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愛すべきおバカ曲

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世の中には、人の心を虜にする「愛すべきおバカな曲」というものがある。 ひとたびそんな曲に出会うと、我々はその曲について考えることを止められなくなってしまう。きっと、そんな人間らし…
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#アート・ブレイキー

Free For All / Art Blakey & the Jazz Messengers

お気づきの方もいるかもしれないが、時折、「曲名/アーティスト名」のタイトルで記事を書いている。この記事がまさにそうだ。しかしこのタイトルには理由がある。我々は、「愛すべきおバカ曲」というテーマの下にこの記事を書いている。そこには、愛情とおバカさの両方が等しく揃っていなければならない。どちらに肩入れすることもできない。だから、客観的なタイトルを付けざるを得ない。ということにしておこう。 1964年は、音楽における大英帝国の復権と言える年だった。UKチャートを制覇したThe B