になりすぎないように配慮したのか、

獣医さんは病名を教えてくれなかった。

私が電話で聞いたとき、初めて「レッグ・ペルテス」と病名を教えてもらった。

レッグ・ペルテスとは、若齢期の小型犬の大腿骨（太ももの骨）の骨頭が壊死（死んでしまう）してしまう疾患です。※Wikiぽいものより参照

それを聞いたとき、わたしは取引先の玄関口にいたんだけど

電話切って調べた瞬間、涙が止まらなかった。

「普段、全然吠えないちくわが、あんなに鳴くのは

ああ、だからあんなに鳴いてたんだ。わたしは何もわかってあげられずに

眠くてイライラしたこともあったな」って思って

滝のように泣いた。わたしは、虫歯くらいしか大きな病気はしたことがない。

でも、骨が壊死する。それは痛いだろうし、

Yahoo!知恵袋に「動物は死を怖がらないが、痛みをもっとも恐れる」と書いてあったのも拍車をかけて

近くのトイレをお借りして、めちゃくちゃ泣いた。

「手術日が決まったら電話する」と動物病院から言われていたけど

2日かかってきていなかったので、セカンドオピニオンや一刻も早く治療を受けることができないか調べたりした。

でも、わたしの今の住まいは茨城なんだが、足が痛いのに東京の獣医に再度診てもらうにも・・・・・

今のちくわは、右後ろ足のレントゲンを撮る際、足を伸ばすのが痛すぎて鎮痛剤を打たないといけないくらいで、待合室にも聞こえてきた、ちくわの泣き叫ぶ声が、かわいそうで。

あんな思いを、もう一度、また別の場所に移動するのも、苦痛かもしれないのに連れて行くのかと思うと、できない気がした。今も迷ってる。

そして、涙が止まらなくなってしまう。

最初のドックトレーナーさんに言われたことを思い出す。

「もし手術とかになっても、気持ちで負けちゃダメ。犬に伝わっちゃうから、飼い主は、どーんと構えててください」と。

わたしはつい、泣いてしまうので、こういうところで吐き出して

ちくわが鳴くとき「大丈夫だよ。１ヶ月はかかるけど、絶対治るからね」と声をかけてる。強くなろう。この子のために。

メンタル面も守れるように。

あとは痛いのなら、せめて美味しいおやつを色々食べたら気が紛れるかなと量はあげられないけど、いろんな種類を少しずつ買っては、さっきもちくわだけ「夜食盛り合わせ特製プレート（ちゅーるスティック半分、焼き芋ひとかけら、キューブチーズと鹿ジャーキーを３センチくらい）をあげたら喜んでた。

「もっと出せ」と甘えてくるw

そして、手術日は、12月1日になりそう。

リハビリも、入院も、ちくわもわたしもはじめてのことばかり。

気持ちだけは絶対負けないように、気を引き締め心の整理のために書いたnoteでした。今までのわたしなら、「大変そうだけど、おおげさかもー」とか思ったかも。

やはり、何事も当事者になってみないとわからないものですね。

そして、当事者になったとしても、感じるものはそれぞれ違っていて

見える景色も異なるはず。

締めに、いつもすごい寝相のちーちゃんを。

絶対元気になろうね。いつも一緒にいてくれる大事な家族だから。