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【第1話】スタジオの施工当日に工務店に逃げられた話。

どうも田原です。
昨日の投稿でお伝えさせて頂きました。
スタジオ1周年記念暴露
『初めてのスタジオ経営1年目の真実』やっていきたいと思います。

第1話目の今回は『スタジオの施工当日に工務店に逃げられた話』
です。

そうです。一歩目からつまづいているのがタイトルから伝わって来ますよね。
こんな話が今日から毎日続きます。

目次
1.プロフィール
2.きっと大工は来ない。
3.酔っ払いの本気
4.捨てる神あれば拾う神あり

1.プロフィール
本題に入る前に、今回の記事から初めて読んでくださる方もいらっしゃると思うので、簡単に自己紹介をしておきます。
去年の2月から神戸の六甲で写真館の運営を始めました、身長189cmの男です。

そんな田原がフォトグラファーになったのは5年前の2015年春。
それまでは児童養護施設という虐待を受けた子どもや、経済的に育児が難しい家庭の子どもを預かる施設で6年間、職員をしていました。
施設に就職するまでカメラには全然興味が無かったし、アートにも全く関心がありませんでした。
しかしながら、施設の写真係になって、子どものイベントの記録を担当したことをきっかけに、カメラにハマり、
その2年後、「やりたいことが出来たのでやめます!」
と、ノリと勢いでフォトグラファーとして起業しました。
もちろん誰かに師仕することもなくです。

要するに頭が悪いんですよね、そもそもが。
起業した時の貯金は80万円溜まってるはずが15万円しか無くていきなりツんでましたし。
思い出すと自分が恐ろしい。

2.きっと業者は来ない。

さて、そんな田原がまた思いつきました。

「スタジオが欲しい」と。

それが、2018年の9月。
持ち前の明るさを武器に、ポンと300万円を借金して、店舗探しを始めました。

慣れないながらも、良さそうな店舗を見つけ、信頼できるだろう銀行から工務店を紹介してもらい、内装のこだわりを伝えて、必要なものは全て調いました。

12月23日の施工開始から1週間後、年内に仕上がる予定で、クリスマスイブイブに田原はウキウキです。
しかし、施工日当日。

工務店も大工も誰も来ない

ええ、なんなら3日前くらいからメールを送っても返って来ないんですよね。
嫌になっちゃいますよね。
結局、現れず、連絡もつかず1日が終わりました。

なぜ?

値切り過ぎたのかな?
事実は闇の中です。

しかし、既に店舗を借りてしまっている田原からしたらすでに月2桁万円の家賃が発生し始めているので、
考えている時間はない。
でも、見つからないんですよね。
なぜなら2018年は台風やら地震やらで関西は大ダメージを受けたことで、修復が必要な家が多く、圧倒的な人手不足の年。
うちの実家の屋根の修理も半年待ちでした。
マズいですよね。

3.酔っ払いの本気

そんな困った状態で数日後のカメラマン忘年会に行ったのですが、
先輩のカメラマンに相談すると、同席していたフォトグラファーが言いました。

「おい、しん。俺は元々大工や。こいつは電気屋。こいつは工務店。俺らでやったる!」

なんと、忘年会にスタジオを作るための技術者が揃っていたんですよね。
最初は酔ってるのかなと思ったけど、どうやら本気でやってくれるとのこと。
めちゃめちゃ良い人ですよね。

ゾノのアニキ
@zono_nikon

マサさん
@komamasa

コーチのアニキ
@Maxoden909coach

ゆたか氏
@xyukunx

この人たちはstudio chikutakuの英雄で、マジで感謝してます。

そして年明けすぐに工事を始め、予定より少し遅れる程度で無事完成。
スタジオをオープンすることが出来ましたとさ。

4.捨てる神あれば、拾う神あり

ほんとその言葉の通りだと実感するエピソードでした。
スタジオの運営で苦労するのは覚悟してたけど、まさか工務店が『来ない』ことで苦労するとは知りませんでした。
ただ、私はとことん周りの人達に恵まれてるんですよね。

本気で何かに打ち込んでいると、世の中が自分に合わせにくる。

不思議なことにそういうもんだと思うから、
迷いがあって一歩踏み出せない人は、思い切ってやっちゃいましょう。
きっとうまくいく。

明日からのエピソードでもそんなことが、多々出てきます。

明日の第2話は 『オープンから3ヶ月間スタジオ撮影の依頼が3件しかなくて、6月の家賃が払えなくなって閉店を余儀なくされた話』 です。

次回、スタジオ潰れます笑

お楽しみに!!

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