【彼になった彼女】24話 覚悟

彼がいなくなって放心状態になった俺は一人、ベンチに座る

主「・・・・・・」
心臓が通常の音を奏でる
少しずつ周りの音が自分の耳に届いてくる
彼女と思い出のこの場所を見渡す

思い出す
彼女と幸せだった時間、あの穏やかな空間
それには目を向けず、かき消すように今苦しいと嘆き悲しむ
苦しみばかり、自分ばかりがなぜ、そうやって自分を哀れんで
自分に酔っていた
周りに同情を求めた
そんなの彼女に失礼すぎる

彼女の死と向き合う覚悟を・・・

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